社員の挑戦を応援する環境の中、システム開発とエンターテインメント事業を展開
<カイシャの特徴>
●事業内容:IT事業とエンターテインメント事業の2軸で相乗効果を生む
●育成制度:OJTと外部研修で着実に成長。資格取得報奨金や書籍購入補助も
●働く環境:休みやすい環境で、趣味の時間との両立も可能
音楽好き社員が集まるIT企業。自由な発想で事業を拡大
IT×エンターテインメントという異業種の掛け合わせで事業を展開しているラスファクトリー。
メインの事業はウェブサイトの制作やシステム開発だが、志賀代表をはじめ、バンドマンや現役アイドルなど音楽好きの社員が多く集まったことから、エンターテインメント事業も手掛けるようになったという。
IT事業に関しては顧客ウェブサイトの受託制作から始まり、現在では営業支援ツールなど業務システムの開発等も請け負っている。一方で、エンターテインメント事業は音楽スタジオの運営やドラム等の楽器販売、さらに音楽情報サイトの運営や自社アーティストのマネジメントなど、社員が挑戦したいことをビジネスとして展開している。
「ウェブサイト制作に関する新しい技術や見せ方があれば、自社の音楽情報サイトでトライアルして、受託制作に生かしています。また、自社アーティストのライブに来てくれた方とつながり、新たな取引に発展するケースもあります。社員の自由な発想に耳を傾け、2つの事業の相乗効果をより高めていきます」(志賀代表)
現在同社は、最先端の管理システム「ヘッドレスCMS」を扱える開発会社として、新たな市場を開拓している。CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とはウェブサイトを作る際に、画像やテキスト、サイトの構造などのデータを一元管理し編集をしやすくするシステムのこと。
「従来のCMSとは異なり、ウェブサイト(フロントエンド)とそれを司る管理画面(バックエンド)が完全に切り離されていることで、セキュリティーを強化することができます。また、サイト自体も高速表示ができる等のメリットがあります」(志賀代表)
情報通信業界の大手企業からも、最新のシステムを使いこなすことができる高い技術力が評価されるなど、引き合いが増えているという。

気軽に質問できる環境。業務知識の共有など勉強会も盛ん
同社は未経験や経験の浅いエンジニアの入社も多いため、まずは2カ月の外部研修に参加し、ITに関する基礎知識を身に付けることから始める。その後現場でOJTを行い、業務に実際に携わりながら着実な成長を目指していく。
「外部研修を受けてから現場で働いたことで、学んだ内容の理解が進みました。客先で開発をする際に分からなかったことも、社内に持ち帰って質問すれば誰でも教えてくれます。困ったことがあれば一緒に考えようという雰囲気が好きです」(入社4年目、 Webソリューション部の石坂さん)
また、資格取得支援制度では合格者に資格のランクに応じた報奨金を支給。その他、会社の費用負担で書籍購入ができるなどスキルアップも推奨している。さらに、週1回テーマを決めて任意参加の勉強会を行っており、エンジニア同士で知見を共有している。

社員の働きやすさと挑戦を後押し。休暇も取得しやすい
同社では社員の働きやすさを重視しており、上司に相談の上、出勤時間を調整することもできる。
「私は、当社を広報する一環でアイドル活動を行っています。ライブは夕方から始まることが多いので、帰りが遅くなる場合は翌日の出勤時間を調整してもらいます。学生の時にイメージしていた社会人像よりも堅苦しくなく、笑い声が絶えない会社なので働いていて楽しいです」(入社1年目、業務管理部で広報担当の八木さん)
また、育児休業や特別有給休暇のアニバーサリー休暇の取得実績もあり、社員のライフ・ワーク・バランスの実現に取り組んでいる。
「妻の出産後に1カ月間の育児休業を取りました。年に1回取得できるアニバーサリー休暇も家族の誕生日などで、毎年活用しています。自分のライブがある平日に有給休暇を使うこともあり、趣味と両立ができます」(石坂さん)
さらに、社員がやりたいことの挑戦を後押しするのも特徴。例えば同社の執務室内に置いてあるドラムセットは、石坂さんの提案によるものだという。
「音楽機材ECサイトで取引をしていたメーカーに対して、当社にショールームとして楽器を置く提案をし、実現しました。社員もリフレッシュのため自由に演奏できます」(石坂さん)


代表からのメッセージ
「会社の雰囲気が良いな」という気持ちで会社選びをするのも良いと思います。楽しく働けそうな会社がおすすめです。

読者からひとこと
ITと職場にエンターテインメントを
一見するとほとんど関係のないような二つの業種を一つにまとめ、新たな価値を創造している企業だと思いました。社員の興味があることを尊重・後押しし、エンターテインメント性を忘れずに仕事を創出する枠組みはとても興味深いです。

●第31号 (2022年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。