社会に欠かせない「水」のプロフェッショナルへ。 顧客のニーズをくみ取り提案できる人材を育む
<カイシャの特徴>
●事業内容:各種水処理装置、薬品の 製造・販売
●育成制度:先輩のもとで2~3年 かけて成長
●働く環境: 業務効率化で残業は月平均 4時間
●仕事のやりがい:顧客の 水に関する課題を解決
水処理装置や薬品の製造・販売など、水を通じて社会を支える
私たちの生活に欠かすことのできない水には、様々な成分が含まれており、水それぞれの味がある。しかし、工業用水として使用する場合には、用途に応じて各種成分を厳密に取り除く必要がある。三葉化工は、これらものづくりに必要な水をつくる装置をはじめ、廃水処理用の装置や、ボイラ水処理、冷却水処理用の薬品を製造・販売。さらに、装置のメンテナンスや水質の分析までを一括して担っている。 大手のプラント(工場設備)メーカーなどを顧客に、水のプロフェッショナルとして水処理業界で独自の地位を確立してきた 。
現在、販売に力を注いでいるのは、バイオマス発電のプラント等で活用される装置類および薬品だと多田取締役は話す。
「当社には、設計を担当するエンジニアリンググループ、薬剤の研究開発を担うケミカルグループがありますが、営業が担当する仕事の範囲が広い点が特徴です。営業を中心にワンストップでお客様の要望に応えることで、さらなる信頼獲得につなげていくのが当社の強みの一つです」

指導員の先輩社員のもとで、じっくりと一人前に成長
入社後は基本的な知識を座学で習得するほか、実際に装置を導入している顧客の工場などを見学しながら、働くイメージを膨らませていく。配属後は専属の教育担当の先輩に付いて、一つひとつ丁寧に指導を受けながら、一人前を目指す。
「営業担当は、見積からメンテナンス、報告書作成までを行います。いかに的確にお客様の要望に応えられるか、エンジニアリングやケミカルとのチームワークが欠かせません。未経験で入社し、まだまだ現場をうまく仕切るための経験が足りないと感じるときもありますが、さらに知識を身に付けて成長していきたいと思っています」(入社4年目、営業部第1グループの岩瀬さん)
プラントやオフィスビルの内部などに入ることもあるため、特定化学物質作業主任者、衛生管理者といった資格取得が必要となる。これらの資格取得には支援制度があり受験費用は会社が全額負担し、取得時には報奨金が支給されるものもある。

業務の効率化と分散で、残業時間を削減。働きやすい環境へ
同社の営業範囲は関東全域にわたるため、移動時間も効率よく仕事ができるよう一人ひとりにPCが支給されている。基本的には直行直帰も認められており、一人で顧客を担当できるようになれば、1日のスケジュールは本人の裁量に任される。また、コロナ禍を機に増えているオンライン打合せをスムーズに行えるように、本社には個室のオンラインブースが新設された。
さらに、 特定の個人に負担が集中しないよう業務を分散することで、残業時間の削減にも成功。今では、平均残業時間が月4時間程度になったという。
「残業もほぼなく、めりはりのある働き方ができています。休日は子どもと公園に行ったり、長期休暇には家族旅行に行くなどリフレッシュしています」(岩瀬さん)
この他、会社借り上げの住宅があり入社6年目までは毎月1万円の自己負担で住むことが可能。その他の社員には住宅手当を支給している。

スキルと経験を身に付け、顧客の水に関わる課題を解決し続ける
「SDGsに関心を持って就職活動していて、当社を知りました」と話すのは、入社2年目、営業部第3グループの髙橋さん。
水処理という社会に欠かせない事業で、コロナ禍でも安定した業績を残していることも魅力だったという。
「現在は新規開拓チームで、営業を担当しています。上司だけでなく、技術担当の先輩社員たちからもサポートしてもらえる環境です。お客様に質問されて、回答できることも一つずつ増えてきましたが、早く一人前になって、活躍できるよう日々勉強を続けています」(髙橋さん)
営業の先輩である岩瀬さんは、任される裁量が大きい点がやりがいになると話す。
「 お客様の困り事を解決できたときは本当に嬉しいです。ワンストップで対応できるという当社の強みを生かしながらさらに知識を深めていきたいです」

取締役からのメッセージ
この業界は常に技術革新していますので、柔軟な発想力と対応力が求められます。若い皆さんの力を引き出せるようにサポートしていきます。

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●第37号 (2024年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。