オフィス空間に新たな価値を提供し、自社のより良い働く環境づくりにもまい進
<3つの特徴>
●顧客のオフィスを働きやすくコーディネート
●健康的な働き方を追求した労働環境
●幅広い知識、スキルを身に付ける研修体制
「人々が集う場」をより働きやすくするために
快適で働きやすいオフィス環境づくりと、そこで必要な商品やサービスを提供する清和ビジネス。顧客は民間企業だけでなく、学校や病院、研究施設など幅広い。
一口にオフィス環境のコンサルティングといっても、業界、業種によって最適な職場環境は異なる。同社では、丁寧なヒアリングからはじめ、課題を抽出した上で、設計、デザイン、じゅう器の導入、内装工事までトータルな提案を心掛けている。
「人々が集う場に価値を提供することで、お客様の発展とともに、当社の企業価値の向上を目指しています」と勝本社長はその理念を語る。
1995年からは大手事務用品通販会社の代理店ビジネスも展開。着実に業績を伸ばし、信頼を獲得している。
大手事務用品通販会社の代理店ビジネスでは、事業開始以来順調に顧客数を伸ばしており、現在34万社を超えるという。
「取引実績を分析して、事務用品の購入コストを低減できる提案を行うなど、お客様の立場に立ったサービスを心掛けています。目先の売上げだけにとらわれないスタンスが重要です」
勝本社長は自社の営業方針をそう語り、今後もさらにサービスの拡充を目指していきたいと意欲を見せる。
「新たなオフィスを求めるお客様と不動産会社との橋渡しをしたり、提案するオフィスに合わせた働き方や社内制度まで提案を行ったりなど、より幅広いサービスで企業の働きやすさをサポートしていきたいと考えています」
休みはしっかり取得 働きやすい職場を自ら実現
「快適なオフィスをお客様に提案する以上、まずは自社が働きやすい環境でなければならないと考えます」と説明する勝本社長。
そこで同社では、本社オフィスにおいて、米国の建物・室内環境評価システム「WELL認証」のゴールドランク(インテリア)を2020年に取得した。
さらに、「休むからこそ良い仕事ができる」という会社の方針から、有給休暇の積極的な取得を推進している。大きな案件が終了した後や、連休に合わせて連続有給休暇を取る社員も多く、夏季と冬季には連続休暇となるよう、有給休暇取得推奨日を設けている。
家庭と仕事の両立がしやすい環境の改善にも取り組む。短時間勤務制度は子どもが小学校1年生になる4月まで利用可能とし、社員から好評を得ている。
入社4年目、事務用品通販関連の事業部で営業として働く佐藤さんは、周囲に育児休業や短時間勤務制度を利用中の先輩もいて心強いという。
「残業も少なく、自分でスケジュールをコントロールできる職場です。働きながら子育てもしやすい環境は、将来のことを考えても安心です」
多岐にわたる知識、スキルをじっくり身に付ける研修体制
若手に急な成長を求めず、3年間掛けてゆっくりと育てていくのが同社の人材育成方針だという。
入社すると、まず、ビジネスマナーをはじめ、自社の事業説明、各部署からのレクチャー、メーカー見学など充実した研修プログラムに参加。配属後は、先輩に付いて実際の仕事を通して商品知識や仕事の進め方を学んでいく。
その後も成長段階に応じた階層別研修があり、問題解決力、リーダーシップ力、コーチングなどを身に付けられるようになっている。
さらに、年次の近い先輩が新入社員の指導員となり、仕事以外の悩みの相談にも応じるメンター制度もある。
入社2年目、オフィス営業本部でデザイナーを務める小滝さんは、「仕事で直接関わらない先輩に何でも相談できる、とても良い制度だと思います」と語る。
社員の「やる気」にも目配りを忘れない。昨年度より若手社員を対象とした表彰制度「SEIWA AWARD」をスタート。新たな取組にチャレンジした人や、業務効率化に貢献した人などを、12の部門で表彰するというもので、社員のモチベーションアップにつながっているという。
社長からメッセージ
チームで達成したことを喜びに感じてほしい
自分を前面に出して、個人の実績を追求する会社もあると思いますが、当社はチームで足りないところを補いながらゴールを目指すという社風です。チームのメンバーから刺激を受けながら成長し、共に達成したゴールを喜び合える人と一緒に働きたいと考えています。また、当社は「人材輩出企業」として、「清和ビジネスで仕事をしてきた人なら間違いない」と言われる人材の育成を目指しています。確かなビジネススキルを身に付け、新しい働き方、働く環境を一緒に創造していける人との出会いを期待しています。
●第23号 (2020年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。