3次元CAD、3Dプリンター導入を推進。日本の製造現場の課題を最新技術でサポート
<カイシャの特徴>
●事業内容:製造業向け3次元CAD等導入を推進
●仕事のやりがい: 顧客ニーズに応える 技術を磨く
●育成制度:e ラーニングやOJTでスキルアップ
●働く環境: フレックスタイムや在宅勤務導入
製造業に3次元CAD導入を提案。顧客のニーズに合わせカスタマイズ開発
3次元CAD、3Dプリンターなど製造業向けITソリューションの輸入・販売を手掛けるテクノソリューションズ。同社は設立当初から3次元CADを扱い、技術やノウハウを蓄積してきた。販売代理店を務める3次元CADソフトウェア「SOLIDWORKS」においては、メーカー認定技術者が20名以上在籍している。
「海外の製造業で広く活用されている3次元CADですが、日本では2次元図面の利用が多く3次元CADの普及と3次元データの活用が課題です。3次元CADによる設計や3Dプリンターによる試作と製品製造は、旧来の手作業とは比べ物にならないスピードが魅力です。このシステムの普及によって、日本の製造業全体の成長と活性化を進めていけるよう力を尽くしています」(大眉代表)
同社では製品を販売するに当たり、コンサルティングやセミナーなどで導入するメリットを説明し、導入後も有償での操作トレーニング、アフターフォローにきめ細かく対応。また、顧客の業態に合わせた提案や、ソフトウェアをカスタマイズして業務効率化を図る開発なども行っており、導入企業には頼れる存在になっているという。
宇宙・航空や医療、一般消費財、家電、産業機械など幅広い分野の製造業企業と取引をしているが、さらに営業に力を入れたいと大眉代表は語る。
「特に3Dプリンターはまだ本格活用していない日本企業が多いので、今後は普及のための営業活動と導入支援、3次元CADの成果物管理ソフトの開発などにも力を入れていきます」

必要な技術を見越し自ら腕を磨く。提案が採用されやすい環境
光造形3Dプリンターを担当している入社3年目、3Dモノづくり推進部の今井さんは「問合せに対応するため自分自身も3D造形技術を身に付ける必要があります。最初から思った通りの造形ができることは少ないですが、先輩やメーカー、パートナーの協力を仰ぎ技術を磨くことで、できなかったことができるようになることが一番嬉しいです」と語る。
同じく入社3年目、営業部の稲津さんは「3Dプリンターを導入することでどれぐらいコストや納期が圧縮できるかを提案しています。お客様が求めるものを試作し、満足していただけたときは達成感を感じます」と話す。
同社では 営業部がヒアリングした顧客のニーズをもとに、技術担当が顧客分析を行い、必要と思われる工程への3次元ソリューション導入を提案していく。営業と技術の連携によって互いが意識を高めながら、顧客の満足を引き出している。
また、社員が見つけて提案し輸入代理店となった3Dソフトもあるなど、提案が採用されやすい環境であることも、社員のやりがいにつながっている。

新入社員研修後、OJTに移行。重点商品の体験学習にも参加
同社に新卒入社すると、製品に関する内部研修やビジネスマナーなどを学ぶ外部研修に1カ月程度参加して、5月上旬に正式配属となる。その後はOJTを中心にスキルを身に付けていく。同社にとっての重点商品となる「SOLIDWORKS」については、体験学習を中心に時間をかけた研修が用意されている。 文系出身で技術部に配属された社員も多く、自由に使えるeラーニングやOJTで未経験でも知識を蓄えていける仕組みがある。
ITパスポート試験など、会社が推奨する各種資格の受験費用は会社が全額または一部を負担している。

家庭の事情や職務などに応じ、週2回の在宅勤務が可能
同社では、10時から16時がコアタイムのフレックスタイム制を導入しており、事前申請で利用できる。また、子育て中の社員や開発職の部署を中心に、週2日程度の在宅勤務が可能。それ以外の部署も上司と相談の上、必要に応じて在宅勤務が適用され、フレキシブルな働き方を選べる。
さらに、従業員持株制度も導入しており、加入した社員には業績に応じて配当金が支給される。
懇親会などの社内イベントも定期的に実施。社員旅行は子育て中の社員の提案で、泊まりだけではなく日帰りも選べるようになり、参加しやすくなって好評という。

代表からのメッセージ
中小企業の良さは希望した仕事に就きやすいこと。チャンスを待ち続けるより、自らアクションを起こしてやりたい仕事に打ち込んでみませんか。

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●第41号 (2025年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。