ウェブサービス・モバイルアプリの受託開発を主軸に、法人向けエンジニア研修サービス「ITCollege」、20代向けプログラミングスクール＆採用支援サービス「LIKEIT」を運営するリゾーム。IT企業のあらゆる事業課題を解決するサービスを提供し、顧客を支えるパートナーとして大手企業からも評価されている。
　受託開発事業と教育事業の２本柱を持つIT企業は珍しいが、15年に渡って自社のエンジニアを育成していく中で、IT業界におけるエンジニアの育成課題を強く意識するようになったと榮澤代表は話す。
　「若手エンジニアの成長には、仕事に直結する体系的な技術をプロから学べる環境と、本人の学びの姿勢が欠かせないと実感しました。人材課題を抱えるお客様に当社の育成ノウハウを提供し、IT業界の人材不足の解消に貢献していきたいと思っています」
　設立20年を迎えた今年、新たにミッションとして「Ideas beyond the best imagination.」を掲げ、常に顧客の想像を超えるアイデアを生み出すことを目指す同社。受託開発、教育事業ともに最新の技術を取り入れ続け、顧客のデジタル投資の価値を最大化するよう努力を重ねている。これは同社のスピリットである「成長追求」にも表れており、「成長制度」という独自の人事制度で社員全員が評価されるのも特徴だ。
　「変化の速いIT業界において、人材獲得とビジネス変化に合わせたサービス開発は喫緊の課題です。当社は受託開発と教育の二軸でお客様の課題にアプローチするため、結果的にお客様との接点が増え、長期の取引やリピートにつながっていると感じています」（榮澤代表）

　同社のエンジニアは、プロジェクトによって出社かテレワークかを選択でき、生産性の上がるスタイルで働くことが尊重されている。
　現在、約８割の社員がテレワークを実施。チャットやビデオ通話でのコミュニケーションも欠かさないようにしている。社員の声を吸い上げる施策として、担当上長との１on１ミーティングや、全社アンケート調査が毎月行われる。アンケートを通じて仕事への意欲の変化や、健康状態の把握に努めているという。
　「自由で柔軟な社風が魅力です。勉強会や部活なども活発に行われていて、部署が違う社員ともコミュニケーションを取るシーンが多いです。人間関係がフラットで、安心して働けます」（入社３年目、システム事業部の児玉さん）
　また、社員のプライベートも重視しており、現在は女性社員４名が産前産後休業・育児休業を取得したり、短時間勤務制度で働いている。年次有給休暇を積極的に取得する社員も多い。