マンツーマンの研修で技術力を磨き、3Dゲームソフト制作で多くのファンを獲得
<3つの特徴>
●高い技術力で斬新なゲームを追求
●部門ごとに専門スキルを身に付けられる
●裁量労働制で自由度の高い働き方を実現
斬新なゲームを制作し、ファンから高評価を得る
家庭用ゲームソフトの制作会社としては老舗企業に相当するタムソフト。設立2年目の1993年に大手ゲームメーカーの依頼で開発したゲームソフトがヒットし、それをきっかけに躍進、ゲームファンを中心にその名は広く知られるようになった。同社が得意とするのは、キャラクターが臨場感いっぱいに対戦する格闘ものやスポーツものといった3Dアクションゲーム。
「アクションゲームの完成度はゲーム内のキャラクターの動きをどこまで丁寧に再現できるかで決まります。当社では長年のノウハウと最新の機器を導入して制作に臨んでいます。独特の世界観を表現するアニメーション技術は高く評価され、多くのファンから支持されています」と、小倉取締役は同社の強みをそう語る。
また、ゲーム市場は国内のみならず、海外にも広がっている。同社では、欧米やアジア諸国へ向けた海外仕様のソフト制作にも対応し、ゲームの魅力を世界に発信している。
同社が手掛けるゲームは、高いクオリティーを誇るだけに、企画や仕様設定から始まりデザイン、プログラミング、背景制作など、1本当たりの制作期間におおむね2年を要するという。取り分け、キャラクターの動きや必殺技などの効果・演出に最も時間を掛ける。
また、新しい技術にも果敢にチャレンジする同社。次世代ゲーム機にスピーディーに対応する制作力で、多くのゲームメーカーからの信頼を獲得しており、制作依頼は絶え間なく寄せられるという。
さらに、得意とするアクションゲームのほか、ストーリー性のあるシミュレーションゲームなども手掛け、ジャンルの幅も広げている。
「これからも様々なジャンルのゲーム開発を手掛け、ファンの裾野を広げていきたいです」(小倉取締役)
実践を通じた丁寧な研修で 未経験者も早く成長できる
同社では、新卒社員を対象とした3カ月の研修期間を設けている。そこで社会人マナーや基本の業務知識を学んだ後に、企画、デザイン、アニメーション、プログラムといった部門に配属される。それぞれの専門スキルを持った先輩社員によるマンツーマンの指導で、現場で必要とされる制作ノウハウと高度なスキルを身に付けていく。
「1対1の指導に加えて、蓄積されたオリジナルのマニュアルを使い、短期間で成長する社員が多いです。入社2年目で小規模なプロジェクトの責任者を任せている社員もいます」(小倉取締役)
ゲームが好きで、ゲーム開発に携わりたいと同社を志望したというのは、入社2年目の山本さん。現在、開発部のゲームプランナーとして、格闘ゲームなどの企画を担当している。
「ゲームづくりに関しては未経験だったため、入社後、知識を身に付けました。先輩が付きっきりで指導してくれたので、企画の立て方から、技術者やデザイナーへの具体的な指示の出し方まで、仕事の流れをスムーズに把握できました」
プロジェクト終了後には 連続休暇でリフレッシュ
同社では、社員がそれぞれの都合で出勤・退勤時刻を自由に決められる裁量労働制を取っている。
「おおむね10~18時に勤務する社員が多いですが、家庭の事情で午後から出社する社員や、早めに退社する社員もいます。自由度の高さは、働きやすさに直結しています」と語るのは、開発部で入社7年目の栗原リーダー。
柔軟な働き方を実現している同社だが、開発プロジェクトは2年掛かりという長丁場となり、さらに納品前ともなれば追い込み作業に集中する。その分、プロジェクト終了後には、有給休暇を連続取得して、リフレッシュする社員が多いという。
「旅行に出掛けたりして、次のプロジェクトへの活力を養っています」(栗原リーダー)
また、同社では、新型コロナウイルス感染症対策としてテレワーク制度も導入した。
「今後も制度を継続し、さらに柔軟な働き方を充実させていきたいと考えています」(小倉取締役)
採用担当からメッセージ
自分がやりたいことにチャレンジしよう ゲーム好きという人にはぴったりの職場です。もちろん、仕事は好きという気持ちだけでこなせるわけではありませんが、ゲームへの熱意があれば困難を乗り越えられると思います。当社ではゲーム開発未経験者にも門戸を開いており、足りていない知識は、入社後に身に付けられます。開発のプロセスは地道な作業の積み重ねですが、作品が完成したときの喜びは何物にも代え難く、やりがいも大きい仕事です。就職活動は人生のターニングポイントですから、自分がやりたいことにぜひ、チャレンジしてください。
●第24号 (2021年3月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。