東京カイシャハッケン伝!

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三英電設株式会社

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充実の研修、資格取得支援で着実に成長。通信と電気のインフラを担い社会を支える

充実の研修、資格取得支援で着実に成長。通信と電気のインフラを担い社会を支える

<カイシャの特徴>
●事業内容:多摩エリアで約50年。通信・電気工事をワンストップで展開
●育成制度:平均3つの資格を取得。実務と研修の両輪で3年程度で一人前に
●働く環境:最新設備の導入で働く環境を改善し業務効率化に挑戦

社会インフラを支える技術力と安全対策で顧客から高い評価

 多摩エリアを中心に通信設備や電気設備の設計・施工管理・保守業務を展開している三英電設。インターネットや電話がつながり、電気がつき、テレビが映るといった、私たちの暮らしを便利にするインフラを、同社は通信・電気工事を通じて日夜構築している。
 同社の売上げの8割を占める通信インフラ事業では、近年のコロナ禍によるリモートワークの増加で、ネットワーク増強や住居への通信設備設置の引き合いが増加したという。このような突然の環境変化にも、迅速に対応可能な応用力や技術力を習得できるよう、同社では資格取得や外部研修受講などの支援に力を入れてきた。
 加えて、約50年にわたり蓄積してきた実績や協力会社との関係性を生かし、設計から施工管理、保守まで工事に関わる全てをワンストップで担えることも同社の強み。2009年には、道路上の工事に欠かせない警備を自社で賄える警備事業部も立ち上げた。
 また、同社は高所や地下で工事を行うため、徹底した安全対策を講じている。全社員に向けた定期的な安全教育を行い、現場経験豊富な社員の現場パトロールが高く評価され、発注者である大手通信工事会社から毎年のように表彰実績がある。
 「エンドユーザーに安心していただける安全性と、工期を厳守する技術力は当社の生命線です。今後も高品質のサービスを提供するために、社員教育に力を入れていきます」(上條代表)
 さらに、同社の事業は世の中の動きに密接に関わっているという。コロナ禍におけるネットワーク増強以外にも、電気設備工事領域では、変電所などで遠隔から現場の様子を確認することができる監視カメラの設置や設備保守などの案件が増加している。エンドユーザーである企業が業務の効率化を進めたことが背景にある。
 「加えて、現在SDGsの重要項目であるカーボンニュートラル(脱炭素化)に対応するために電気自動車の需要が増しています。当社では今後高まるであろう住宅での電気自動車の充電ニーズに応えるべく、充電スタンドの設置に向けた工事体制の構築を積極的に行っています」(上條代表)
 今後は、通信分野の来たる6G基地局設備工事に向けた新技術の習得や、行政の入札工事の受注拡大も目指しているという。

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高所作業車で現場に向かう暁主任。現在は、現場代理人として案件を取り仕切る立場

会社支援のもと積極的な資格取得・研修受講でスキルアップを目指す

 同社に入社後は、ビジネスマナー研修を経て現場で働きながらOJTで仕事を覚えていく。3年程度かけて独り立ちを目指し、班長、主任へとステップアップするケースが多いという。
 「班長の下について仕事を覚えながら、現場によっては自分で図面を見て作業をすることもあります。今後は、自分一人で現場を回せるような技術力とコミュニケーション力を身に付けたいです」(入社1年目、情報通信部の清水さん)
 また、多種多様な工事・保守案件を受注している同社の社員には、幅広い専門知識や技能が求められる。
 会社の費用負担で、資格取得への挑戦やメーカー・元請等が主催する外部研修に積極的に参加。社員によって個人差はあるが、若手のうちに高所作業車運転者など3つ程度の資格を取得し、年間3種類程度の外部研修を受講するのが一般的だという。
 「第一種電気工事士など、これまで約10個の資格を取得してきました。今年度は既に5種類の外部研修に参加しています。最近意識しているのはこれまで受注したことがないような仕事に関わる資格を取得すること。会社の事業拡大に貢献したいです」(入社8年目、情報通信部の暁(あかつき)主任)

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「電話やメールでお客様対応する上で、入社時のビジネスマナー研修が役に立っています」(清水さん)
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高所作業車の研修。技術の習得に加え、年2回の安全大会で安全意識を高めている

労働環境と工事品質の向上を実現。業務効率化にも挑戦中

 同社では、社員が現場で働きやすくなるような設備等の導入にも力を入れている。例えば高機能な最新工具の導入や温度調節が容易な空調服の支給などにより、工事の品質向上と快適さを両立させているという。
 さらに、業務の効率化も推進。特に通信インフラ事業では最新のソリューションに触れる機会も多いため、担当者主導で業務を改善することもある。
 「自分が現場代理人を務めている案件ではクラウドサーバを使い、データのやり取りを作業現場からできるようにするなど業務効率化を試みています」(暁主任)

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チューター制度が導入され、先輩たちが丁寧に指導してくれる環境が整う

代表からのメッセージ

 自分に合うフィールドをしっかり探し、そこで成長して技術を身に付けましょう。周囲から信頼される人間を目指してください。

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上條代表

読者からひとこと

専門知識が身に付き皆のためになる仕事!
 人に役立つとてもやりがいある仕事と感じました。充実した研修や先輩の的確な指導によって3年で独り立ちでき、安心して働けそうです。また、先輩方も積極的に資格を取る環境で後輩のやる気も上がるのではないかと思いました。

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大学2年生 Kさん

●第32号 (2023年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
三英電設株式会社
設立・創業年
設立年 1971年7月
資本金
3,000万円
代表者名
代表取締役 上條 昇一
従業員数
59名(内、女性従業員数10名)
所在地
193-0835 東京都八王子市千人町3-2-17
TEL
042-661-5997
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