アットホームな環境で着実に成長できる、セメント・生コンクリートの専門商社
<3つの特徴>
●事業内容:大手ゼネコンを顧客に多摩地域で事業展開
●育成制度:製品知識や技術を深く理解できる工場研修
●働く環境:永年勤続表彰など働く社員に手厚い制度
地域に根付き140年。取引先との関係を育み 地図に載る事業を
1881年創業の安藤物産は、当時、宿場町だった八王子で、旅行に必要な道具や生活用品などの卸問屋として生業をスタートした。現在は、質の高いセメントや生コンクリートを安定的に供給するなど、多摩地区のインフラを支える商社として、地域とのつながりを大切にしながら事業を営んでいる。
長い歴史の中で顧客との信頼関係を築き、業界で必要とされる専門性を兼ね備えたことで、地場の各メーカーや大手ゼネコンをつなげるハブの役割を担ってきたという。
具体的には、セメントメーカーから高品質のセメント粉を仕入れ、生コンクリートメーカーに供給。顧客が求める性質の生コンクリートを製造してもらい、完成した製品を同社が買い上げてゼネコンに販売している。
そのような同社が提供する生コンクリートは、多摩地区の大規模商業施設や遊園地など、地域のランドマークになる建築物の多くに利用されている。
「我々の扱っている商材は日頃必ず目にする建物や道路に使われています。完成後に長く残るものなので、自分たちが携わったという誇りを感じられます」(安藤常務)
また、同社は長い歴史の中で培った地元企業との信頼関係や販路を生かし、オフィスサポート事業も展開。大手事務用品通販会社の代理店として、文房具販売やオフィス什器・レイアウトの提案などを行っている。
「お客様としっかり関係を築き、何か新しい事業を始める上でも、これまで培ったものを大切にしています。オフィスサポート事業も長い付き合いのあるお客様に役立つサービスを提供したいという発想からスタートしました」(安藤常務)
さらに、地域との交流も積極的に行っている同社。例年、地元の祭りではオフィス を開放し、地域住民と共に祭りを盛り上げているという。さらに、毎週水曜日には社員が交代で登校時の子どもの見守りに参加し、地域の安心・安全に貢献している。

工場研修とOJTを通して じっくりと成長する
同社では、生コンクリート営業部に配属された新入社員は必ず、グループ会社や提携先の生コンクリート工場で約3カ月の現場研修に参加する。製品や製造技術の知識を付けながら、将来的な取引先でもある工場の社員とのコミュニケーションを重ねていく。
工場研修が終了するとOJTに入り、先輩社員に付きながら、建築現場への立会い業務などでさらに現場について学ぶ。その後、ゼネコンの購買担当に対して提案などの実務を担当するようになる。OJTの期間は、現場での情報収集と製品知識をしっかりと身に付けることが肝要だという。
「営業社員たちには、『あなたがいるから安藤物産と取引をする』と言ってもらえるよう、じっくりと成長してほしい」と安藤常務は話す。
知識の習得以外にも工場研修で得るところが多いと話すのは、入社10年目、生コンクリート営業部の近藤課長。
「工場で数カ月研修しました、という一言で取引先との距離が、ぐっと近づくことがあります。また、業界の長い歴史や変遷など、工場で働く皆さんから教えてもらわないと知り得ないことも多いです」

プライベートと仕事のバランスが取りやすく 長く働ける環境
ライフ・ワーク・バランスの充実を図ることのできる制度と風土を整えてきた同社。年間5日間まで1時間単位で取得できる時間有給休暇は、積極的な利用が浸透している。
「夕方に都心で予定がある日には、1時間早上がりするなど、柔軟に活用しています」(入社6年目、総務部の古屋課長代理)
また、同社では近年、男性の積極的な育児参加も推奨しているという。
「同じ社内に在籍する妻が近々出産予定です。私も出産前後に休暇を取り育児に携わるつもりです」(近藤課長)
さらに、社内に人生を共にする家族のような雰囲気があるという同社。長く働いていることへの感謝として勤務5年ごとの永年勤続表彰制度や、その年の年男年女には記念品を贈呈するなどのイベントもある。
「外から帰ってくると、思わずホッとします。それほど、アットホームな雰囲気の会社です」(古屋課長代理)

当社の自己PR
社員間の垣根が低く、上司でも先輩でも気楽にコミュニケーションを取れるところが当社の魅力です。私が企画・運営に携わっている当社の会社説明会は、気軽な質問会といった内容で、社員の雰囲気や社内の様子を全てご案内しています。「この会社なら自分らしく無理せず働ける」と感じて、私も入社しました。(古屋課長代理)


●第25号 (2021年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。