化学品・電子材料・太陽光発電の3事業を主軸に展開。若手がグローバルにも挑戦できる専門商社
<カイシャの特徴>
●事業内容:化学品×電子×太陽光の専門商社
●仕事のやりがい:若手にも大きな裁量権がある仕事
●働く環境:プライベートと仕事を両立できる
●育成制度:手厚い制度で社員の成長を後押し
原材料から部品類まで幅広い商材を提案。海外にも展開する専門商社
明成商会は、化学品の原材料、電子材料、太陽光発電システム等を扱う3事業を主軸に、海外でもビジネスを展開する専門商社。様々な製品の原材料となる化学品から、最終製品に使われる部品類まで幅広い商材を扱い、2011年の東日本大震災以降は、環境保全に寄与するため再生可能エネルギーを利用した事業にも進出した。主力商品となる太陽光発電システムは、設計、販売から設置、アフターメンテナンスまでを担っている。
「環境関連事業では、工場の屋根などに太陽光パネルを設置し、発電した電気をその工場内で消費する提案などを行い、温室効果ガス削減にも貢献しています」(鶴松部長)
同社は、中国、タイ、マレーシア、インド、ベトナムに8つの拠点を持ち、近年さらに海外事業に注力している。生活家電に使う部材を海外から仕入れ、日本の電機メーカーに販売するとともに、現地企業との取引も拡大。例えば、ベトナムでは工場や施設に空調機器の自動制御を行うコントローラーを提供するなど、それぞれの国のニーズに合わせた事業を展開中だという。
「アジアの国々では電気代の高騰に伴って、省エネ意識が高まっています。同時に世界的な課題である脱炭素、脱フッ素に対しても対応できるよう、環境事業で培ってきたノウハウを海外でもさらに展開していきます」(鶴松部長)
若手社員にも大きな裁量権あり。積極的な提案や挑戦を奨励する社風
海外との取引や、海外関連事業に注力している同社では、グローバルに活躍できる環境がある。
入社4年目、化学品営業部の畑主任 は「大学で英語と中国語を学んでいました。海外のメーカーとのやり取りも多く、日々やりがいを感じています」と語る。国内取引先と、海外メーカーの間に立ち、品質保証条件や商慣行などについて調整を行い、双方の意見の相違をまとめた経験も忘れられないという。
入社1年目、経営管理部の佐藤さんは「情報システム担当として、自社のDX推進に関わっています。会社全体が良い方向に変わっていくプロセスに関われることにやりがいを感じています。各部署の仕事を知り、提案につなげていきたいです」と語る。
どの部署でも若手が様々なことにチャレンジできる社風があり、積極的な提案や挑戦をサポートしてくれる環境が整っている。その提案に耳を傾ける上司や先輩も多く、こうした風土が社員のやりがいにつながっているという。
仕事とプライベートを両立でき、社員の声が届きやすい職場環境が整う
同社は、平均残業時間が月5時間程度で、時差出勤制度や年間5日分まで時間単位で取得できる有給休暇制度なども導入されており、プライベートと仕事の両立がしやすい。
「旅行が好きなので、ゴールデンウィークと有給休暇をつなげて海外旅行に行きました。気兼ねなく休暇を取れてリフレッシュすることができる職場です」(畑主任)
社長を含め全社員がワンフロアで業務を行い、社内はコミュニケーションが取りやすい雰囲気。提案や意見を発信しやすく、女性社員による意見交換会も開催されている。意見交換会では、社内環境や制度に関する意見が活発に交わされ、現在、1時間単位で利用できる時差出勤を30分刻みで利用できないかという意見に対して、経営陣が導入を本格検討しているなど、ボトムアップで意見が届きやすい風土がある。
充実のメンター制度。入社1年目から利用できる語学研修は全額会社負担
同社に新卒で入社すると、座学研修の後、仕入先メーカーの工場や協力会社の倉庫、輸出入の現場である港などを見学し、事業の流れを把握する。
新入社員を支えるメンター制度では、先輩社員が仕事だけでなくキャリアや日常面でも継続的にサポートしてくれる。入社後しばらくは同じ先輩が伴走し、安心して成長できる環境が整っている。また、語学研修制度は全額会社負担で入社1年目から利用できる。さらに、若手社員が3カ月間海外拠点に渡り、現地のビジネスを学ぶ海外派遣研修制度も実施している。本人の希望、および上司の推薦で選抜され、今までに3人が現地へ赴いている。この制度は社員の事業への理解を深めると同時に、将来の海外拠点のリーダー育成も見込んでいるという。
部長からのメッセージ
任される仕事の幅が広く、自分の可能性を試し、多様な経験を積むことができるのが当社の良さです。視野を広く持つことができます。
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●第43号 (2025年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


