東京カイシャハッケン伝!

MENU

アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社

  • 城南地区
  • 情報通信業

システム開発と通信販売の2軸で業績拡大。柔軟な働き方ができる環境でスキルを向上

システム開発と通信販売の2軸で業績拡大。柔軟な働き方ができる環境でスキルを向上

<カイシャの特徴>
●事業内容:8割が大手顧客のSI事業とウェブ通販事業の2本柱で成長を続ける
●育成制度:社員の平均資格取得数「10」。未経験でも即戦力へと育成
●働く環境:各種制度を活用し、個々の事情に合わせ柔軟に働ける

変化する顧客ニーズに柔軟に対応可能な 技術力とチームワーク

 SI事業(システム開発)とウェブ通販事業の2つを軸に、事業を展開しているアイ・ティー・エス・ジャパン。
 SI事業では、自動車メーカー系商社、飲食チェーン、損害保険会社など、幅広い業界との取引実績がある。顧客の約8割が大手企業というこの事業部門では、常駐先の顧客と密なコミュニケーションを取り、店舗向け決済システムやeラーニングシステムの開発・運用、顧客管理システムの導入支援など顧客が必要とする様々なシステムの開発やサポートを行っている。
 「当社の強みは、高い技術力とチームワークです。また、特定分野に偏らず、幅広い分野の知識を獲得することで、お客様のあらゆるリクエストにも応えられるようにしています」(網屋代表)
 一方のウェブ通販事業では、リース等で使用されていた中古PCのほか、スマートフォンなど各種電子情報機器を買い取り、ハード・ソフトとも自社でリファービッシング(クリーニングやデータ消去など)して、自社ECサイトを中心に各種ECモールで販売している。
 「通販事業の8割は個人のお客様です。残りの2割は病院や学校など法人向けに販売しています」(網屋代表)
 昨年はPCを約4万台売り上げるなど、同社の業績に貢献する事業となった。
 さらに、同社は近年「未来プロジェクト」という取組をスタートさせた。これは若手社員が中心となって複数のチームを作り、自社の技術力を生かして新しいサービスの構築を行うというもの。将来的には各チームの立案を吟味し、事業化につなげていく考えだという。
 「今後の事業拡大を見据え、若手社員の発想力を重視しています」(網屋代表)
 また現在、同社では、本社オフィスのリニューアルを検討している。
 「よりコミュニケーションが取りやすい職場に変えていきたいと思っています」(網屋代表)
 机の配置の仕方、会議室の個数など、どんな設計・デザインにするかといった一連の構想を、若手社員に任せている。

body1-1.jpg
リモート化が進み、出社人数は少ない。フリーアドレス制のため仕事内容で席を選べる

入社後の技術研修で基礎・応用力を伸ばし その後の資格取得も支援

 同社に入社した後は、約6カ月かけて社会人マナーやコミュニケーション研修、技術研修に参加。技術研修では、Javaなどの言語や、データベースなど基本的なIT知識を身に付けていく。
 「文系出身で、入社してからITの勉強を始めましたが、必要な知識を基礎から学べるので助かりました」(入社8年目、システムインテグレーション事業部の谷口さん)
 入社2年目には若手社員研修も実施される。そこでは1年目に習得したスキルを復習し、自律型人材を目指した社外研修に参加する。
 また、資格取得も積極的に支援しており、テキスト代、受験費用などは全額会社負担。試験合格後は資格手当も支給している。
 「毎年、プログラミング言語やデータベースなど、複数のベンダー資格を取得してきました。技術の進化に合わせて挑戦ができます」(谷口さん)
 現在、社員の資格取得数は平均10個となり、同社が誇る高い技術力へとつながっている。
 さらに、同社では、個々の社員の評価について、360度評価制度を採用。年に1度、上司・同僚・部下など5人程度の評価と、本人の自己評価を合わせた上で上司との1on1面談を実施している。複数名からの多面的な評価と個人の自己評価を比較することで、周囲と自分との認識のギャップを明らかにし、自分では気付かなかった強みや弱みを認識することで、社員一人ひとりのさらなる成長へとつなげている。

body2-1.jpg
先輩社員からは細かな指導、アドバイスがある。小さな疑問も気軽に尋ねられる雰囲気
body2-2.jpg
約6カ月にわたる研修では、技術以外にマナーやコミュニケーション能力も磨かれる

社員個人の状況を重視し 私生活と仕事の両立を支援

 コロナ禍以降、在宅勤務制度を導入し、現在はほとんどの社員が定期的に在宅勤務を行っているという同社。また、育児休業を終えて復職した社員は、短時間勤務制度と在宅勤務を組み合わせた利用が可能になるなど、家庭と仕事の両立のための支援をしている。
 「産前産後休業に入る1カ月前、会社側から健康面を配慮し、完全在宅勤務を勧められました。相談がしやすい社風のため、安心して子育てとの両立ができています」(入社14年目、総務人事部の橋本主任)

body3-1.jpg
「効率的に業務を進め、家庭と仕事の両立ができるロールモデルとなりたい」と話す橋本主任

代表からのメッセージ

 当社社員たちのバックグラウンドは様々です。PC操作が得意・不得意かかわらず、誰でもスキル習得ができる育成をしています。

body4-1.jpg
網屋代表

読者からひとこと

成長を続ける魅力的なシステム会社
 文系・理系問わず受け入れる体制ができており、未経験者でも一からプログラミング言語を学べる点で安心感があります。また、資格取得に対する支援や、360度評価制度を導入していて、成長を続ける企業の向上心を感じました。

body5-1.jpg
大学3年生 Rさん

●第30号 (2022年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社
設立・創業年
設立年 1993年5月
資本金
8,000万円
代表者名
代表取締役 網屋 信介
従業員数
80名(内、女性従業員数24名)
所在地
105-0004 東京都港区新橋5-13-1 新橋菊栄ビル9階
TEL
03-6435-7462