携帯電話や無線機の提供を中心に12の事業を展開。社員の提案を積極的に採用し、実現を推進する
<カイシャの特徴>
●事業内容:通信関連の事業を中心に12の事業
●仕事のやりがい:自分の提案を形にして組織に貢献
●働く環境:男女問わず育児中も働きやすい
●育成制度:資格取得支援が充実。周囲も協力
通信関連事業を中心に12の事業を展開。公共事業などで行政の頼れるパートナー
携帯電話・無線機といった移動通信機の提供や、ドローンスクールの運営、放送設備の保守点検、防災行政無線の設置をはじめとする防災ネットワークの構築、教育現場へのICT端末の提供など、幅広く12の事業を手掛けている田中電気。70年以上前に固定電話機の販売から始まり、通信機器に関わる事業を主とする中で様々な事業が増えていったという。現在、数ある事業の中で売上げの約半分を占めるのは、モバイル端末やICT機器の提供を中心に扱う事業領域。さらに、公共インフラ関連や文教関連の事業は、その実績から行政のパートナーとして高く評価されているという。
「お客様から依頼された案件に対して、まず挑戦してみるという方針を貫いた結果、事業がここまで増えました。最近では海外の政府や企業から、防災ネットワークやGPS活用についてのご相談をいただき、当社が役に立てるフィールドが世界に広がっているのを感じます」(田中社長)
今後は建設会社の無線機や、企業の社用携帯の管理業務など、企業の業務効率化に貢献できるビジネスに力を入れていきたいと田中社長は語る。
自分の提案を実現し組織に貢献できることや、顧客からの感謝がやりがい
同社では社員からの提案に対し、その実現に向けて後押しする環境がある。
入社2年目のときに、衛生管理担当として社員の健康管理状況の可視化やストレスチェックの100%受検を推進したというのは、入社3年目、総務部の安達さん。自分の提案を実現し組織の健康意識の向上ができたとき、やりがいを感じたという。
「上司や同僚、同じ衛生管理担当の社員や産業医の協力を得ながら運用を強化し産業保健体制の確立ができました。社歴やポジションに左右されず、提案や取組を実行しやすい環境が魅力です」
また、入社5年目、モバイルショップスタッフの阿部チーフは店舗で顧客からもらう感謝の言葉にやる気をもらっているという。
「私の主な仕事は、お客様の携帯電話に関するお困り事の解決です。直接感謝の言葉をいただく機会が多く、それが大きなやりがいにつながっています。高校を卒業してから当社で5年働いているのですが、一度も会社に行くのがつらいと思ったことがなく、同僚や上司などの人間関係に恵まれていると感じています」
柔軟な働き方と相互フォローで子育て世代に優しい職場。健康指導にも注力
同社では女性社員の育児休業取得率、復帰率ともに100%となっており、男性社員にも取得実績がある。皆でフォローし合う環境があるため、出産や育児などのライフイベントが発生したときでも安心して働くことができる。また福利厚生として、社員の子どもの小学校入学祝いにランドセルをプレゼントする制度や、プロ野球の観戦チケットが年に数回配布される制度などがあり、社員から非常に好評だという。
加えて社員の健康指導にも力を入れており、例えば、健康診断の結果に懸念がある社員に医療機関の受診を勧めるのはもちろん、eラーニングによるメンタルヘルス研修の導入なども行っている。
「業務を優先して健康のことが後回しになってしまう社員もいるので、健康診断の重要性を理解してもらえるよう声掛けをしています」(安達さん)
資格や認定取得などのスキルアップを支援。周囲の応援も充実
同社では職種別採用を行っている。入社後は、まず、新入社員全員で3日間の外部ビジネスマナー研修に参加。その後、職種に分かれて各研修に入る。モバイルショップスタッフの場合、各携帯キャリアの研修を受講した後、現場で先輩に付いて独り立ちを目指していく。
また、業務に必要な資格は、会社の費用負担で取得することができる。業務の合間を活用して資格学習に取り組めるほか、先輩や上司からのサポートを受けながら着実に成長できる環境という。
「入社2年目のときに、携帯キャリアが設けている認定資格の上から2番目までを取得することができました。業務で忙しい中でも、先輩が時間を見つけてロールプレイングに付き合ってくれるなど、周囲の皆さんの協力があって無事合格できたと思っています」(阿部チーフ)
社長からのメッセージ
どんなことでも初めて取り組むときは怖いものです。一歩踏み出す小さな勇気を出すことで、いろいろな可能性が生まれると思います。
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●第43号 (2025年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。


