快適な働き方と、スキルの向上を追求。幅広い業界のウェブシステムを構築する
<3つの特徴>
●事業内容:CMSによるウェブサイト開発で顧客を支援
●働く環境:リモートワークや手当で働きやすさを実現
●育成制度:3カ月の新人研修を通じ段階を踏んで成長
顧客の事業を CMSを軸としたウェブサービスでサポート
「ITを用いてお客様の『やりたい』を実現する」を経営理念に掲げるキャロルシステム。同社のITサービスは、二つの事業が両輪となっている。
まず一つが、設立時から手掛けている企業の業務システム開発。工場で使用される物流システムなど様々な企業のシステムを構築してきた。
「この30年で技術や環境も大きく変わりました。時代の変遷に立ち会ってきた当社は、レガシー(昔から使用されているシステム)から最新システムまで対応可能です」(唐鎌社長)
もう一つはウェブサイトの構築事業で、近年、顧客からの引き合いが増え続けているという。
同社がウェブサイトを開発する上で使用しているのがCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるパッケージシステム。特に、ビッグデータや基幹システムとの連携に強みがある海外メーカー製品を採用している。
CMS といえばウェブサイトのデザインやコンテンツ制作に使うものというイメージが強いが、同社が使用するCMSはデザインにとどまらず、企業が事業運営する上で重要なデータ連携の核となる。例えば、CMSで構築したウェブサービスが企業内部の基幹システムと裏側でつながり、様々な情報を蓄積することが可能になるという。
また、パソコンやスマートフォンだけでなく、デジタルサイネージ、テレビといった家電など、多様なプラットフォームからデータを見られるようにできるのも同社の手掛けるウェブサービスの特徴。データ活用の可能性を広げるテクノロジーといえる。
「当社の構築するウェブシステムがデータと現実のサービスをつなげるハブの役割を果たしています」(唐鎌社長)
顧客の業種業界は様々だが、大手塾や大手中古車販売会社、大手メーカーなどの大規模ウェブサイトを中心に構築しており、万が一、システムトラブルがあれば、多大な影響を及ぼすものばかりだという。
「コロナ禍の現在、対面型のビジネスをウェブ化するなど、今までにない案件も増えています」(唐鎌社長)
テレワークを促進し、自宅の作業環境の整備も支援
同社ではテレワークの導入が進み、現在では週2日程度オフィスに出勤、その他は在宅勤務を推奨している。
テレワーク開始当初は、自宅での仕事環境が整っていないという声が複数の社員から挙がったという。そこで、快適な仕事環境を整え、職場と変わりない効率的な仕事を目指してほしいと、半期ごとに一律で「リモート手当」を支給している。
入社2年目、システムインテグレーション事業部の鈴木さんは、リモート手当で自室を仕事場に改造したという。
「当初は正座で仕事をしていましたが、手当で机と椅子を購入し、パソコンも新調。セキュリティを高めるために自室に鍵も取り付けました」
入社8年目、システムインテグレーション事業部の光谷さんも、在宅での働きやすさを実現するため、会社が支援してくれたと話す。
「自宅のインターネット環境が悪かったのですが、会社からWi-Fiルーターを支給してもらいました。現在は快適に仕事をしています」
技術を身に付けチームでプロジェクト体験を積める研修
入社後、2カ月間は座学を中心にビジネスマナー研修や技術研修を行う。研修では同社のウェブシステム開発で欠かせないJava言語も学んでいく。
さらに1カ月間、新人がチームを組み、架空のプロジェクトで一つのシステムを構築するバーチャルプロジェクト研修に参加する。個々に技術を学んだ上で、チームで働く練習をすることで、研修終了後に実際の開発にスムーズに入ることができるという。
「研修終了後もOJTを通して、技術を身に付けることができました。今は、自分のエンジニアとしてのレベルに応じた階層別研修を受講し、レベルアップに励んでいます」(鈴木さん)
この他にも、発案者が全社員に向けて周知することを条件に、勉強会に掛かる費用を会社が一部負担する補助金制度や、資格を取得した際に奨励金として一時金を支給する制度などが設けられている。
当社の自己PR
当社の魅力は、システム開発のはじめから最後まで経験できることです。タスクも細かく設定されていて、仕事の負担が偏らないよう、上司が見守ってくれるので安心して働けます。また、自分が関心のある分野ややりたい業務を担当させてくれるので、自然と仕事に興味が湧き、エンジニアとして早く成長できる環境です。(鈴木さん)
●第25号 (2021年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。