揚重(ようじゅう)事業を軸に解体、躯体(くたい)工事業を展開。顧客満足と従業員満足の両立を実現する。
〈カイシャの特徴〉
●事業内容:建設に関わる事業を多角的に展開
●育成制度:未経験者も楽しく成長できる
●働く環境:手当が充実、休みも取りやすい
●仕事のやりがい:社員の意見を尊重する社風
揚重事業を軸に設立し、 解体、躯体、建築サポートと幅広い分野へ事業を拡大
1997年の設立以来、揚重事業を展開してきたケイ・マックス。揚重とは、建設現場で職人が使う資材や機材を、安全・迅速・丁寧に、指定場所へ運ぶこと。
「時には、クレーンを使用して対応するなど、専門知識も必要です。資材なしでは建物をつくれませんので、重要な仕事です」(佐々木統括部長)
現在は、顧客である大手ゼネコンやハウスメーカーのニーズに応え、店舗などの内装を解体する工事や、建物の骨組みを作る躯体工事、工事現場の片付け・清掃などの建築サポートといった、幅広い分野に対応できるように事業領域を拡大させている。業務ごとに細分化され専門企業が多い中、多角的に事業を展開している点が強みという。
「複数の事柄が1社で賄えてスムーズと、お客様から喜ばれています」(佐々木統括部長)
顧客の声や要望に応える形で、事業分野を拡大してきた同社は、「事業の柱は多い方が良い」という考えで、常に新しい事柄にチャレンジしてきた。
「例えば、最終的に建物を使う人が目にする仕上げ資材は、ちょっとした傷も許されない、リスクが高い運搬物です。今まで受託していた運搬物は、軽量鉄骨材料や壁紙を貼る前の石こうボードなど、仕上げをすると素材が隠れてしまうものがほとんどでしたが、顧客からの要望もあり、仕上げ資材となるオフィスのパーテーションの運搬を社長に提案しました。社長の後押しもあり、今では一つの事業部へと成長しています」(佐々木統括部長)
常に新たなニーズに応えるにはどうしたら良いかを考えている同社。そうした姿勢が事業拡大や企業の成長につながり、社員のやりがいにもなっている。

入社時研修、OJTはもちろん 資格取得支援制度も整備。 着実に成長できる環境
人材の確保、育成にも力を入れている同社。入社時には1週間の社内研修で基礎を学び、その後は現場でのOJTで経験と知識を身に付けていく。
「普通科の高校出身なので、最初は分からないことだらけでしたが、現場で先輩が優しく丁寧に教えてくれたので、楽しく仕事を覚えることができました」(入社2年目、サポート工事部の坂さん)
業務上必要となる資格も多く、資格取得にも力を入れている。
「これまでにフォークリフトの運転免許、玉掛け作業の資格を取得しました。現在は2級建築施工管理技士の取得を目指しています」(入社9年目、揚重事業部の西澤さん)
また、RST(労働省方式現場監督者安全衛生教育トレーナー)の資格を持った社員が講師となり、職長・安全衛生責任者教育の講習会を開催。現場で作業を指揮する際に必須な講習を社内で受講できる環境が整っている。

育休や有休も取得しやすく 家族手当なども充実。 3年間無料の独身寮も完備
「顧客満足と従業員満足の両立」を理念に掲げる同社は、職場環境の充実にも注力している。例えば、出産祝い金や家族手当が充実。産前産後休業・育児休業の取得実績もあり、男性の育休取得者もいるという。有給休暇も取りやすく、3カ月に1度は土日と合わせて5連休以上を取ることを奨励している。
「配偶者は月に3万円、子どもは一人につき月2万円の手当があるのはありがたいです。連休には家族と旅行し、リフレッシュしています」(西澤さん)
また、入社後3年間は光熱費も含めて会社が家賃を負担する独身寮を用意。
「住みやすい環境の上、無料なのはとてもありがたいです」(坂さん)
さらに、18時以降は外部からの会社への電話は自動音声回線に切り替えるなど、社員が帰りやすく、残業を抑制する環境を整えている。

風通しが良い職場環境で 社長や上司との距離が近く若手も意見を言いやすい
同社では、社長や上司が随時面談するなど、若手社員が孤立しないようフォローも行っている。
「普段から社長や上司との距離が近く、気軽に声を掛け合えます。何かあれば、すぐに相談できますし、自分の意見を尊重してもらえるため、やりがいにつながります」(西澤さん)
また、同社では協力会社やアルバイト作業員が働きやすい環境づくりも行う。
「私は、アルバイトのフォローを担当しています。意見や要望をしっかり聞くとともに、自分の現場経験をもとに、気持ちに寄り添うことを心掛けています。フォローしたアルバイトが活躍していると嬉しいですし、自分ももっと頑張ろうという気持ちになります」(坂さん)

統括部長からのメッセージ
チャレンジしたいことを応援する社風です。当社では、建設業の基礎から学べるため、やる気があればどんな人でも成長していくことができます。

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●第34号 (2023年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。