家事代行にテクノロジーをプラス。 柔軟に働ける環境でサービスを進化させる
<3つの特徴>
●IT技術で家事代行業界をリード
●1年目からサービス改善戦略に関われる
●フレキシブルに働ける勤務体系
IT技術で人件費を削減し 家事代行サービスを手軽に
掃除や料理などの家事代行サービスを手掛けるCaSyは、設立7年目のベンチャー企業。365日24時間スマートフォンから利用申込みができるのが好評で、2時間あれば、キッチン、トイレ、リビングなど一通りの清掃が可能という。利用者からは「自分でやるより断然早くて、きれい。掃除から解放され、時間に余裕ができた」との喜びの声が寄せられると加茂代表は笑みをこぼす。
画期的といえるのが、IT技術を導入しているところ。利用者から依頼が入ると、独自開発のシステムが、適したキャストを自動的に割り出すという。
「9,000人いる家事代行キャスト一人ひとりのスピード、丁寧さ、コミュニケーション能力といった情報が登録されており、その中からお客様の家族構成、住居形態、作業内容などによって適任の方を選び出します。また、利用後の評価がデータベースに加わり、さらにマッチング精度が高まるようになっています」(加茂代表)
このIT化は料金設定にも貢献。市場相場は1時間3,000~5,000円といわれる中、マッチング業務に掛かる人件費が不要になることで2,500円という低価格を実現しているという。
サービス内容の進化にスピード感があるのも同社の強みの一つ。2020年6月には業界内初のスマートフォン操作で開錠・閉錠ができるシステムを導入している。
「以前から不在中でもサービスの利用が可能でしたが、事前に鍵をお預かりする必要がありました。システムを導入したことで、手間やリスクが減り、より安心して利用いただけます」(加茂代表)
女性の社会進出や高齢化が進む中、家事代行サービスには今後高い成長性が見込まれる。同社は育児、介護分野への事業拡大も見据えているという。
「私たちのミッションは『大切なことを、大切にできる時間を創る』こと。より多くの時間を創出し、家族との触れ合いや趣味、仕事など大切にしたいことに取り組める暮らしを提供していきたいです」(加茂代表)

挑戦と振り返りを重ね サービスを向上
若手のうちからサービスの改善などの重要な業務を任せるのが、同社の人材育成の特徴と加茂代表は話す。
「1年目から『お客様を増やすにはどうすれば良いか』といった戦略立案に加わってもらいます。自分で考えて試してみる、そして、なぜうまくいかないのか考える中で成長していきます」(加茂代表)
若手が壁にぶつかることも想定し、気軽に書き込めるチャットツールや、毎週1回ある上司との1on1ミーティングでサポートしている。
入社1年目、カスタマー担当の武井さんはこう話す。
「お問合せ業務の改善プロジェクトを進めています。上司に相談しやすい環境のおかげで、お客様がより分かりやすく使いやすい形を追求することができました。お問合せは20%減り、お客様満足度も高まったと考えています」
また、社員が培った知見を共有できる機会となるのが社内勉強会「Study Hack」。これは社員それぞれが得意分野の講師となって技術、知識を共有しようというもの。入社1年目、マーケターの近藤さんはITの勉強会でSQLというコンピュータ言語を学ぶことができたと喜ぶ。
「毎週1時間、計9回参加して、数カ月で様々なデータ分析を一人で行えるようになりました。努力が必要ですが、こうした機会は助かりました」

柔軟な働き方で モチベーションを高める
社員の主体性を重視するのも同社の特徴。フルフレックスタイム制を導入し、始業・終業時刻は各自で決める。
「早めに切り上げて気分転換するときもあれば、集中して長く働くときもあります。自分なりに時間を組み立てられるので、ストレスも少ないです」(武井さん)
子育てにも理解があり、子連れ出社が認められている。また、社員は有給休暇にプラスして、年3日「Family Smile休暇」を取得できる。
「出産や保育園行事などに立ち会えたのもありがたいですね」(近藤さん)

採用担当からメッセージ
求めるのは新サービスを生み出す挑戦心のある人 日本における家事代行サービスの利用率は、10%にも達していません。つまり、まだまだ伸び代がある市場ですから、未利用者も使ってみたいと思えるサービスを一から作り上げていくような仕事への姿勢が求められます。そこで当社では、行動指針に沿った「まっすぐ、明るく、負けず嫌い」な方を求めています。スピード感を大切に一直線に仕事に取り組み、業界No.1を勝ち取りに行くチャレンジ精神旺盛な方と一緒に、明るく笑顔の暮らしを提供するサービスを作っていきたいと思っています。


●第21号 (2020年8月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。