「人づくり」を重視し若手育成に注力。企業の販促物を作り、マーケティングも支援
〈カイシャの特徴〉
●事業内容:グッズ製造とマーケティング支援
●育成制度:入社前から段階的に成長を支援
●仕事のやりがい:若手社員も早くから活躍できる
●働く環境:面談や食事面で成長と健康を支援
アイデア力とスピード感、一気通貫体制を武器に顧客から「選ばれる」企業に
バッグやポーチなどの縫製品からイヤホンなど機械関連製品に至るまで、多様なオリジナルグッズを年間300種以上製造しているアイグッズ。
同社が製造した製品は化粧品メーカーやアパレルメーカーなど様々な企業の名前やロゴを入れ、販売品やノベルティアイテムとして使われている。
同社の特徴は、工程の一部だけを担うのではなく、企画、生産、納品までを一気通貫で行うこと。
「仲介業者を挟まないことでコストが抑えられ、かつスピード感を持ってお客様の要望に沿ったグッズ開発を展開できるのが強みです。近年はお客様のマーケティング支援など形のない商材にも力を入れています」(入社5年目、クリエイティブチームの大城マネージャー)
同社はメーカーとしてものづくりをしているが、扱うノベルティグッズにはイベントがつきものと大城マネージャーは話す。
「ノベルティグッズを配布するためのイベントの企画や開催支援など、グッズの製造にとどまらず、広範囲にお客様のサポートを行える企業へと変わっていくことを目指しています」
さらに、「1000年成長し続ける会社をつくる」をビジョンに掲げる同社が力を注いでいるのが、人材育成や雇用環境整備。
「社員が楽しく、ワクワクしながら働けないと、会社としてレベルアップしていけないですし、お客様に貢献し続けていくこともできないと考えます」(大城マネージャー)

ステップを踏み 確かな成長を促し成功体験をつくり出す
「人づくり(人材育成)」に注力する同社では、例えば内定者向けに任意参加かつ有償のインターンシップを開催している。社会人としての基礎などを身に付けるだけでなく、先輩社員の商談への同行や、新規顧客開拓のための電話営業といった実務にも触れられる。入社後には新入社員研修も用意され、ビジネスマナーのほか製造工程や素材に関する知識を深めていく。
「入社前から段階的に業務に携わることにで、よりスムーズに職務に適応でき、力が発揮できるという考えで始めた取組です」(大城マネージャー)
その他、社内向けレポートの作成を条件とした書籍購入費の全額会社負担を実施するなど、個人やチームの成長につながる制度を設けている。

若手社員も早くから案件を担当できる環境が 自信とやりがいにつながる
若手、ベテランを問わず、裁量権を持たせ、社員の挑戦を後押しする社風の同社。入社2年目、フルオーダー事業部の工藤さんも成功体験を積み重ねる一人。
「内定者インターンシップでは、新規顧客開拓を行いました。そこで出会ったお客様にノベルティの提案を行い、無事受注。初納品は入社式と同日でした。インターンシップに参加するからには成果を出したいと考えていたため、それが実現でき大きな自信につながりました。今後も、お客様のニーズにあったより良い製品を提案できるように努力します」
自分の提案で生み出したグッズを通し、「自分は世の中に価値あるものを残せている」という実感を得られることが、大きなやりがいとなっているという。

社員のライフも重視。 成長や健康を支援する各種制度
社員同士の支え合いを重視する同社は、チームワークの構築につながる制度も用意している。例えば、日々の業務の進捗、業務における悩み相談などは、育成担当者が対応するだけでなく、部署やチームの先輩社員も丁寧にアドバイスを行っているという。また、人事成長制度として月に1回、マネージャーとの面談を実施。成長・課題点をともに振り返り、翌月の目標設定を適切に行う。
さらに、社員の生活、健康サポートにも気を配る。会社から徒歩圏内に居住する場合は、年次などによって月に最大10万円の補助が受けられる。
特徴的なのが、週2~3回、プロのシェフをオフィスに呼び、ビュッフェ形式で、健康に配慮した昼食を提供していること。ヘルシーなドリンク、軽食等もオフィス内に常備されており、社員は自由に飲食することができる。
「住宅補助もシェフ制度も、社員の8~9割が利用しています。ランチタイムはチームの垣根を越えたコミュニケーションも生まれる大事な時間です」(入社1年目、広報・マーケティングチームの大野さん)

マネージャーからのメッセージ
人は「知っているもの」の中から選択する傾向があります。だからこそ興味を持って多くの世界に触れ、知ることが自身の成長にもつながると思います。

このカイシャが10秒でわかるムービー
ムービーはこちら

●第34号 (2023年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。