社員の成長意欲を高める制度が充実。世の中を便利にするベンチャー系IT企業
<3つの特徴>
●事業内容:受託システム開発や共同研究に注力
●働く環境:社員をサポートする諸制度を整備
●育成制度:未経験者を伸ばす、きめ細かな研修
独自のユニークなシステム開発で 生活を豊かに
製造業などの民間企業をはじめ、官公庁、自治体を顧客とし、多岐にわたるシステム開発を行うビックボイス。特に、IoT、AI、VRなど、最先端のテクノロジーを用いた開発を得意としている。
「ベンチャースピリットを持ちながら日本の未来を作り出す。それと同時に、エンドユーザーに至るまで、事業に関わる全ての人を大切にしていくことが当社の企業理念です」と佐々木代表は語る。
同社は、受託開発を行うとともに大学の研究センターなどと共同研究を実施し、これまで様々なシステムやアプリを開発してきた。
「例えば、ブルートゥース機能を搭載したコンセントを作りました。これは、スマートフォンのアプリを用いれば、離れていても電源のオンオフが簡単にできるというものです。一般の方向けにも生活が豊かになるシステムを作っています」(佐々木代表)
その他、製造業向けに、スマートグラスを用いた、作業証跡収集アプリを開発。今までデジタルカメラを用いて行っていた、指さし確認の証跡作業を簡単にデータで確認ができるという。これにより、作業者や監督者の負担を軽減することができている。
また、業務効率向上のシステム開発にとどまらず、地域復興に関する事業にも注力する同社では、北海道に5つのサテライトオフィスを設置。行政と連携した観光アプリの作成や、ホームページの作成も行っている。
「東京出身だが、地方を盛り上げたいという思いで入社する人もいます。今後は北陸、東北、沖縄などにもサテライトオフィスを広げ、地域の課題をシステムで支えていきたいです」(佐々木代表)
表彰制度や働く環境を選べる仕組みづくりで モチベーションアップ
同社では表彰制度があり、年に一度、MVP、チャレンジ賞、新人賞などを付与している。業務に対するモチベーションを高める目標となっているという。
また、働きやすい環境を整える同社では、リモートワークが浸透しており、社員は全員自分で働く場所・地域を選ぶことができる。自宅だけではなく、サテライトオフィスで勤務するといった選択肢もあるという。
さらに、2週間に1回、10分間の上長との面談を実施。この間でできたこと、できなかったこと、ステップアップするための目標など、気軽に相談ができる仕組みを整えている。
「コロナ禍でリモートワークが増える中、社員の変化にすぐ気付けるよう、チャットシステムを導入しました。上司が部下を見守り、何かを成し遂げた際にすぐ褒める姿勢は変わりません」(佐々木代表)
最大6カ月の実技研修や資格取得支援で 社員の成長をサポート
新卒、中途問わず、プログラミング未経験者が多く入社する同社では、充実した研修を用意している。基本3カ月、最長6カ月に及ぶ入社時の実技研修では、自社の技術者ほぼ全員が講師役となり、コンピュータの基礎からシステムを一つ作り上げるまでを学ぶ。システム開発の流れを理解し、配属後に自身が業務全体のどの部分を担うのか、きちんと把握できるようにすることが狙いという。
入社1年目、本社システム本部の田島さんも、入社後にIT知識を身に付けたと話す。
「研修を通して簡単なアプリを作れるようになりました。自分でゼロから作り上げる経験は貴重でした」
今後、新規事業のチームに配属される予定の田島さん。若手社員にも裁量権を与える会社の方針が、やる気につながるという。
また、社員の成長を後押しする同社では、IT関連の専門家など、外部講師を招いての研修も積極的に実施している。さらに社員に好評なのが、資格取得時のテキスト費や受検料を会社が負担する、資格手当の制度。入社1年目、本社システム本部の引地さんも、早速制度を活用したと話す。
「プログラミング言語に関する資格を取りました。会社の補助という応援があると、挑戦意欲が湧いてきます。今後も様々な資格取得にチャレンジしていきたいです」
当社の自己PR
社長や上司との距離が近く、社員同士の仲が良いだけでなく、互いに高め合える関係性が築けています。だからこそ、若手であっても意見が言いやすい環境だと思います。周りの先輩社員から常に影響を受けていますし、それが自分の成長にもつながります。(引地さん)
●第25号 (2021年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。