研修や勉強会で知識と技術を身に付け、店舗の顔である看板を製造する
<3つの特徴>
●事業内容:店舗、施設に合った看板を提案・製作・施工
●働く環境:社歴を問わず有給休暇を取得しやすい社風
●育成制度:成長できる丁寧な指導でスキルアップ
顧客に合った看板を企画提案し、丁寧に製作。取付けまで一貫して担う
看板製作会社として1977年に設立されたアイ工芸。以来、基本概念に「お客様に喜ばれ信頼されてリピート受注」を掲げ、顧客の要望に沿った看板製作はもちろんのこと、素材や取付方法など自社で開発した看板を提案し、顧客を確実に増やしてきた。納品先は、個人店やチェーンの飲食店、デパートなどの商業施設、病院、イベント会場など幅広い。
同社の特徴は、営業から製作、取付け、メンテナンスまでの全ての工程をワンストップで提供できること。設立当初は一部製造のみを担っていたというが、徐々に体制を構築してきた。
「自社一貫体制は業界でも珍しく、大きな強みになっています。お客様のあらゆる要望に細かく応えられますし、困ったことや調整が必要なことが発生しても社内で迅速に対応できます」(石川会長)
一貫体制にしたことで、メンテナンスなどの機動力も高まった。他社が設置した看板であっても台風などの影響で外れそうだという連絡を受ければ、駆け付けて修繕を行う。
「当社で手掛けた看板は、台風が来ても安心できる取付けを徹底していますし、5年間の保証付きです。他社が設置したものに関しても落下事故防止のために修繕の対応が可能です」(石川会長)
顧客からの信頼を獲得するだけでなく、社会の安全を守る欠かせない存在を目指していると石川会長は語る。
長年培ってきた看板製作の技術と独自のアイデアを取り入れて、時代に即した看板を提案・提供する同社の納品先は国内にとどまらない。韓国、中国の顧客とも取引があり、日本同様、飲食店などの看板や商業施設、イベント会場などでの設置が多いという。
「中国では電子看板が日本以上に普及しています。そうした分野にも積極的にチャレンジをすることで、次世代に向けた看板ビジネスを模索していきたいです」(石川会長)
看板に関する問合せに関しては、国内外を問わず、「ノーは言わずに受けて、とにかくやってみる」をモットーにしている同社。
「様々な案件にチャレンジができるのも、自社一貫体制があるからだと思っています」(石川会長)

オンオフのめりはりを付け、プライベートと仕事のどちらも充実
しっかりとオンとオフが切り替えられるように、同社は有給休暇の積極的な取得を呼び掛けており、年次や役職にかかわらず休みを取りやすい雰囲気があるという。
「平日にライブ参加の予定を入れるなど、有給休暇を活用しています。残業もほとんどないので、ライフ・ワーク・バランスを充実させて働くことができます」(入社3年目、製作部の澤村さん)
また、同社の特徴は、社員全員で盛り上がれるイベントがあること。コロナ禍で休止しているものも多いが、特に例年好評なのが忘年会。社員の家族も招待し、皆で餅つきを行う。出来上がった餅は社員の家族はもちろん、会社の近隣住民にも日頃の感謝の気持ちを込めて配布しているという。
さらに、野球やフットサル、ゴルフ、ボウリングなどの部活動があり、大会参加費は会社が支援している。
入社13年目で営業開発第2部の菅主任は野球部に所属。
「業界の組合主催の大会で優勝したことがあります。仕事でも遊びでもメンバーの団結力は、とても強いです」

OJTや勉強会、資格取得支援でスキルを磨ける
入社後は、外部のビジネスマナー講座を受講。その後はOJTで先輩がしっかりとサポートしていく。
「入社当初は、年上の方ばかりで戸惑っていましたが、皆話しやすく、丁寧に教えてくれるので、とても分かりやすかったです」(澤村さん)
また、社員のスキルアップに力を入れる同社では、看板製作に求められる溶接や高所作業車の運転などの資格取得に関して、講習費や受検費用を会社で負担。さらに、営業部門では定期的に勉強会を開いて情報を共有している。
「うまくいった事例、失敗した事例を発表し共有することで、一人ひとりの経験値の向上を図っています」(菅主任)

当社の自己PR
一番の魅力は、多くの人が知っている企業やブランドの看板を製造できることです。街中で自分が携わった看板を見掛けるとやりがいを感じます。看板は店舗の顔になるものなので、丁寧に作ることを心掛けています。また、優しい社員ばかりなので、お互いフォローしながら一丸となって、ものづくりに励める環境です。(澤村さん)


●第27号 (2021年12月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。