フレックスタイム制など自社の働く環境を整え、ワークスタイルに合ったオフィス環境を提案
<カイシャの特徴>
●事業内容:オフィス内装の提案で企業を支援
●働く環境:社員の自主性を尊重した制度
●育成制度:自分で考え行動できる人材を育成
●仕事のやりがい:最適で快適なオフィス空間を提案
顧客の企業戦略や要望に合った最適なオフィス空間を提案し続ける
富田商事は、1908年の創業以来、長年にわたり培ってきた経験と実績をもとに、現代のニーズに応じた最適なオフィス空間を提案してきた。顧客の企業戦略やワークスタイルに合わせたオフィスレイアウトの設計・デザインから、施工、家具の納入まで一貫して手掛けている。その一方、これまでのやり方に満足することなく、将来を見据えた事業運営をしている。近年では、 3Dスキャナカメラ導入がその一例。現場を3Dスキャナカメラで撮影することで、後から寸法や状況を詳細に確認・共有することができ、提案効率が各段にアップしたという。
「これまで培った実績は当社の大きな強みですが、お客様の要望に的確かつスピーディーに応えることが重要だと思っています。一口にオフィスのレイアウト変更と言っても、ワークスタイルが変わることで、企業の業績も変わります。私たちは、オフィスづくりを通して、お客様の事業戦略の支援をしていると考えています」と語る富田代表。今後は、内装はもちろんのこと、オフィス備品や什器(じゅうき)のアフターケアまで一括して扱うことを計画しているという。
「『富田商事に依頼すればオフィスに関する問題は全て解決できる』といわれるような存在を目指しています」(富田代表)

フリーアドレスやフレックスタイム制などの導入で自主性を持って働く
顧客に働きやすいオフィス空間を提供するためには、自分たちの働く環境の整備が大切と考える同社は、どこでも仕事ができるように席が固定されないフリーアドレスを導入している。さらに、本社3階のカフェスペースは仕事の持ち込み禁止。ソファーでリラックスしたり、仮眠をとってリフレッシュするエリアになっている。
また、勤務形態はコアタイムのないフレックスタイム制を導入。社員は、各自で業務をコントロールしながら勤務している。
入社2年目、営業本部の小林課長代理はフレックスタイム制について「子どもが小さいので保育園の送り迎えが思い通りにできて助かっています」と話す。
さらに、入社1年目、営業アシスタントの乱場さんは残業もほとんどないと話す。「請求などがある月末・月初は忙しくなりますが、それ以外は仕事を終えた後に、ホットヨガのレッスンに行ってリフレッシュしています」
それぞれが自分のライフサイクルに合った働き方をしている同社では、社員間のコミュニケーションを深めるため毎週月曜日の朝に顔合わせを兼ねた朝礼を行っているという。

研修やOJTを通して自分で考えて行動できる自立した人材を育む
社員の裁量に任せた、自由で働きやすい環境を構築している同社は、自立した人材の育成にも力を入れている。入社後は基本的な知識を学ぶ1週間程度の研修を経て、先輩に付いてOJTで仕事を覚えていく。
「最初から答えを教えないようにしています。それによって自分で考える習慣が身に付くので成長も早いですし、何かあったときにも臨機応変に対応することができるようになります」(富田代表)
資格などの取得も社員の自主性に任せているが、一級建築士やインテリアコーディネーターなどの資格を取得すると資格手当が支給される。
「防災用品を取り扱っているので、防災士の資格を取得して営業の武器にしたいと考えています」(小林課長代理)

効率化につながるオフィス空間を提案する責任とやりがい
企業にとって働く場所はとても重要なもの。最適かつ快適なオフィス環境を提案し実現していく同社は、顧客企業の業務効率化を支えるパートナーといえる。
「お客様から『快適なオフィスで仕事がはかどる』という言葉をいただいたときには、やりがいと達成感があります」(小林課長代理)
また、乱場さんは「家具メーカーや協力会社と密に連絡を取って、良い関係を構築しながら一丸となって業務を進め、リニューアルが完成したときには、大きな喜びがあります」と話す。
同社は大手家具メーカーの代理店でもあり、昨年は最優秀代理店として表彰された。その際、勉強会も兼ねた祝賀会をレストランで開催としたという。こういった社内イベントも、社員のモチベーションにつながっている。

代表からのメッセージ
人生1度きりなので、やりたいことにチャレンジしてほしいです。私たちと一緒に仕事もプライベートもやりたいことを実現しましょう。

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●第37号 (2024年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。