若手が意欲的に挑戦する環境。シロアリ防除を中心に、メンテナンスで住宅を守る
<カイシャの特徴>
●事業内容:住宅を守るメンテナンス事業
●仕事のやりがい:感謝されて挑戦できる環境
●働く環境:「個人・家庭・会社」を大切に働く
●育成制度:OJTや豊富な研修で成長できる
住宅を支えて120年超。シロアリ防除から始まり不動産事業も拡大中
1899年に創業し、日本で初めてシロアリ防除をビジネスとして始めたアイジーコンサルティング。主力のメンテナンス事業では、外から見ただけでは分からないシロアリ被害から家を守ることで住宅の品質を保つサポートをしている。地元の工務店などパートナー企業と連携しながら、住宅の定期点検のニーズに応えてきた同社は、現在事業を拡大し、メンテナンス事業と建築・不動産事業の両軸で、人々の暮らしを支えている。
「定期点検で得た知見を生かし、長く住み続けられる新築住宅の建築から不動産売買・仲介まで、事業領域を広げています。シロアリ防除などによって100年資産価値を保てる住宅であれば、長い期間売買が可能で、いろいろな人に住んでもらえます。中古住宅の流通が活発になることで建築のための資源の消費を抑えられ、SDGsにもつながる事業として力を入れています」(瀧澤代表)
約30年前に4代目の代表が「快適な住環境事業の創造を通じて社会と社員の生活向上に貢献する」という企業理念を掲げた同社。創業当初から続くシロアリ防除事業を大切にしつつ、住宅という広いフィールドで価値を創造し続けている。
一般的にシロアリ防除というと、気持ちよく生活を送るための害虫や害獣駆除の一部というイメージがあるが、同社では創業当時から住宅のメンテナンスという点に軸足を置いている。
「当社の原点は、シロアリ駆除の方法がなかった時代に、何とか木造建築物の崩壊をくい止めたいと研究を始めた点にあります。あくまで当社の目的は虫の駆除ではなく、安心して長く住み続けられる住宅を実現することです」(瀧澤代表)
シロアリ防除の専門家として現場で活躍。挑戦しやすい社風も魅力
同社のメンテナンス事業は住宅の床下に潜り状況を確認するなど大変な面もあるが、その分エンドユーザーからの感謝の声が一番の喜びという。
「自分が実施したメンテナンスに対して、お客様から直接ありがとうと言ってもらえるのがやりがいになっています」(入社6年目、メンテナンス事業部カスタマー課の宗平さん)
また、社風として「どんどん挑戦しよう、まずはやってみよう」という文化があり、若手でも自分のアイデアを実践できる場が多いと、入社3年目、メンテナンス事業部法人課の渕上さんは話す。
「法人課の若手社員で集まり、ゼロから何かを立ち上げて挑戦してみようという、FS(from scratch=ゼロから)プロジェクトに参加しています。現在は、社内アプリを進化させる打合せや、業務効率化に向けてパートナーである工務店にも社内アプリを使ってもらうための促進活動などを行っています」
子育て支援や一人暮らし 支援を行い、私生活も 大切にして働ける
同社では「個人・家庭・会社」の3つを大切にしようという声かけをしており、ライフ・ワーク・バランスの実現にも力を入れている。
その一つに、女性社員が出産や育児に関する悩みを、社内の先輩ママ社員に相談できる「ママアドバイザー制度」がある。また、男性社員も気兼ねなくに育児休業を取得できるように、上司から積極的に声を掛け、昨年度のみで5名の男性社員が取得したという。
さらに、入社に伴って一人暮らしを始める若手社員に対して10万円を支給する自立支援金制度を設けている。
「制度を利用し、新居の家具をそろえました。新生活は何かと物入りですが、会社からのサポートによって精神的にも余裕ができました」(渕上さん)
社内の交流が盛ん。 研修やブロック会議で仲間から知識を吸収
同社の新入社員は、本社のある浜松市で行われる3週間の全体研修を経て、配属先の店舗でのOJT研修で具体的な仕事内容を覚えていく。日々先輩に付いて業務を学びつつ、月に1回実施しているエリア別のブロック会議や先輩若手社員が企画するフォローアップ研修を通し、交流しながら業務知識を深めていく。
宗平さんは、先輩社員として新入社員のフォローアップ研修の指導を担当したという。
「雑談を交えつつ、社員による課の紹介や、仕事への思いを伝えるなど、全6回のカリキュラムを組みました。後輩からは楽しいと言ってもらえて嬉しかったです。また、毎月のブロック会議で別の店舗や部署の人と交流し、様々な話が聞けることも勉強になります」
代表からのメッセージ
自分の価値観に合った環境を探すという意識で就活をしましょう。当社は、主体性を重要視し、チャレンジを応援する企業風土があります。
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●第33号 (2023年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。