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国際ソフトウェア株式会社

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働き方の多様性を認め合う環境で、 システム設計から運用まで幅広く手掛ける

働き方の多様性を認め合う環境で、 システム設計から運用まで幅広く手掛ける

<3つの特徴>

●大手メーカーを支える総合的な技術力
●子育てとの両立が浸透、休暇取得も柔軟に
●社員の自主性を引き出す育成スタイル

幅広い業界のシステムを 上流から下流までフルカバー

 大手メーカーと連携し、ITシステムの企画から設計、開発、運用までワンストップで提供する国際ソフトウェア。1980年の設立以来、着々と実績を積み重ね、顧客の企業活動の根幹となる生産・販売・品質・予算等を一元管理する基幹業務システムを構築してきた。
 さらに、ウェブ・モバイルシステム、クラウドサービスのほか、海底通信ケーブルシステム、宇宙衛星システムなど、手掛ける領域を広げ、エンドユーザーも金融、流通、製造、通信、官公庁などの幅広い。
 「多分野に対応する融通性に加え、お客様がシステムを安定して利用できるようにと運用までを担い、大きな信頼を得てきました」と亀田社長は同社の強みを語り、業務の幅広さと全工程を一貫して請け負う体制に自信をのぞかせる。
 同社では、独自のインフラとネットワークシステムによって、40年来の取引先である大手メーカーの開発拠点と、同社のシステム開発センターをオンラインで結び、シームレスに情報を共有しているという。
 「プロジェクトの状況や工程などに応じて、柔軟に自社チームを編成して対応できる組織体制を整えています。お客様との長年の共同開発によって、広範囲なに先端の技術力を自社内に蓄積してきました。それらを駆使し、新たなビジネスの創出にもつなげていきたいです」(亀田社長)
 その先駆けとして位置付けるのが、クラウドやAI、ビッグデータといったITの本格化活用を目指す中小企業のサポート。この市場で自社独自のソリューションサービスを展開していきたいという。

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システム開発センターの休憩室。ソーシャルディスタンスを保ちながら雑談を楽しむ時間を設け、交流を深めている

時短や休暇を積極的に利用 残業時間は5年で45%削減

 同社は子育て中の社員の支援に早くから注力してきた。入社16年目、システム事業部の森部長は、産前産後休業と育児休業を2回取得し、2人の子どもを育てながらキャリアを重ねてきた。
 「子どもが小学3年生になるまで、短時間勤務制度や有給の子の看護休暇を利用できます。その他、子どもの授業参観など学校行事に参加する際にも有給休暇が取得しやすく、いずれも気兼ねなく利用できるので助かっています」
 現在も、7名の女性社員が育児のために短時間勤務制度を利用中。男性社員の育児休業、子の看護休暇取得実績もあり、子育て中の社員をチームでフォローする風土がしっかり根付いている。
 また、子育て以外の介護等の事由での短時間勤務制度の利用実績もあるなど、働き方の多様性を認める社風で、柔軟な体制が敷かれているという。
 日常業務における働き方改善にも取り組み、その成果を上げている。残業は5年前から45%減り、現在は月平均11時間程度。有給休暇の取得率も、5年前の70%から80%に向上した。
 「趣味や勉強に充てる時間が増え、子育てとも一層両立しやすくなったと思います」(森部長)

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インフラ構築をメインとする部署を率いる森部長。「性別に関係なく、正当に評価してくれる会社です」

スキルごとの課題に取り組み 「業務と能力の辞書」で研さん

 新卒社員の約半数は文系出身者という同社。安心してキャリアをスタートできるように、数カ月の技術研修で基礎から学べる環境を整えている。さらに知識と技術を確実に身に付けられるようにと、時期や内容についても個人のスキルに応じたOJTを実施するなど、人材育成に積極的に臨んでいる。
 「状況によって指導役がフォローをしますが、個々の課題に主体的に取り組んでもらっています。自ら試行錯誤したことは記憶に残り、スキルとして定着しやすいからです」(森部長)
 また、同社では「タスクとスキルの辞書」ともいえる「iCD(iコンピテンシ ディクショナリ)」を社員の成長支援に活用している。
 入社3年目、システム事業部の武田さんは、iCD活用の効果をこう話す。
 「自分の業務処理やスキルのレベルを詳細に把握でき、 『今不足しているこの技術について重点的に磨いていこう』と、日々の業務も目的意識を持って臨めるようになりました」
 スキルアップを支援する制度を整え、社員が自発的に活用する姿勢が、同社全体の技術力向上に結び付いている。

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ECサイトのシステム開発を一貫して手掛ける武田さん。「将来は育児休業も取得してみたいです」

役員からメッセージ

まじめでかたくてやわらかい人と働きたい
 お客様の課題やニーズ、状況が千差万別で、変化の激しいのがITの世界。そのため、当たり前のことを当たり前と思わず、自ら工夫し、主体的に行動することが欠かせません。そうした思いを表したのが、当社のモットー「まじめで かたくて やわらかい」です。まずは基本に忠実に、小さな努力の積み重ねを惜しまず、チームの仲間と結束して実直に仕事に取り組む方に期待します。それでいてユーモアや遊び心も忘れず、柔軟に考え、想像力を発揮できる、そんなバランス感覚のある方と共に働くことを切望しています。

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「『良い人間』が良いシステムを生み出します」亀田社長
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研修ではプレゼン力なども養う。社員のスキルアップ支援企業として、iCD活用企業認証Silver Plusも取得

●第22号 (2020年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
国際ソフトウェア株式会社
設立・創業年
設立年 1980年8月
資本金
9,900万円
代表者名
代表取締役社長 亀田 明彦・加藤 潤(共同代表)
従業員数
240名(内、女性従業員数35名)
所在地
183-0034 東京都府中市住吉町1-81-12 KSWビル
TEL
042-360-0101