東京カイシャハッケン伝!

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自己分析!

就活を通して“意外性”をハッケンしてみよう!
“気付き”の重要性

「ここしかない!」と業界や企業を定めていても、就職活動を進めていく中で自分の意外な一面に気付き、想定外の企業に魅力を感じることがあります。
そこで、就職アドバイザーからのアドバイスとともに、当初の志望とは全く異なる業界に就職したカイシャハッケン伝!企業の先輩社員に、話を聞いてみました。

就活中、どんな“意外性”に気が付きましたか?

「中小企業しごと魅力発信プロジェクト」運営事務局が、内定を持つ大学生や新入社員にヒアリングを実施したところ、様々な気付きがあったと回答がありました。

  • ● 人見知りだったが、面接では理論的に話をすることができた。
  • ● キャリアを重ねる女性と出会い、長く働きたいと思うようになった。
  • ● 大企業を希望していたが、中小企業の魅力に気付いた。
  • ● パソコンに興味がなかったが、SEの適性があると分かった。
  • 全く興味のない業界にも魅力があることを知った。
  • ● 友だちと自己分析したことで、新しい自分をハッケンした。
  • ● 家族に仕事の話を聞き、身近な人が尊敬できるようになった。

就職アドバイザーに聞く!

自分の意外性をハッケンすると、就活がどんどん楽しくなります。

就職アドバイザー/重田さん
就職アドバイザー/重田さん

Q.なぜ、意外性のハッケンが重要なのですか?

意外性をハッケンすることで、自分についてより深く知ることができます。それまでの自分にはなかった考え方や知識に触れることで、「つまらないと思っていたけど意外と面白いな」「何だかワクワクするな」などと興味の幅が広がったり、自分の意外な特性に気付いたりと、新たな自分に出会えます。就活を通して意外性をハッケンすることで、より自分に合った会社選びにつながりますし、そうして得た「気付き」は社会に出ても必ず役立ちます。

Q.どんな行動を心掛けると、意外性をハッケンできますか?

「よく知らないな」「自分に関係なさそう」と感じる業界や企業、就職イベントなどでも、リアル・オンライン問わず訪問してみたり、インターネットで調べてみることで、知らなかった仕事、働き方、生き方の魅力に出会いやすくなります。また、「これは良い」「これは良くない」といった噂や周囲の人が言う評価をうのみにせず、新聞や企業ホームページなどを複数チェックして、情報収集し考察すると、自分なりのハッケンがあるはずです。

まとめ

意外性をハッケンするのは就活生だけに限らず、社会人になってもハッケンの連続です。それが就活や仕事をすることの面白さにつながっていきます。就活生にオススメしたいのは、メモを取ること。自分専用のノートに「意外だな」と思った事柄を書き留め、後で見返すことでさらに気付きが深まります。

就活で意外なハッケンをして、意外な企業に就職した先輩にインタビュー!

HAKKEN01

大智化学産業株式会社

舟井さん

舟井さん
before
文系だから
理系企業は
関係ない
after
語学力を生かして
化学メーカーで
活躍

大学で中国語を学んだので、語学力を生かせるグローバル企業に就職したいと考えていました。視野を広げようと偶然参加した化学メーカー(当社)の説明会で採用担当の話を聞いて、社員の人となりや、キャリアについて親身に考えてくれる社風に魅力を感じ、この会社で働きたいと強く思うようになりました。実際に働いてみると、当社が扱う半導体は海外の製品にも使われており、海外対応などで中国語を生かせる機会にも恵まれています。

HAKKEN02

コーデンシTK株式会社

中澤さん

中澤さん
before
大手BtoC企業
志望
after
説明会で
BtoBの中小企業に
魅力を感じる

飲食店でのアルバイト経験からBtoCの業界を中心に就活をしていましたが、取引先企業を支え、一緒にスケールの大きい仕事に挑戦できるBtoB業界に魅力を感じて方向転換しました。さらに、自己分析を進めていくうちに、規模の小さい組織の方が自分の能力や個性を発揮できるのではと考えるようになり、中小企業の説明会にも参加。役員と距離が近く、若手が大きな仕事を任されているのに魅力を感じて当社に入社しました。

●第24号(2021年3月発行)掲載