高精度な金型製作で多くの実績。営業職も開発から参加して、ものづくりの楽しさを実感できる
<カイシャの特徴>
●事業内容:高精度な開発型金型メーカー
●働く環境:出張+余暇の「ブレジャー」を推奨
●育成制度: 工場研修などで未経験者も成長
●仕事のやりがい:ものづくりの楽しさを実感できる
0.001mm単位で制御できる高い精度と技術で、金型を開発・製造
私たちの身の回りにある様々な製品の、成型加工に使用される金型。多加良製作所は設立以来60年以上にわたり、製品を作る際に欠かせない金型を手掛けてきた。現在は、半導体向けの金型を中心に、家電・文具・医療など幅広い分野の金型を開発・製造している。半導体デバイスの小型化に伴い0.001mm単位で制御する高精度な技術を用いた金型や、高い品質が求められる金属と樹脂の複合製品の金型などを得意としている。
「当社の強みは、お客様に伴走して上流から関わることのできる開発力にあると考えています。扱う製品の多くが、開発用や新製品の金型となりますので、私たちの仕事には様々な創意工夫が必要です」(米津取締役)
「製品の生みの親」とも呼ばれる金型の開発・製造は、ものづくりの最先端につながる。国内の岩手工場だけでなく、ベトナムにも工場を抱える同社は、今後もさらに技術を磨き、顧客の要望に応えていくという。
営業担当も開発から関わり、ものづくりの楽しさを味わうことができる
同社では、顧客の要望のヒアリングなど、企画設計の段階から金型製作に携わる。同じものを作り続けることは少なく、新製品に取り組めることから、営業社員も、ものづくりの面白さを感じられるという。また、多くの案件はゼロからスタートするため、営業職の仕事は納品までに数カ月から数年かかることもある。
「ビジネスのスパンが長い上、専門性も高いのが当社の営業職の特徴です。そのため、目先の数字を追うのではなく、じっくり業務に取り組んでほしいと日頃から営業部のメンバーに伝えています。そうした業務を達成することにやりがいを感じ、成長する若手を見るのが嬉しいです」(入社31年目、営業部の千葉部長)
千葉部長のもとで経験を積む入社3年目、営業部の上野さんは、「仮説が支持され受注につながったときや、納品前に工場で金型を確認したときには、ものづくりに携わったんだなという実感で胸がいっぱいになります」と話す。
さらに、同社では、語学が堪能で営業職に興味のある学生を積極的に採用。海外営業部門で、早い時期から担当を持つなど、社員一人ひとりのやりがいを重視して業務を任せている。
工場研修で自社製品と技術を理解。誰にでも相談できる環境で若手も成長
同社では、営業職も含めた全員が岩手工場での新入社員研修に参加する。工場研修では、社会人としての基礎や自社製品に関する知識を、約2週間かけて身に付けていく。その後、営業職は本社に戻り、先輩社員に同行しながら業務のノウハウを理解するOJTに入っていく。
また、同社には様々な部署が一体となり、未経験の新人を育てていこうとする風土があるという。
「私は文系学部の出身なので、金型の営業ができるだろうかという不安がありましたが、新人研修で工場の方とつながったことで、業務での相談がしやすくなりました。また、上司や先輩たちも、ささいな疑問に丁寧に答えてくださり、周囲の方たちのサポートのおかげで今の私があると思っています。1年目から同じお客様を担当させてもらっていることも自信につながっています」(上野さん)
出張の前後に余暇を組み合わせる「ブレジャー」の活用を推奨
社員にじっくり仕事に取り組んでもらえるよう、長く働いてほしいと考えている同社では、働きやすい環境づくりにも取り組んでいる。有給休暇の取得率は約8割で残業も少なく、子育て中の社員からは、子どもが小学校6年生まで利用できる有給の子の看護休暇などが好評という。
また、東京本社や岩手工場など各拠点で、忘年会や暑気払いなどのイベントを開催。拠点間の交流も積極的に行っている。東京本社では社員食堂を設置しており、500円以下で昼食を提供。多くの社員が利用している。
このほかにも、出張(ビジネス)の前後に余暇(レジャー)を組み合わせる「ブレジャー」の活用を推奨。岩手県出身の千葉部長は工場出張時に実家に寄ることも多いという。上野さんは京都の顧客訪問時に少し足を伸ばして観光を楽しんでいる。
取締役からのメッセージ
成長を急ぐことなく、じっくり仕事に取り組んでほしいと思っています。そのために、ライフ・ワーク・バランスも大切にしています。
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●第44号 (2026年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


