モバイルショップから地域住民の生活を支える。「ありがとう」の言葉を励みに社員が長く活躍中
<カイシャの特徴>
●事業内容:地域のモバイル生活環境を支える
●仕事のやりがい:対面接客で直接感謝をもらえる
●働く環境:育児と両立。安心して長く働く
●育成制度:認定資格取得支援や研修が充実
多摩エリア地域密着で通信機器を提供。法人や若年層にもシェアを拡大
多摩エリアで、携帯電話・スマートフォンおよびその周辺機器の販売を主要事業として展開するオヤマダ。本社のある府中市、多摩市などを中心にモバイルショップを運営しており、地域に密着しながら人々の生活基盤を支えている。元々は自動車電話の電装関連業務からスタートした同社は、自動車電話の取扱いをきっかけに移動通信システムの進化とともに約50年にわたり事業を成長させてきた。
「近年、モバイルショップに来店されるお客様は高齢の方が増えています。高齢者向けのスマホ教室などを開きつつ、若い方にも来店いただけるような取組の一つとしてプログラミング教室を一部店舗で開催しています。日々の生活で欠かせない通信に携わる企業として、地域住民の皆さんに今後も身近に感じていただきたいです」(小山田取締役)
最近では近隣企業のニーズに応えたいという社員の意見を吸い上げ、法人に対して通信ソリューションを提案する新事業も立ち上げた。個人、法人問わず多摩エリアで今後もシェアを拡大していきたいという。
顧客の要望に応え、「ありがとう」と言ってもらえることがやりがいに
携帯販売は対面での接客業務のため、直接感謝の言葉を掛けてもらえたり、スタッフを指名して来店する顧客も少なくない。
「携帯電話の操作や料金など、何かに困って来店される方が多いのですが、それを自分の案内で解決して感謝されたときにやりがいを感じます。新人時代に先輩の力も借りながら一生懸命案内をしたお客様から、それ以降毎回指名してもらえるようになったのは嬉しかったです」(入社3年目、販売2課の高木さん)
「スマートフォン等のデジタル端末が大好きなので、最新製品にいち早く触れられるのはすごく楽しいです。接客に関しては、デジタル機器に詳しくないお客様にも分かりやすいように、なるべく専門用語を使わないなど、工夫をすることでお客様の要望に応えることができるようになりました」(入社4年目、販売1課の永井さん)
育児と仕事の両立も可能な環境。自分に合ったキャリアを築ける
同社は女性社員の割合が4割以上で、育児との両立をしやすい環境が整っている。産前産後休業、育児休業からの復職率も高く、本人の状況によって復職後の働き方を考慮し、短時間勤務制度は子どもが小学校3年生まで利用することが可能。男性社員の育児休業取得実績もある。
「周りの女性社員を見ていても結婚・出産を経て長く働いている先輩が多いので、私も安心して働けています。年に1回のパーティーでは勤続年数5年ごとに表彰をされるなど、社員を大切にしている社風だと感じます」(高木さん)
同社のキャリアプランは、チーフ、副店長、店長、マネージャーと役職をステップアップしていくケースと、現場での接客のスペシャリストとして長年にわたり活躍するケースの両方があるという。どちらも本人の希望や適性、ライフステージに合わせて長く活躍できるキャリアを築くことが可能という。
充実のフォロー体制で無理なく接客に慣れる。スキルアップの機会も豊富
同社の新入社員研修は2〜3週間の座学を経て、店舗にてOJT形式で行われる。先輩の接客を見学する期間、先輩のフォローのもと自分で接客をする期間を3カ月ほど経験し、独り立ちを目指す。取り扱うメーカーや機器の種類が非常に多く、携帯電話だけでなく、電気やガス等と組み合わせた料金プランの提案などもあるため、独り立ち後も最新の情報を学ぶ姿勢が重要だという。
また、通信事業者が独自に設ける認定資格を取得することで、資格手当が支給され、評価の対象にもなる。
「4段階ある資格のうち上から2番目まで取得できたので、最上位の合格が次の目標です。試験前は先輩や上司がロールプレイングの相手をしてくれたり、勉強会をしてくれたりとサポートしてもらえます」(永井さん)
スキルアップの機会としては、社内で開催する勉強会や外部研修を活用して接客研修を行っている。また、利用者から受け取った意見については勉強会で様々な事例を持ち寄り、対応方法を検討するなど、全体の対応力を高める仕組みも整えている。
取締役からのメッセージ
社会の発展には安定した通信環境が不可欠です。当社はこれからも、地域に密着し皆様の役に立つサービスを提供していきます。
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●第42号 (2025年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


