オンリーワンのギヤを高い技術力で試作・製造。快適なオフィス環境と充実した交流イベントがも魅力
<カイシャの特徴>
●事業内容:オーダーメイドでギヤを試作・製造
●働く環境:快適な働く環境。イベントも盛ん
●育成制度:メーカー研修や業務を通じ技術向上
●仕事のやりがい:試行錯誤して 製品を完成させる
試作車やレーシングカーのギヤをオーダーメイドで試作・製造
車やバイクの走行を支えるギヤ(歯車)やシャフト(軸)などの部品を、試作・製造する内野製作所。同社では世の中にまだ出ていない車やバイクの試作車、レーシングカーで使う部品の製造を、少量多品種で手掛けている。未知の部品という難易度が高いものを製造するために、これまで積極的な設備投資と高い技術を持つ人材の育成に力を入れてきた。
「当社には日本国内では希少な海外製の工作機械や、最先端の工作機械もそろっています。それらを駆使する熟練の技術も培い、当社にしかできないミクロン単位の精度を持った部品を製造しています。試作車やレーシングカー向けの部品は全てオーダーメイドで製造しており、熱処理や表面処理を除く全行程を一貫して手掛けることができるため、自動車メーカーをはじめとする国内の大手企業から発注をいただいています」(内野社長)
今後は、航空機や宇宙開発に使われる精密部品の加工・製造にも力を入れていくという。
試行錯誤しながらものづくり。難易度が高いからこそやりがいも大きい
高い精度の加工製品を求められる同社。技術者たちは、どんな加工をすれば設計図通りの部品ができるか、試行錯誤しながら難易度の高いものづくりに取り組んでおり、その分完成したときの喜びは大きい。また、F1などのレースを見ていると自分が担当した部品を搭載したマシンが走っていることもあり、それが社員のモチベーションアップにもつながっているという。
「一つの金属の塊から複雑な形状を完成させたとき、とてもやりがいを感じます。先輩たちとアイデアを出し合いながら苦心して作り上げたときはさらに嬉しい気持ちになります」(入社7年目、マシニングセンタ、岡部さん)
入社2年目、製造事務所の曽山さんは、事務職として現場を支えることに誇りを感じていると話す。
「発注業務を担当しているので、営業担当や製造担当とも連携しながら、ミスなく業務を進められるようにコミュニケーションを大切にしています。日々知識を身に付け、できることを増やしていくことがやりがいにつながっています」
快適な社屋で働きやすい環境が整う。盛んなイベントを通して社員が交流
同社は、社員が働きやすい環境を目指し、福利厚生の充実やオフィス環境を整えることに力を入れてきた。ガラス張りの明るく清潔感のある社屋で、最も景色の良いところに設けた社員食堂では、専任のシェフが作る日替わりランチが楽しめる。休憩時間や退勤後に利用可能なジム設備なども完備し、見学時に社屋が決め手になり入社した社員もいるという。
また、社内イベントが盛んなのも同社の特徴。毎年実施している社員旅行は、直近ではグアムに行き、社員が企画したチームビルディングの促進を目的としたレクリエーションや研修を開催したという。ほかにも2年に1回クルーズ船を貸し切っての船上パーティー、夏には本社敷地内でシェフを呼びサウンドシステムも設置する大規模なBBQパーティーを開催している。
「会社に入社して、こんなに楽しいイベントがあるとは思いませんでした。グアムでの社員旅行を通して他部署のメンバーとの交流が深まり、普段の仕事が一層しやすくなりました」(曽山さん)
オペレーターではなく加工技術者。メーカー研修や実務で技術力を向上
同社では入社後、3カ月の新入社員研修で社会人マナーや自社ルール、業界について学び、測定器メーカーでの研修や工場研修でものづくりを体験する。配属後は現場で実際に手を動かしながら、技術のレベルアップを図る。一つひとつ、人が機械を操作して作るため、技術の向上は業務を通して実現するところが大きいという。また、現場で働く社員をオペレーターでなく加工技術者と呼ぶところも同社のこだわり。
「レベルアップに使える外部研修がありますが、やはり現場で実際にトライアンドエラーを繰り返しながら製品を作ってみるのが、一番技術の習得が早いと思います。同僚や先輩も年齢層が幅広く、様々な角度からのアドバイスがもらえますし、気さくな雰囲気なので相談がしやすいです」(岡部さん)
社長からのメッセージ
当社には安定した経営基盤があります。技術を磨きながら、働きやすい快適な環境、楽しい雰囲気で仲良く働いてもらえるよう努めています。
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●第42号 (2025年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


