イベントプロデュースや各種クリエイティブを若手とベテランが共にゼロから生み出す
<カイシャの特徴>
●事業内容:企業主催イベントをプロデュース
●仕事のやりがい:常に新たな企画を作り出す面白さ
●育成制度:新人研修・OJTを経て先輩と共に提案
●働く環境:めりはりがあり服装も自由な職場
企業向けイベントプロデュース事業を中心に、教育事業も手掛ける
ゼロブロックは企業が行うイベントやカンファレンス(大規模会議)などの企画・運営と、それに付随する映像制作やウェブサイト制作、SNS運用といったプロデュース事業を行っている。この分野での経験が豊富なメンバーが立ち上げた会社だけあり、顧客には海外の大手IT企業や国内家電メーカー、教育機関など、幅広い領域の大手企業や団体が名を連ねる。
同社の強みは、大がかりなイベントの企画・運営を少数精鋭のスタッフで行っている点。毎回異なる案件に最適な外部ブレーンを組み合わせ、顧客の要望を超えるような企画を目指して形にしている。
「仕事以外の時間もアンテナを張り、常に新しいアイデアを得ようとする人に向いている仕事です。当社の社名は『0から1への距離は1から1000への距離より大きい』という格言が由来ですが、毎回0から1を生み出すような気持ちで取り組んでいます」(小鯛取締役)
また、コロナ禍で世界的にリアルイベントが縮小された時期には、保育園などの教育事業を立ち上げた。現在は北区にて企業主導型保育園を運営しており、今後はそこで得られた知見を企業のイベントに生かす、といった連携も検討していくという。

一つとして同じ案件はなく、顧客との関係性の構築ができる仕事
顧客の業種も多岐にわたり、求められる成果もその都度異なるのが、同社のイベントプロデュース事業。一つとして同じ仕事はなく、毎回新たなことに挑戦できるのが仕事のやりがいだという。
「相手企業の考えをきちんと理解することが重要です。イベントであれば数カ月から数年かかるものもあるので自然と関係も深まり、長いお付き合いとなるお客様が多いのも、やりがいにつながります」(小鯛取締役)
「アパレルやコスメなどに興味があるのですが、そうしたことを日頃から上司に伝えていると、その分野の案件に関わらせてもらえることもあります。好きなジャンルでの仕事経験はより強くやりがいを感じられます」と話すのは、入社3年目、プロモーション事業部で店舗のポップアップなどを担当している渡邉さん。
また、入社1年目で、イベント営業などについて学んでいる原田さんは、「イベント直前に配布するツールの数が足りなくなったことがあったのですが、代替のアイデアを提案してお客様に気に入ってもらえたときは、とても達成感がありました」と話す。

新人研修やOJTを経た若手とベテランが融合して顧客満足度を高める
現在、同社は新卒者や未経験者を積極的に採用しているという。若手のアイデアを、経験豊かな先輩社員と共に具体的な形にすることで、顧客の要望に応えつつ新鮮味のある企画が生まれ、それが同社の強みにもなっている。
「入社後は1カ月ほど社内で新人研修があり、見積書の書き方や図面の読み方などを教わりました。その後はOJTで先輩社員に付いて仕事を学んでいます」(原田さん)
それ以外にも、週に1回、同社の代表が若手社員を対象に勉強会を開催し、ビジネスの基礎を指導している。また興味のある領域の外部研修などに参加した場合、業務に生かされることが認められれば会社が費用を負担している。

繁閑の差がある仕事でめりはりある働き方が可能。服装や髪形も自由度が高い
企業が主催するイベントは春と秋の開催が多く、夏と冬は閑散期となる傾向がある。繁忙期も自分でコントロールすれば有給休暇を取得でき、めりはりのある働き方が可能になっている。
また、出勤時の服装には特に規定がなく、自由なスタイルで働くことができるのも働く楽しさにつながっているという。
「髪形も自由です。好きなファッションを楽しむことができるのが嬉しいです」(渡邉さん)
現在、育児休業制度を利用している社員はいないが、小鯛取締役によると「育児休業から復帰した社員には取得前の業務を担当してもらうことも、時間管理がしやすい業務に異動することも可能です」という。

取締役からのメッセージ
最初は得意分野がなくても、一つひとつ興味を持って仕事に取り組んでみてください。いつの間にか、プロフェッショナルに近づいているはずです。

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●第40号 (2025年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。