首都圏の中小企業を中心に、複合機の販売からITサポートまでトータルに提案する浅間商事。
　1962年の設立以来、複写機の販売を皮切りに取扱機器・サービスを拡充し、現在はパソコンの設置からソフトの導入、ネットワーク構築、トラブルシューティングまで、顧客のオフィス環境やIT化にまつわる全てをサポートしている。
　「10年、20年とお付き合いいただいている企業も多数あります。長期的な視点でお客様に寄り添う姿勢を大切にしています」と柳沢社長は語る。
　働く人がスムーズにテレワークを実施できるように、モバイルPCや周辺機器、クラウドサービスなど、ワンストップで提供できることが同社の強みの一つ。近年特に目立つのがテレワーク推進に伴って増えてきたウェブ会議システム導入の相談という。
　「中小企業の場合、IT担当者は他の業務と兼任する場合が多いです。DX化の波が到来する中で、私たちが担当者の頼れるパートナーとして存在し、企業のDX化推進をサポートしています」（柳沢社長）
　顧客のオフィス新設や改装支援も行っている同社では、社員がより働きやすい環境を目指して2016年に自社オフィスのリニューアルを実施した。
　そんな同社のオフィスで一際目を引くのが「ASAMA cafe」とネーミングされたフロア。その名のとおりおしゃれなカフェをイメージしてリフォームされた空間で、社員の大切なコミュニケーションスペースとなっている。飲み物が楽しめるカウンター、卓球台にもなる大きなテーブル、くつろげるソファなど、リラックスのための工夫が随所になされている。ランチを楽しんだり、気分転換に休憩したり、社員が思い思いに活用している。
　「このフロアをリフォームしてから働きやすそうな職場だと、女性の求職者数が増えました」（柳沢社長）

　「社員が家族から感謝される会社づくり」を経営理念とする同社。男女ともに働きやすさとやりがいを両立することを目指し、環境整備を進めている。
　例えばテレワークを推進し、週３日まで利用することが可能。
　「客先訪問と在宅勤務を組み合わせ、効率的にスケジュールを組めるようになりました」（森泉リーダー）
　また、2021年からは年５日分を上限に１時間単位で取得できる時間有給休暇を導入し、より働き方の選択肢が増えたという。
　「子育てと仕事が両立できる環境を求めて入社しました」と話すのは、入社３年目、総務人事チームの西郷さん。
　「コロナ禍の妊娠で、通勤電車が不安だったのですが、在宅勤務をさせてもらえました。それぞれの事情に合わせて制度を柔軟に運用できるのも当社らしさです」
　さらに、年に１回取得できる特別有給休暇の「記念日休暇制度」も社員から好評。ペットの誕生日など、その人ならではの大切な日であれば取得可能で、ここにも社員一人ひとりを大切にする同社の姿勢が表れている。

成長しながら楽しく働けそうです！　お客様のニーズにきめ細やかに応えるために行われるオンライン学習会などで、自身を成長させることができそうです。また、家族と過ごす時間もたくさん持てそうで、社員や家族まで大切にしている点が非常に素敵だと思いました。