顧客に喜びと幸せを届ける「おせっかい」と、研修・ジョブローテーションが社員を育む
<3つの特徴>
●事業内容:独自のヘアケア製品等の開発・製造・販売
●働く環境:テレワーク中でもオンラインで社員交流
●育成制度: プロ育成のための研修・実務を充実
顧客の好みを熟考し 暮らしに「快適」を与える 各種アイテムを展開
nijitoは、「haru」という1つのシャ ンプーから事業をスタートさせた。多忙なワーキングママの日常に、ひとときの心の豊かさを提供する100%天然由来のヘアケア商品群を開発・製造・販売し、設立10年目にして顧客数は約60万人に拡大。現在では、男性向け商品も含めた3ブランドを立ち上げるに至った。
扱う商品もヘアケア商品のみならず、スキンケア商品や掃除スプレーなどライフケア商品にまで及んでいる。
「私たちは、設立以来、共に年齢を重ねていくお客様に合わせて、商品を一つひとつ増やしていくような『人軸マーケティング』を大切にしてきました。人の一生に寄り添いながら、当社も発展していきたいと考えています」と話す鮫島代表。
そんな同社の経営理念は「おせっかいを、もっと」。ヘアケア・ライフケア用品に、天然由来へのこだわりや、相手のライフスタイルを想像し寄り添い、顧客に喜びと幸せを届ける「おせっかい」を実践している。
「人が抱えているちょっとした困り事を、当社の商品で一緒に解決していきたいと願っています」(鮫島代表)
多くのBtoCメーカーと同じように、同社もコールセンターを持ち、顧客の声に耳を傾けながら商品の開発を行っている。受け取る内容は必ずしも好意的なものだけでなく、時に厳しい意見や指摘を受けることもあるというが、様々な声をさらに深く読み解き、顧客の言葉の背景にある本当の困り事を引き出すことが同社流のマーケティングスタイルだという。
「この姿勢こそが『当社流のおせっかい』なのです」という鮫島代表。
今後は、主幹事業である「haru」ブランドをさらにジャンプアップさせる土台を作り上げると同時に、これまでとは異なる事業展開も視野に入れ、顧客のためにチャレンジを続けていく方針という。

様々なライフステージの 社員の気持ちに沿い、 働き方を提供していく
社員の約8割を女性が占める同社。産前産後休業・育児休業からの職場復帰率は100%、男性の育児休業の取得実績もある。
産前産後休業に入る前には定期的に、本人と人事担当者、引き継ぎ担当者が面談を行うことで、スムーズな業務の移行を実現している。また、育児休業から復帰する際も面談を行い、本人の状況を鑑みながら今後の働き方を決めていく。
また、社員同士の交流も活発で、オンラインを利用したランチ会も開催されている。社歴や部署が異なるメンバーが集まることも多く、テレワークによる在宅勤務が進む中で、絶好のコミュニケーションの場となっている。
入社2年目、特販部ECモールチームの小林さんもランチ会で仲間との交流を深めた一人。
「同期とのランチ会で、互いをさらに知ることができました。特に今の時期はテレワークでの勤務が中心ですが、オンラインを活用して積極的な交流を図っています」
将来は商品企画に携わりたいという小林さん。手を挙げれば、上司や周囲が支援してくれる社風と話す。

基礎・専門知識を磨き ジョブローテーションを 活用しながらプロを育成
若手の人材育成に関して、二つの視点で取り組んでいるという同社。一つは、身に付けてほしいスキルや知識を同社独自のものと普遍的なものに分け、社内研修プログラムのnijitoカレッジや外部研修機関のeラーニングで磨いていくというもの。商品知識やロジカルシンキング、コミュニケーションなど、様々な研修が受けられるという。
もう一つは、ジョブローテーション。新卒入社の社員は、まずは顧客に接するカスタマーサービス部門に配属される。その後マーケティングや商品企画開発などの部門の仕事に携わることで、体系的に学べる仕組みを採用。このニつを並行して実施することで、社員をプロフェッショナルへと育成している。
「ジョブローテーションで様々な経験を積むことができました。部門間のつながりも理解でき、部署が変わるごとに先輩方から丁寧なアドバイスを得られます。それが現在の私を作ってくれたと思います」(入社8年目、メディア開発部の天野シニアマネージャー)

当社の自己PR
自身のやりたいことを、会社全体でサポートしてくれる環境があるので、明確な目標がある人にはぴったりの会社だと思います。もしもこれといった目標がない場合でも、面談等を通して今の状況の共有や、次に何をやるべきか、どうキャリアを築いていくべきかを上司や先輩が一緒に考えてくれるアットホームな社風です。(小林さん)


●第26号 (2021年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。