スキルアップがキャリアにつながる環境で、リハビリテーション特化型の事業を展開
<3つの特徴>
●事業内容:主にリハビリ特化型のデイサービスを運営
●育成制度:資格取得を目指し技術向上を全面支援
●働く環境:コミュニケーションを重ね納得して働ける
リハビリ中心のデイサービスを軸に 事業領域を拡大
理学療法士として、病院やクリニックで経験を積んできた河合代表。当時、介護施設で活躍する理学療法士はまだ少なく、実体が伴っていないリハビリテーション施設が多いと感じたことがきっかけで、2011年にリハビリテーションに特化したデイケアサービスを行うBody Pioneerを設立した。
現在は、江東区、江戸川区を中心に11施設を運営し、施設に足を運ぶことが難しい方には、訪問リハビリを行うなど、地域介護サービスに貢献している。
さらに、一人暮らしの高齢者にとっては食事が重要と、栄養士が考えて作ったお弁当を販売・配送する「Koco菜 Dining」など、事業領域を広げている。
「設立以降、年に1店舗のペースで拡大してきました。訪問リハビリも、お弁当も、日々、利用者様と接する中で生まれた事業です」(河合代表)
地域のリハビリケアの充実に注力する同社だが、国内にとどまらず海外の介護福祉にも目を向けている。河合代表は、「高齢化は日本が先行していますが、海外でも問題になっています。5年後には海外で施設運営をスタートする予定で、いろいろな計画を進めています」と話す。
海外進出は社員の期待も大きく、将来に備えて、英会話のスキルアップにも、皆で取り組んでいるという。
介護というと、「やってもらう」「してあげる」という感覚の人が多い。しかし、「利用者が自力でできることを増やすため、サポートをするのが本来の姿であり、それがリハビリの語源」だと説明する河合代表。従来の考え方にとらわれない新しい介護事業の形を目指している。

資格取得を全面支援 スキルもキャリアも確実に向上させる
介護職は未経験でもスタートできる仕事だが、国家資格があるほど奥が深い。同社では資格取得支援をはじめ、様々な研修や制度が充実しており、未経験で入社した社員でも確実にスキルアップやキャリアアップに結び付く環境を整えているという。
入社すると、まず介護職員初任者研修の取得を目指し、その後、介護福祉士実務者研修、介護福祉士へとステップアップしていく。費用は会社が負担し、研修を受講しやすいような業務シフトを組むなど、全社で支援する。
入社1年目、デイサービス「Rehash」で介護職員として働く平野さんも未経験入社の一人。
「入社してすぐ介護職員初任者研修の資格を取得しました。上司や先輩がフォローしてくれて、仕事をしながら無理なく合格できました」
その他、専門の講師などを招いての勉強会や実地研修を定期的に行うなど、知識習得の場も積極的に設けている。
また、同社は、社員の意思や個性を尊重し、それを仕事に生かすことも推奨している。ダンスの経験がある平野さんは、「ダンスを通じて認知機能などの改善を図る、ダンス介護予防指導士という資格があることを知り、取得を考えています」と笑顔で語る。

個性を生かし挑戦を応援する風土で モチベーションアップ
同社では、入社した一人ひとりに「グローアップファイル」というオリジナルファイルを配布。そこに自分がなりたい姿を描き、目標を持って働くことを目指している。
毎月、管理者とのマンツーマン面談を行い、困ったことや、日頃感じていることなどを相談する場を提供。さらに、3カ月に1回、人事や代表と個別面談を行い、目標に向けて達成している点や不足している点を話し合い、共通認識を持って、楽しく仕事に取り組める環境を構築している。
また、個々のライフステージに合わせて制度が利用しやすい制度を増やし、取得しやすい環境を徐々に作ってきたという同社。その結果、離職率は約8%にまで低下したという。
「働きやすい環境がないから辞める、という選択肢を減らす努力をしてきました」(河合代表)
入社7年目、デイサービス「Rehash」管理者、理学療法士でもある多和田さんは、男性スタッフとしては同社で初めて約1カ月の育児休業の取得を予定している。
「プライベートを充実させながら、仕事では経営者の視点を持ってエリア全体を統括できるようになりたいです」

当社の自己PR
何でもチャレンジさせてもらえる会社です。入社半年後の研修時に、同期3人で公式SNSの活用を提案したところ、「是非やってほしい!」と、SNSのコンテンツ作成から運営全般を任せてもらっています。それぞれ勤務している店舗が違うので連絡を取り合い、どうすれば当社の魅力が伝わるかなど、試行錯誤しながら頑張っています。(平野さん)


●第25号 (2021年6月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。