東京カイシャハッケン伝!

MENU

コダマインフラサービス株式会社

  • 多摩地区
  • 建設業・不動産業

アットホームな環境でプロを目指し、 電気設備点検で社会の安心安全を守る

アットホームな環境でプロを目指し、 電気設備点検で社会の安心安全を守る

<3つの特徴>

●人の暮らしを支える公共性の高い仕事
●3年間で専門スキルを身に付ける
●社員交流を重視した明るい社風

高い点検技術で 電気を安定供給

 電力会社から送られてくる高電圧の電力。実際に電気として使用する際には、使う場所、用途に応じた電圧に変換して配電しなければならない。コダマインフラサービスは、大型オフィスビル、空港、鉄道などの施設で、この電圧を変換する受変電設備の保守点検サービスを手掛けている。
 「受変電設備は電気を送り出すいわば建物の心臓部。万が一故障すれば、停電となり施設利用者に大きな影響を及ぼします。法律により定期点検が義務付けられており、社会と人々の快適な暮らしを根底から支える仕事だと自負しています」(佐々木社長)
点検と聞くとルーティンな仕事に思われがちだが、電気を扱うための安全管理や工事技術、現場での状況判断など、高い専門性と工夫が求められるという。
 「現場ごとに設備の機器は異なりますし、設置されている場所など環境によって不具合のリスクも変わります。状況を見極め、一人前の点検を行えるようになるには3年以上経験を積むことが必要です」と、佐々木社長は受変電設備の扱いの難しさを説明する。 
 また、点検を当たり前にこなすだけでは、品質は維持できないという。例えば、点検後に提出する報告書に部品交換などの提案も盛り込むようにするなどの工夫で、顧客である大手電機メーカーの信頼を得続けている。
 現在、事業の中心となっている保守点検サービスは、景気に左右されない安定した仕事ではあるが、鉄道や空港といったインフラ施設とも関連があるため、深夜や休日の作業もあるという。そこで、日中の保守点検サービスの割合を増やすため施設に常駐して保守管理を担当するような案件にも今後参入していきたいと佐々木社長は話す。
 「このような案件が増えれば、定期点検として1年に1回訪問するのではなく、日々点検することで、より細やかな現場データを収集分析することができます。結果として、高度な改善提案につながっていくと考えています」(佐々木社長)

body1-1.jpg
保護継電器、遮断器など、社員の練習用に各種の機器がストックされている

体系的な研修体制で 着実にスキルアップ

 同社では3年間で電気設備点検の実務能力を得ることを目標にしている。まず入社後半年の新人研修で電気設備の仕組みや扱い方などの基礎を学ぶ。
 「ブレーカーのスイッチを切る前には必ず声を出すなど、基本から丁寧に教えてもらいました」(入社1年目、サービス部、竹内さん)
 研修を終えると先輩に同行して現場業務を教わり、資格取得を目指す。1年目に第二種電気工事士、2年目に二級電気工事施工管理技士、3年目に第一種電気工事士などの取得を目指して知識を深める。そうしたプロセスを経て、次は大手電機メーカーの外部研修や技術認定試験にチャレンジする。これに合格することが実務能力の証となる。その後、本人の希望と適性に応じてチームリーダー、エンジニア、現場代理人などのキャリアを歩むという。
 「チームリーダーとしてメンバーの取りまとめや後輩育成を任せてもらっています。スピードと精度の高い点検を両立できるチームが目標です」(入社7年目、サービス部、樋口さん)

body2-1.jpg
社員のモチベーションの高さが魅力と話す竹内さん。「ベテランでも常に新しい技術の勉強をしている姿に触発されます」

見守る社風で 社員を個別にサポート

 社員の仲が良いのも同社の特徴の一つ。バーベキューなどの社内イベントが定期的に行われるほか、退勤後、自由参加の飲み会も活発だという。
 「先輩たちが明るく声を掛けてくれるので、楽しく働いています」(竹内さん)
 さらにユニークな取組として、社員の発案により作られた「サポートファミリー制度」がある。これは家族のいる社員たちが、サポーターとして独身の社員たちを支援するというもの。例えば、独身の社員が病気にかかった際に面倒を見るなど、近所付き合いのような形で社員同士が関わっているという。
 「狙いは社員を孤立させないこと。一人で悩みを抱え込まないようフォローしています」(佐々木社長)

body3-1.jpg
装置などに触れながら、専門的な技術や知識を分かりやすく教えている

採用担当からメッセージ

積極的に交流できる人を求めています 当社の点検作業は必ずチームを組み、役割分担をしながら進めます。現場では自分の動きを声に出して周囲に伝え、同時に、周囲の動きを把握して連携するといったチームワークが欠かせません。また、専門知識が求められる仕事ですから、1~2年目は覚えることが山ほどあります。分からないことがある場合、黙って指示を待つのではなく、分からないと周囲に意思表示することも大切です。常に成長しようとする人は問題意識を持って行動します。前向きで明るくチャレンジする姿勢を大切にしてください。

edit-1.jpg
「社員の成長と家族の幸せが喜びです」佐々木社長
edit-2.jpg
毎回異なる現場を訪れ、状況に応じて点検内容を見極める。知識、経験に基づく現場判断が求められる

●第21号 (2020年8月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
コダマインフラサービス株式会社
設立・創業年
2002年7月
資本金
1,000万円
代表者名
代表取締役社長 佐々木 功
従業員数
20名(内、女性従業員数2名)
所在地
186-0012 東京都国立市泉3-31-16
TEL
042-576-0922
採用情報