特許工法を駆使した下水道工事で社会に貢献。人々のためにライフラインを守る
<カイシャの特徴>
●事業内容:東京23区内の 下水道工事で実績
●働く環境:人々の快適な暮らしを 守る使命感
●育成制度:職場近くの 社員寮に格安で入居可
●仕事のやりがい:新卒社員をじっくりと 育成する
東京23区内の老朽化した下水道管の修繕や入替え工事を担う
1958年に設立した松戸建設は、地方自治体からの委託で、東京23区内の下水道工事を行っている。
1950年代以降に下水道の普及が進んだ東京都内では、標準耐用年数の50年を超えた下水道管が多く、快適なインフラ維持のためにその再構築工事が必須となっているという。同社は地中の古くなった下水道管の修繕や入替え工事を中心に手掛けている。
同社の強みは、特許工法*を駆使した高い技術力にあるという。
「古い下水道管の内側に新しい管を巻き付ける工法や、液状化現象からマンホールの浮上を防止する技術など、六つの特許を取得しています。こうした技術力の高さが評価され、自治体からの安定した受注に結び付いています」(松戸代表)
令和6年能登半島地震では、被災地における下水道の復旧工事にも従事するなど、同社の技術力が社会貢献につながっている。
*特許工法:工法を開発した者が独占的に利用・使用できる権利

下水道工事を通じて、人々の快適な生活を支えていく喜び
快適で安全な暮らしを送る上で、下水道の果たす役割は大きい。老朽化した下水道の整備は、社会全体にとっての大きな課題といえる。
「創業者は当時から、将来は老朽化が進む下水道の維持管理が必要になると考えていました。その見立て通り、当社の事業は順調に発展してきました」(松戸代表)
入社11年目、工事部で施工管理を担当する三浦さんは、仕事のやりがいについて次のように語る。
「私は修繕を中心に、比較的小規模な工事を年間数100件担当しています。東京都民の快適な生活に不可欠なインフラを支えているという自負があります」
また、入社14年目、同じく工事部施工管理担当の白鳥係長は、「現場責任者として、決められた工期の中で工事を無事に終えられるよう準備を整え、段取りを考えます。工事が終わって近隣の方から『大変でしたね、ありがとう』という声をいただくと、役に立てたと実感でき嬉しいです」と話す。

月2万円+光熱費の社員寮など充実の住環境で安心して仕事に打ち込める
経営理念の中に「風通しの良い社風」を掲げる同社の特徴は、施工管理の仕事に就く社員だけでなく、職人も直接雇用していること。ワンストップで工事を行い、同じチームことも風通しの良い社風を形作る一つの要素という。
また、給与明細は、あえて松戸代表からの手渡しとしている。
「その際に社員と1対1の対話を行い、自由な意見を聞くことで、何でも言い合える環境づくりを進めています」(松戸代表)
社内行事も多く、任意参加の社員旅行は2年に1回行われている。普段一緒に仕事をする機会の少ない社員とも、大いに盛り上がることができると、楽しみにしている若手社員も多い。
また、社員の住環境の充実にも力を入れている。例えば、独身者向けの社員寮は月2万円の自己負担金と光熱費だけで職場近くに住むことができ、寮を出た後も月額4万円の住宅手当が支給される。
「私は地方から出てきたので、個室の社員寮があることも入社の決め手となりました。現在は寮を出ましたが、住宅手当の支給もあり助かっています」(三浦さん)

先輩の補助からスタート。現場で施工技術を一つひとつ身に付けていく
採用は新卒が中心という同社では、入社後は建設や下水道メンテナンスに関する協会や組合などが主催する研修に参加したり、OJTとして現場で先輩社員の補助をしながら仕事を学んでいく。
「専門用語の多い仕事なので、新人でも理解できるよう、丁寧に指導することを心掛けています。外国人の技能実習生も受け入れているため、一緒の現場では、簡単な日本語を使って教えています」(三浦さん)
技術力向上のための資格取得も積極的に応援しており、土木施工管理技士などの資格を取得すると受験費用は会社が負担するほか、毎月の資格手当も支給される。
「1級土木施工管理技士や、小型移動式クレーンの運転、玉掛け作業の資格も会社の費用で取得しました。会社からの後押しが嬉しいです」と白鳥係長は語る。

代表からのメッセージ
創業以来、一つの家族のような温かさ大切にしてきました。顔も名前も性格も分かり合える、ちょうど良い規模の会社でありたいと考えています。

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●第38号 (2024年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。