新人と先輩たちがワンチームとなって 企業の「成長」をシステムで支え続ける
<カイシャの特徴>
●事業内容:大手企業の基幹システムを支える
●仕事のやりがい:達成感の繰り返しが成長の原動力
●育成制度:3カ月の研修で仲間と共に進化
●働く環境:社員ファーストの健康経営を展開
基幹システム構築を通じて顧客と信頼関係を築き 設立から黒字経営を継続
1986年の設立以来、一貫してITソリューション事業を展開してきたシステム・エナジー。製造・商社・医療など幅広い業界の大手企業を顧客に持つ。エンジニアを派遣して技術的なサービスを提供するSES事業と、顧客の依頼に基づいてシステムを開発する受託開発事業の2本柱で事業を行う。
過去に赤字決算は一度もなく、直近では3年連続で増収増益となった。
「人事管理や人材育成、営業支援など、顧客の事業を支える重要なシステムを手掛けています。それが安定した取引に結び付いています」(加藤社長)
同社では業務内容に応じてメンバーを選抜しチームを組成。プロジェクト単位で客先にて業務に当たる。顧客のニーズに合わせた最適な編成とすることで高い満足度を提供でき、新人の技術者にとっては先輩に見守られながら現場で経験を重ねていけるという安心感につながっている。
インターネットがまだ一般的ではなかった1980年代に設立した同社。情報システムこそが今後の企業発展の鍵を握ると考え「企業の成長のエネルギーはシステムである」との思いを込めて、システム・エナジーと名付けられたという。
当時のコンピューターの主役は、メインフレームと呼ばれる大型コンピューター。それが時代とともに徐々にパソコンやサーバーで稼働するシステムへと進化してきた。こうした変化に柔軟に対応し続けてきたことも、同社の安定経営につながっている。
今後の展開については、現在のSES事業と受託開発事業という2本柱を引き続き成長させていくことに注力する方針だと話す加藤社長。
「地に足をつけて、これからも着実にしっかりと地盤を固めていきたいです」

日々の成果の積み重ねがしっかりと評価され キャリアアップにつながる
企業の基幹システムを手掛け、顧客業務を支えることに大きなやりがいがあるという同社。顧客からシステムに関して問合せを受けることもあり、その際の感謝の言葉は喜びにつながる。「小さな達成感を地道に重ねていくことが成長につながります」と、加藤社長。
また、入社4年目、事業推進部の山内さんは、同社で働くやりがいについて次のように話す。
「一つひとつの取組を上司がしっかりと評価してくれ、それが昇給や昇進につながる会社です」

リゾート地の合宿研修で同期との絆を深めながら 実践的なスキルを磨く
3カ月間の新入社員研修を行う同社では、先輩社員が講師となって、基礎から技術の習得を目指す。文系出身で入社2年目、事業推進部の鈴木さんは次のように振り返る。
「最前線で活躍中の先輩が教えてくれたので、生きた知識、実践的なスキルが身に付きました」
また、研修期間中には自然豊かな越後湯沢にて、2泊3日の合宿が開催される。ここでは、課題に基づいてシステムの要件の整理・設計を行う研修を実施しており、同期入社との絆も深められるという。
「グループワークで、配属後の働き方を体験できます。今年度は先輩社員として私も同行予定です」(鈴木さん)
さらに、同社では、社員の主体性を育むことを目的にした「学研活動」を推奨している。自分の好きなテーマについて1年間研究して発表するもので、優れた内容であれば報奨金も支給される。
加えて、年に1回の自己申告の機会を通じて、自身のキャリアについて上司に希望を伝えることができる。
「技術者の志望を尊重し、かなえられるように背中を押してくれる風土があります」(鈴木さん)

約9割がテレワークを実施。健康にも配慮した経営でゆとりある働き方を実現
安定的な取引が中心の同社では納期等で無理をすることが少なく、残業も限られているという。テレワークも定着し、社員の約9割が在宅で勤務する。
「めりはりのある働き方で、プライベートも充実させられます」(山内さん)
また、健康経営に注力し2022年から「健康経営優良法人」として認定。さらに、楽しみながら取り組める同社独自の健康イベント「エナジーウォーク」には、社員だけでなく、社員の家族も参加できる。家族で運動の大切さについて語り合う良い機会にもなっているという。
健康相談など、何でも話せる窓口「あのね相談室」も用意され、安心して働ける環境づくりが進められている。

社長からのメッセージ
「技術者本位」という考えを掲げています。社員のチャレンジ精神を尊重し、やりたい業務や環境を自らつかみ取れるよう、しっかりとサポートしていきます。

このカイシャが10秒でわかるムービー
ムービーはこちら

●第33号 (2023年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。