日本茶のパッケージ製造を軸としながら、日本茶を気軽に楽しんでもらうための茶器などの開発、販売も手掛けている吉村。この日は、大学2~4年生を中心とした計11人が同社を訪れました。マーケティングの知識の有無に関わらず「どうしたらこの商品を手に取ってもらえるか」をグループで考えていくワークを行います。
「皆さんの記憶の中にある日本茶に関わるエピソード、実はその一つひとつがマーケティングの重要な要素です。今日の経験を通して、ぜひマーケティングの面白さを感じ取ってください」というファシリテーターの言葉で幕を開けたワークショップは、次に橋本社長による会社紹介へと移っていきました。
「日本茶の普及、消費量向上のため、多様なアプローチを取っている企業です。東京都の女性活躍推進大賞を受賞し、女性管理職の人数が増えていますが、女性だけを優遇しているわけではありません。皆で協力し合い、誰もが自分で考えて働ける環境を提供することに努めてきた結果、離職率6%と低い数値を示しているのも特徴です」
その後、参加学生のサポーターとなる若手社員の紹介を経て、2グループに分かれたワークがスタート。今回は3種類の日本茶商品を試飲した上で、いずれかの商品に的を絞ってマーケティング手法を考えることになりました。参加者は積極的な発言を行い、まずどの商品をアピールするか、ターゲットは、どこで、どんな方法でマーケティングを実施するかを話し合っていきます。参加学生が意見をまとめ、それぞれの案を発表した後、橋本社長と若手社員からフィードバックをいただきました。
最後に、橋本社長からの「どんな商品を開発すれば、お茶屋さんをはじめそれを楽しむ人々が元気になれるかを考えて活動しています」との言葉で閉会しました。
参加者からは「マーケティングは難しいと思っていたが、既存商品の認知度を向上させる方法を考えるのは楽しかった」「会社全体の雰囲気の良さが感じられた」「中小企業への就職も選択肢に入れるべきと感じた」などの感想が寄せられ、一人ひとりが充実した時間が過ごしたことが感じられました。
03 日本茶マーケティング体験ができる!
- 2024年11月1日(金)
- 株式会社吉村
日本茶の新しい文化・魅力を知り、価値を創出する体験をしてみよう。

振るだけで抹茶が完成するアイテムなど、様々な茶器を開発 事業内容や働きやすい環境づくりについて話す橋本社長 商品のアピール方法についてアイデアを出し合う プロモーション方法を発表する参加学生