テレワーク等、働きやすい制度が浸透した環境で、業界特化型の人材教育事業を展開
<カイシャの特徴>
●事業内容:美容・健康・教育業界に特化し、人材紹介・教育事業などを展開
●働く環境:多様な働き方を推進し、ワーケーションを導入。ほぼ全社員が活用
●育成制度:業界・職種スキルを伸ばせるバラエティ豊かな研修へ参加可能
人材紹介と教育事業を中心に、Z世代向け BtoC事業も展開
「『ヒト』『ハタラク』『マナビ』で豊かな社会を創る」を企業理念に掲げ、人材紹介事業と教育事業を中心に多様な事業展開を行うエール・ヴァンクール。
美容・健康・教育業界に特化して企業と求職者とのマッチングを行うほか、経営課題解決のための従業員パフォーマンス向上サービスとして、法人向けヘルスケア研修、SDGs啓発研修などを企画・運営している。
「事業を推進するリーダー陣は、各分野のスペシャリストです。業界に精通しているからこそ、お客様からは『かゆいところに手が届く』と評価をいただいています」(坂本代表)
企業向けサービスを展開してきた同社だが、昨今は「Z世代」に注目し、若者の活躍の場を広げるための支援事業を計画している。
「動画編集やヘアメイクなど、スキルを持ったZ世代人材はたくさんいます。そうした人が若いうちからフリーランスとして力を発揮できるような仕組みを作っています。現在は準備期間中ですが、例えば確定申告などの税理面や契約関連、マネジメント等のサポートを徐々に始めています」(坂本代表)
ユニークなサービスを展開する同社では「社内カンパニー制度」を推進している。これは社員のアイデアを形にし、事業化していくための制度で、既に湘南地域での人材紹介に特化した「湘南WorK.」、フリーランスのモデルやインフルエンサーへ仕事紹介を行う「magnet」など、複数の事業が立ち上っている。
「湘南WorK.は、湘南在住の社員から出た、海のそばで働く魅力を発信したらどうか、というアイデアから事業化されました」(坂本代表)
今後も社員からアイデアを募り、事業の幅を広げることで、自社に新しい展開をもたらし、成長につなげていく方針という。
「若手社員からのアイデアも歓迎です。社員のやりたいことを後押しすることで、やりがいをもって働いてもらえることにもつながります」(坂本代表)
テレワークの浸透でワーケーションも活発に。副業も可能な環境
コアタイムのないフルフレックスタイム制やテレワークが浸透し、フレキシブルに働ける環境が整う同社。さらに多様な働き方を実現するため、ワーケーションも導入し、熱心に取り組んでいる。
「私は実家への帰省も兼ねて、1週間ほど京都でワーケーションを行いました。日常的な業務もテレワーク中心のため、日頃からチャット等で情報共有ができており、互いをサポートしていく体制も整っています。遠方で仕事をしていても支障はありませんでした」(入社3年目、女性キャリア支援担当の久保ジュニアマネージャー)
同社のほとんどの社員が1回以上ワーケーションを経験しているという。
「いつもと違う気分で働け、リフレッシュできると好評です」(坂本代表)
また、同社では副業も認められており、実施中の社員も多い。入社2年目、Zマーケティング担当の和田さんも本業と副業と両立させている。
「バスケットボールのコーチをしたり、モデルの仕事をしたり、チラシのデザインを請け負ったりと、様々な副業をしています。社内の業務も楽しいですが、副業から得られる刺激も大きいです。やりたいことが全て実現できる環境を、とてもありがたく思っています」
OJTやこまめな面談で新人をサポート。各種研修も参加可能
入社後の人材育成においては、3~4日の座学研修を受けたのち、配属先にてOJTで実務に慣れていくというスタイルを取る同社。
OJT開始から半年間は、最低でも月に1回1時間程度、メンターの先輩社員とマンツーマンの面談を実施し、困っていることはないかしっかりコミュニケーションを取っている。
また、同社が事業として他社に提供している各種研修は社内で一度プレビューを行うが、社員は自由に参加ができるため、若手を中心に積極的に受講している。加えて、外部の研修も会社が費用を全額負担しており、参加しやすい仕組みができている。内部・外部の研修を含めて、8割以上の社員が何らかの研修を受講しているという。
「脳のメカニズムや心理学に関する研修に参加しました。キャリアカウンセリング業務に役立つものから業務に直結しない研修まで、興味があるものなら会社が支援してくれます」(久保ジュニアマネージャー)
読者からひとこと
「ヒト」を紹介する会社は「ヒト」を大事に 得意な分野を絞ることにより、企業だけでなく求職者にも手厚いサポートがあると感じました。また、テレワーク、ワーケーションという形でフレキシブルな働き方を模索し続けている点や、学び続ける社員を応援する組織は好感が持てます。
代表からのメッセージ
ルールや固定概念にとらわれず、新しい時代の主人公として自身の働き方を選び取ってほしいです。私たちはその支援を全力で行います。
●第29号 (2022年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。