介護や就労支援などの障害福祉サービスを展開。利用者の笑顔をやりがいに、プライベートも充実
<カイシャの特徴>
●事業内容:地域に根付いた障害福祉サービス
●仕事のやりがい:適切なケアができたときの喜び
●働く環境:休みを取りやすく家庭と両立可能
●育成制度:スキルアップにつながる研修が多数
葛飾区内で障害者施設を運営。多様な経験を提供する取組が特徴
葛飾区内で5つの障害福祉サービス事業所を運営する、手をつなぐ福祉会。障害のある子どもの親によって立ち上げられた同法人は、地域に密着しながら、重度障害者の施設入所支援、就労継続支援B型、通所型の生活介護、自立訓練、相談支援、緊急一時保護など、障害福祉サービスを幅広く提供している。
「私たちは多様な経験を提供することで、利用者の生活を彩り、感情の動きを豊かにしたいと考えています。例えば、セラピードッグとの触れ合いや、思いっきり声を出して楽しむことのできる当法人主催の夏祭りのコンサート、買い物や観光などの外出や旅行といった様々な経験をしてもらえるのが当施設の特徴です。利用者の『住み慣れた地域で暮らしたい』という思いを尊重することも大切にしています」(菅野統括管理者)
現在は成人、高齢の利用者が主な支援対象だが、今後は児童向けのサービスも拡大していく予定だという。
適切なケアができたときの喜び。利用者の笑顔や行動の変化が嬉しい
同法人で働くやりがいとして、職員の働きかけによって利用者の笑顔を見ることができたり、行動が変わっていくのを体感できることが挙げられる。
「なかなか言葉で上手に表現できずに、泣いたり叫んだり拒否したりという行動に出ていた方が、ちゃんと付いてきてくれたり作業に取り組んでくれたり、行動に変化が見られると適切なケアができたのかなと感じて、もっと頑張ろうと思えます」(入社1年目、生活支援員の金井さん)
「利用者と日々関わる中で、その行動の理由が理解できるようになってくるのが、面白いところです。支援する私たちが不安を感じたり、困っていることが伝わらないよう、常に自分の振る舞いやメンタルをコントロールすることも必要な仕事だと思います」(入社6年目、リーダー支援員の小栁さん)
利用者によって行動の現れ方が異なるため、適切なケアを提供するには一人の考えだけでなく多様な考えが必要。そこで、同法人では皆で意見を出し合い、話し合うことを推奨している。様々な視点からケアの論理を組み立てていくのも、この仕事の面白さだという。
育児との両立がしやすい環境。安定した待遇で長く働くことができる
育児休業の取得率は女性職員が100%、男性職員も75%という同法人。勤務はシフト制で時間帯などの希望が通りやすく、有給休暇もほぼ申請通り取得することができる。また年3回の賞与があり、給与面も安定している。さらに、施設は全て葛飾区内にあるため、異動があっても生活を大きく変える必要がないのも魅力だという。
「私は当法人を一度退職して、ほかの業界の企業をいくつか経験しましたが、有給休暇の取りやすさや給与条件などが充実していることもあり、復職しました。安定して長く働きたい人にはとても向いている職場だと思います。現在は、子どもの行事に参加したり、休暇を満喫することができています」(小栁さん)
OJTでじっくり仕事を覚える。研修などスキルアップの機会も豊富
入職後は2日間の座学研修を経て、配属先でOJTに入り、チームリーダーのフォローを受けながら、3カ月から1年程度で独り立ちを目指す。利用者の障害の程度や特性によって相性があるため、配属先は本人の性格や希望を見極めながら慎重に決めるという。
「当法人は幅広い領域をカバーしているので、障害者支援のスペシャリストになるのなら、多くの学びがある成長機会に恵まれた環境だと思います。将来は障害者職業生活相談員として、ご家族とケアの現場との間に立つような仕事にも挑戦したいです」(金井さん)
現場で働きながらスキルアップできる機会も設けている。例えば虐待に関する勉強会を実施したり、自治体が主催する介護の技術研修にも多くの職員が自主的に参加している。また、法人が規定する資格を取得した職員には1資格につき5,000円の手当を毎月支給している。
統括管理者からのメッセージ
社会では様々な人が共生し、協力して毎日を生きています。助けを必要としている人に手を差し伸べたいという人と共に働きたいです。
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●第42号 (2025年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


