建設現場に資材や物資を即応で届ける卸売業。ジョブローテーションがチームワークの土台を支える
<カイシャの特徴>
●事業内容:建設現場に各種資材や物資を供給
●仕事のやりがい:関わった建築物が地域の未来に残る
●働く環境:配置転換でチームワークを強化
●育成制度:3週間の研修で基礎を固めて現場へ
建設現場で日々発生する、様々な資材の要望に柔軟かつ迅速に対応
山六は、建設資材の卸売販売を主要事業に、内装等の建設工事、介護関連商材の販売・レンタル、介護用品・建設資材のインターネット通販の4つの事業を手掛けている。バリアフリー工事の依頼を機に、介護関連商材の取扱いを始めるなど、顧客のニーズと真剣に向き合うことで、事業の拡大を図ってきた。売上げの6割を占める建設資材卸売での強みは、顧客の要望への柔軟かつ迅速な対応。ペン1本からでも、受注したその日に商品を届けることをモットーとしている。都内7カ所に在庫を持つ営業所を構えることで、顧客の建設現場への即日納入を可能にしている。
「主な取引先はビルや公共施設、マンションなどを建てるゼネコンや地域の建設会社で、以前からのお付き合いが7割、新規が3割になっています。注文された商品の在庫が各営業所になければメーカーに直接手配するなど、お客様の要望に丁寧に応えることで信頼関係を築き上げてきました」(人事部の足立課長)
自分が携わった建築物が形になり、地域の未来に残るやりがい
建設資材の卸売事業は主に、資材を客先や現場へ届ける配送と営業、業務の3部門で成り立っている。各部の社員が共通して語るやりがいが「自分の携わった建物が形になって残る」ことだという。
入社4年目、営業の井上さんは、「地域のランドマークになる建物に関わることも多く、完成後にその前を通ると特別な思いが湧きます。また、営業担当として、自分が常に心掛けているのは迅速な対応。そこをお客様に評価されたときなども、やりがいを感じる瞬間です」と語る。
また、入社4年目、業務の高橋さんは、自分の成長を感じられたときにやりがいを感じると話す。
「電話等でお客様からの注文を受け、その配送手配などをするのが主な仕事です。『この工事のここで使うものが欲しい』といった、漠然とした注文や、専門用語を使った注文が来ることもあります。そんな場合にも的確な対応ができると、商品に関する知識が増えたことを実感できます」
チームワークの土台を支えるジョブローテーション。風通しも良い職場
同社社員の平均年齢は37歳。人事部が発足した4年前から新卒採用を積極的に行うようになったことで20代の社員が増え、20代と40代の社員が主力という社員構成になっている。風通しの良い職場で全社一体となって、顧客ニーズに応じている。
「すぐ上の先輩は一回り年上の40代の方ですが、年齢の壁を感じることはありません。先輩たちには何でも相談でき、協力し合える頼もしい仲間です」(高橋さん)
また、組織的なジョブローテーションが同社の特徴。各自が幅広い業務を理解することで、チームワークの土台を堅固にしている。最初はドライバーとして配送に配属され、その後は業務に異動し商品知識などをさらに深めていき、本人の希望や適性を見て営業に配属されるケースが多いという。
「現在は業務で学んだことを生かして、営業を担当しています。明確な目標があれば、その達成を全力で後押ししてくれる環境です」(井上さん)
これまで事務職が中心だった女性が活躍する場も広がっており、三鷹営業所を率いるのは女性所長という。
さらに、福利厚生にも力を入れており、山中湖エリアにある自社のキャンプ場は、春から秋の週末の利用率が100%に近くなる人気の施設となっている。
入社後3週間の研修で基礎を固める。運転免許保有者向けの運転講習も実施
同社の新入社員は、3週間の基礎研修と、配属先での3カ月ほどのOJTを経て、独り立ちを目指していく。資材の配送で車の運転が必要になるため、基礎研修の間に、教習所で普通自動車第一種運転免許保有者向けの安全講習を受ける機会を1日設けている。
また、営業職の社員にも建築施工管理技士の資格取得を推奨しており、資格試験の勉強に必要なテキストや受験費用を会社が補助している。
「建築施工管理技士の2級を取得しました。建設の現場をより深く知ることができ、日々の営業活動にも生かすことができています。実務経験などの条件を満たして1級の取得を目指すつもりです」(井上さん)
課長からのメッセージ
「考えるより行動を」と新人研修でよく言っています。就職活動でも、悩んで止まるより、動くことで得られることは多いはずです。
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●第44号 (2026年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


