多くの人々が使う施設の空調設備、給排水設備の工事を担い、施設の快適な環境づくりに貢献
<カイシャの特徴>
●事業内容:空調設備等の設計から保守まで担う
●育成制度:振り返り研修で基礎・応用を学ぶ
●働く環境:健康経営など人を大切にする風土
●仕事のやりがい:社会や地域に貢献できるやりがい
空調設備工事、給排水設備工事をワンストップで担い快適空間を提供
RECは、公共施設や商業施設、学校、病院、ホテルなどの建物の空調設備、給排水設備を中心に、設計・積算から、工事、メンテナンスまで一気通貫で担い、建物の快適な空間づくりに尽力している。
「工事の際に当社が設置した設備の情報を細かく記録しているため、メンテナンスが必要となるタイミングで点検の提案をしています。しっかりとしたアフターケアを行うことでお客様から信頼され、次の改修工事につながっています」(有明社長)
こうした同社の豊富な工事実績は、顧客に向けた社外報としてまとめ、半年に1度のペースで発行。工事内容や工夫した点などを記載し、営業ツールとして活用している。
同社は様々な案件を手掛けているが、珍しいものでは、2023年に、南米チリの高地に建設していた天文台の冷却水設備工事を担当した。
「標高5,640mという、今まで経験したことのない場所での工事でしたが、高い技術力を持った社員の知恵を結集し、無事終えることができました。これからも国内外問わず、新たな工事へチャレンジしていきます」(有明社長)

新入社員研修と、2・3年次の振り返り研修で業務の基礎から応用まで学べる
社員は「人財」と考える同社は、育成にも力を入れている。入社時の3カ月間の研修でビジネスマナーや業務の基礎知識を身に付け、配属後はOJTで先輩社員から業務を教わっていく。また、2年目、3年目には1週間の振り返り研修を行っている。
「2年目の研修で、CADの基礎のおさらいと、応用方法について学びました。これまでの学びを振り返ることで理解が深まりますし、他部署の仕事内容も知ることができたので、業務全体の流れが分かり、とてもためになりました」(入社3年目、設計積算部の佐藤さん)
また、資格取得を支援しており、1・2級管工事施工管理技士、給水装置工事主任技術者などの取得を奨励している。合格すれば受験費用と報奨金を支給している。
「私は、5年前に1級管工事施工管理技士を取得しました。若いうちから仕事を任せてもらえる環境で、どの社員も資格取得を目指しています」(入社14年目、技術部の福岡課長)

有給の生理休暇を導入。人を大切にする風土で、健康経営も推進
同社では勤怠管理システムを導入し、残業時間や有給休暇の取得率などを管理。残業時間の削減のため毎週水曜日はノー残業デーとしている。
「早く帰れる日は趣味のゲームを楽しんでいます。先輩社員とも気軽に話ができる社風のため、時には先輩を誘い、オンラインゲームをすることもあります」(佐藤さん)
休みが取得しやすい同社では、有給の生理休暇があり、女性特有の体調不良の際も自身の有給休暇の日数を減らすことなく休むことができる。チャットなどを活用し上司にも伝えやすく、活用されているという。
また、健康経営も進めており、年に3回、チームや個人対抗で歩数を競う「アクティブチャレンジ」を行っている。
「座って仕事を行う部署も多いため、積極的に体を動かしてほしいと始めました」(有明社長)
さらに、健康づくり推進委員会が、健康にかかわるニュースを毎月社員向けにメール配信している。
「夏バテ対策など、すぐに使える知識を得られるので、毎月読んでいます」(福岡課長)

多くの人が利用する施設に携わり、社会や地域に貢献できる
同社は、地域貢献にも力を入れており、秋祭りの際は、みこしの担ぎ手や参加者の休憩場として東京本店の2階を提供している。また、備品庫には簡易発電機など備え、災害時などに地域住民に提供できるよう準備している。
こうした社会や地域に貢献したいという姿勢は社員一人ひとりにも根付いている。
「一番印象に残っているのは、図書館の空調設備工事でした。公共施設など、多くの人が利用する場所の工事に携わる責任とやりがいを感じます。今後はランドマークとなる施設も手掛けていきたいと思っています」(福岡課長)
福岡課長など技術部の社員と連携し、工事の見積り作成を行う佐藤さんは、「上司との距離が近く、相談しやすい環境です。積算作業や改修工事の見積りなどもできるようになり、自分の成長を実感しながら仕事を進めています」と話す。

社長からのメッセージ
空調や給排水に関する知識や技術は入社後に学べます。社会に貢献したいという意欲のある方に向いている仕事です。

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●第39号 (2024年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。