地域に寄り添った高齢者福祉事業を7事業展開。「ありがとう」の言葉が何よりもやりがいに
<カイシャの特徴>
●事業内容:地域密着の高齢者福祉事業
●働く環境:残業は月3時間以下でオフも充実
●育成制度:未経験者も安心の育成体制
●仕事のやりがい:感謝の言葉を直接もらえる喜び
地域に密着し、多様なニーズに応えられる七つの高齢者福祉事業を展開
品川区西大井周辺に特別養護老人ホーム、ショートステイ、居宅介護支援、グループホーム、訪問看護、訪問介護、デイサービスの7事業を展開している春光福祉会。地域密着型で多様な介護のニーズに応える同法人は、西大井駅から近い立地条件の良さのほか、職員数約150人という体制で、職員と利用者の程良い距離感が、利用者や利用者の家族から好評を得ているという。
「ご利用者様の笑顔のために何ができるか考えたとき、職員の心身の充足も大切と考えました。気持ち良く働ける環境を作ることで職員が元気になり、結果、ご利用者様の満足度も高まります」(大和田理事長)
職員が働く上で大切にしているのは「春光フィロソフィ」という独自の考え方。利用者に接する上での気持ちの持ち方や、チームワークの大切さ、成長目標などが10項目定められており、職員の指針となっている。
また、2024年12月にはICTプロジェクト委員会を立ち上げた。例えば体温計とカルテが連動したシステムなど、業務効率向上につながるソフトの検討を進めているという。
「2025年には国民の約3人に1人が65歳以上になり、介護業界のニーズは一層高まっています。最新技術を取り入れ、職員の労働環境を向上・改善することで、より高いレベルでのサービス提供を目指していきます」(大和田理事長)

残業は月平均2~3時間。子育てと両立する職員が多い
同法人では、シフト勤務時間内で業務が終わるよう互いに協力し合う風土があり、残業は月平均2~3時間という。子育て中の職員も多く、学校行事や急な病気の際もカバーし合えるシフト体制を組んでおり、気兼ねなく休むことができる。育児休業も男女ともに取得実績があり、復職率は100%という。
さらに、日頃から職員の業務改善提案を歓迎しており、現場からの声を取り入れ、感染症対策のための抗菌性のユニフォームや、骨伝導式インカムを導入した。

資格のない未経験者でも安心して成長できる手厚い育成制度
福祉に関する資格を持たない未経験者も積極的に受け入れており、入職者には手厚い育成制度が用意されている。
「手に職を付けたかったことと、特別養護老人ホームであれば、幅広い介護技術を身に付けられると思い、入職しました。まずは、介護職員初任者研修の資格取得を目指し、基礎から教えてもらいました」(入職8年目、特別養護老人ホーム ロイヤルサニー勤務の丈池さん)
新卒者は4カ月間の研修を受けるが、その際には入職2~3年目の先輩が育成担当として2人付く。さらに、育成担当をサポートするメンターもいるという。
「利用者様それぞれの状況に応じて必要な介護をしていくのですが、最初のうちはお一人ずつの状況を覚えるのが大変で、先輩に丁寧にフォローしてもらいました。年齢の近い職員が多いこともあり、質問しやすい雰囲気です」(入職1年目、特別養護老人ホーム ロイヤルサニー勤務の渡部さん)

直接もらえる「ありがとう」の言葉が何よりのやりがいに
「利用者様だけでなく、ご家族からも『いつもありがとう』という言葉をいただけるのは、この仕事ならではの喜びです」と渡部さんが言うように、直接感謝の言葉をもらえることがやりがいにつながっている。
また、一人の利用者につき、介護職員だけでなく看護職員や生活相談員、機能訓練指導員、介護支援専門員など様々なプロフェッショナルが関わる。利用者の状態を良くするためにはチームワークが欠かせない仕事であり、そこにも大きなやりがいがあるという。
「チームでリハビリから食事、医療まで複数人で意見を出し合って介護の方針を決めます。利用者様の状態がとても良くなったときは、大きな達成感ややりがいを感じます」(丈池さん)

理事長からのメッセージ
社会貢献できる仕事がしたいという若者が増える中、介護業界への注目も高まっています。これからの業界をリードする方に期待しています。

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●第40号 (2025年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。