好きなことだからこそ夢中で打ち込める。技術の進化に貢献するエンジニアカンパニー
<カイシャの特徴>
●事業内容:自動車や航空機の開発・設計に貢献
●働く環境:好きなことに全力投球できる環境
●育成制度:個性的なリフレッシュ空間を用意
●仕事のやりがい:前向きな姿勢で未経験者も成長
大手自動車メーカーなどへの技術者派遣で、日本のものづくりを支える
自動車や航空機を中心に、ソフトウェアからハードウェアまで幅広い領域の研究開発・設計に貢献している桃伎舎は、2021年設立の若い会社。大手自動車メーカーなどへの技術者派遣や受託開発といった事業を中心に展開している。
「技術力で勝負したいと立ち上げた会社です。利益をきちんと社員に還元して、技術者が楽しく安心して働ける会社を目指しています」と成川社長。社名の由来は、おいしい実の下には人が集まることを意味する「桃李成蹊(とうりせいけい)」という中国の史記の言葉。由来通り「優れた技術者が自然に集まってくれました」と成川社長は胸を張る。
社員たちは、派遣先の技術者とともに開発や設計といった上流工程に従事していることから、同社の技術力が高く評価されていることがうかがえる。ガソリン車のエンジン、EV車のモーターはもちろんのこと、最先端の水素エンジンの開発においても顧客から信頼され、仕事を任されている。
「今後は社員の技術力を結集させて、自社ブランドのパーツの開発なども視野に入れていきます」と成川社長は展望を語る。

大手メーカー社員と共に、主要エンジニアとして好きなことに携われる喜び
同社の技術者には、自動車好きが多い。趣味でドリフトコースを走ったり、マイカーを2台所有する20代の社員もいるほど。大好きな自動車に技術者として携われること自体が、大きな喜びとなっているという。
大手自動車メーカーから同社に転職した、入社2年目、技術部の高橋さんは、自動車の水素エンジンの開発に携わっている。
「20代で自動車のイノベーションに携われることは、大きな喜びです。派遣先のメーカーでも同じ技術者仲間としてリスペクトしてくれています」と、やりがいを語る。
航空機の内装品設計に携わっているのは、入社4年目、技術部の鈴木さん。
「私が携わったギャレー(厨房設備)が航空機に装備されています。実際に飛行機に搭乗して、そのギャレーが使用されているのを見ると感慨深いですし、ものづくりの醍醐味(だいごみ)を感じます」
成川社長は、同社で働く社員のやりがいについて、最先端の技術に触れられる点にあると話す。
「メーカーによって、ものづくりのノウハウや進め方に違いがあります。当社はそれらに精通しているため、コアとなる重要な部分の設計も任せていただけるのです」

遊び心あふれる休憩スペースで、技術好きの仲間たちと交流を楽しむ
本社内にはリフレッシュのための休憩スペースを設けている。掘りごたつやカウンターは成川社長自らが手掛け、本格的なレーシングシミュレーターも設置されており、休憩時間や終業後には社員が自然と集まる。
「週末には派遣先から帰社して、ここで仲間と話すのが楽しみです。趣味の話だけでなく、技術に関する情報交換など、仕事に生かされることも頻繁にあります」(高橋さん)
また、現在フルリモートワークという鈴木さんは、2カ月に1回、社内交流のために出社。成川社長や同僚とコミュニケーションを取っている。
「社員の勤務先はそれぞれですが、こうした交流の機会によって一体感があり、疎外感は全くありません」(鈴木さん)
その他にもキャンプや登山、社員旅行など、社内コミュニケーションの活性化を図るイベントを多数開催している。

未経験であっても技術は基礎から学べる。大切なのは主体性と好奇心
同社は、技術者の育成には特に力を入れている。新卒で入社した場合、ビジネスマナー研修の後、ベテランエンジニアの指導のもと、約2カ月かけてCAD研修、機械工学研修、3Dモデリング研修等に参加。その後は、派遣先で先輩によるOJTが中心となり、未経験者でも安心して仕事に取り組めるという。
「主体的に学ぼうとする姿勢があれば、経験は関係ありません」(高橋さん)
「大切なのは好奇心です。CADなどの技術は、入社してからいくらでも身に付けられます」(鈴木さん)
業務上必要な資格取得の費用は、取得後に会社が全額を負担する。また、中堅社員を対象にリーダー研修などを行い社内の活性化を図っている。

社長からのメッセージ
自動車や先端技術が大好きな仲間が集まって、自由で開放的な雰囲気の中、ワイワイとものづくりを楽しんでいる集団でありたいです。

このカイシャが10秒でわかるムービー
ムービーはこちら

●第38号 (2024年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。