マンションなどの大規模修繕工事で躍進。成長業界で若手が裁量を持って働ける魅力
<カイシャの特徴>
●事業内容:建築物の修繕・リニューアル工事
●仕事のやりがい:裁量が大きく自発的に活躍できる
●働く環境:ITツール導入で働きやすい環境
●育成制度:若手が基礎を学べる独自の教材
マンションやビルなどの大規模修繕工事を担う。海外事業も展開中
マンションを中心に大規模修繕工事を行っている繕。分譲マンションや投資用マンションの施工実績が多く、最近では食品メーカーなどからの依頼で専門性の高い物流倉庫の修繕工事を担当するなど、実績を上げている。
建築物の修繕工事は各企業の知見や技術に依存することが多く、長らく標準化されていなかったという。そこで、同社では誰でも安定した品質で修繕工事ができるように作業内容の標準化に取り組んだ。それが、自社の強みになっていると葭葉(よしば)代表は話す。
「建物を修繕するというニーズは、建物がある限りなくなりません。今後も成長産業であり続ける大規模修繕工事は、若い人たちがチャンスをつかみやすい業界といえるでしょう。当社もマンションの修繕工事に限らず、リニューアルのニーズが高い分野をリサーチして事業を拡大していく予定です」
また、同社は海外関連の事業も手掛けており、塗料関連メーカーの代理店として、タイやカンボジア、バングラデシュなどで高性能な塗材の販売事業をしている。この塗材は断熱・遮熱などに優れたもので、コンクリートを保護し建物の長寿命化にも貢献できる。同社の修繕工事事業における海外展開の足掛かりになることも期待しているという。
裁量が大きく、自分の判断で仕事をする機会が多いのが働く魅力
同社で働く社員のやりがいは裁量が大きく、自分で判断する場面が多いことだという。誰かの指示を待つのではなく、自分の考えを業務に反映しながら、責任を持って働きたいという人に向いている職場だと話すのは、入社7年目、営業部の早乙女部長。
「当社の営業担当は、契約したら終わりではなく工事が終わるまで業務に関わることが多いのが特徴です。工程の中では意思決定が必要な場面が多々ありますが、当社は社員の裁量が大きいので、スピーディーに物事を進められます。大きな案件が決まった時は今までにない達成感があるので、若い人に味わってほしいです」
同社では自発的に動けるマインドとスキルを併せ持った社員が多く活躍しており、入社3年目、第一工事部の熊倉さんも、早く大きな現場を担当できるようになりたいと語る。
「現場に入ったばかりの頃は、何をしたら良いか分からずに困ることもありましたが、上司や周りの人に聞きながら成長してきました。現場監督として多くの職人さんとやり取りしたり、書類の作成を行うのは大変です。でも、建物がきれいになりお客様や居住者様から『ありがとう』と言ってもらえると、この仕事をしていて良かったと思います」
ITツールの導入で業務効率化を実現。豊富な社内交流の機会あり
同社は、ITを活用した業務効率化にも注力している。モデル企業として開発に協力したという修繕・リニューアルに特化した業務アプリは、クラウド上で作業ができるもの。現場で事務作業が完結し直帰もできるようになるなど、業務効率が大幅に向上した。併せて、業務改善アプリも導入し、その結果、残業時間が削減され有給休暇も取りやすい環境になった。
「若手社員も積極的に有給休暇を取っています。私も休日は家族とキャンプに行くなどして、フレッシュしています」(早乙女部長)
また、ランチミーティングの開催や飲み会、食事会を行うなど社内の交流も盛んで、それらにかかる費用は会社が補助をしている。
独自の教材で基礎を身に付け、資格取得支援制度でスキルアップできる
同社では座学とOJTを組み合わせて、社員の職種に合わせた専門性を高める研修を行っている。建材メーカー等と共同制作したテキスト「大規模修繕工事の教科書」は若手社員がしっかり基礎を学び、業務を標準化するのに役立っているという。
また、資格取得支援制度があり、社員のスキルアップを後押ししている。会社は受験料や受講料を負担し、資格取得者には毎月手当が支給される。
「資格取得支援制度を使い、2級建築施工管理技士の受検費用を会社に負担してもらいました。1級を受検するときは講座を受講して勉強したいので、その際も制度を活用したいと思っています」(熊倉さん)
代表からのメッセージ
物事を成し遂げて皆で喜び合うという成功体験は、何物にも代え難いものです。当社に入社した若い人たちにもどんどん経験していってほしいです。
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●第42号 (2025年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


