ワークフローシステムを開発し、顧客の業務効率向上に貢献。全社員で 新人を基礎から育てる
<カイシャの特徴>
●事業内容: ワークフローシステムの開発に注力
●育成制度: 全社で人材育成する姿勢が浸透
●働く環境: 有給休暇が取りやすく私生活が 充実
●仕事のやりがい: 若手社員も積極的に 提案できる
顧客の業務効率化につながる、ワークフローシステムを開発
エスツーソフトは、食品メーカーや旅行業界、アパレル業界など業種や規模は問わず、幅広い分野の顧客のシステム開発を行っている。中でも、既存のパッケージ製品のカスタマイズや導入支援を得意とする。
「コロナ禍でテレワークを行う企業が増え、需要が高まったのが、業務の一連の流れを電子化するワークフローシステムの開発です。例えばペーパーレスを進める企業に対して、稟議(りんぎ)書の電子化や勤怠管理システムなどを提案し、お客様の業務効率化に貢献しています」(岡田社長)
同社の特徴は、顧客と交渉し、可能な限り案件を持ち帰って自社内で開発するようにしている点。
「開発に取り組む先輩社員の姿を見ながら働くことで、若手社員は自分がこれからどうなりたいかキャリアパスを描きやすくなります。それが技術力の向上にもつながっていくと考えています」(岡田社長)
パッケージ開発を中心に手掛ける同社だが、システムやアプリをゼロから作るスクラッチ開発も進めている。
「過去には、AIを使った図面検索・提案システム等を構築した実績もあります。これからも、技術を磨き、お客様の課題を解決できるシステム開発に取り組みます」(岡田社長)
2年目社員が中心となり、新入社員を指導。全社員で成長を見守る
同社では入社後3カ月間は社内で新入社員研修を行い、基礎からじっくりと学んでいく。その後は現場で実務研修に入り、先輩社員に付いてOJTに入る。その際、簡単なアプリやウェブサイトを制作する課題を出し、2年目の社員が中心となって指導していく。
「私は文系出身で基礎知識がありませんでしたが、新入社員研修が充実していましたし、先輩社員が丁寧に教えてくれたので、着実に理解が深まりました。自分が2年目になったときは、自身がつまずいた箇所を、経験をもとに新人に教えることができました」(入社4年目、業務システム開発部・技術開発推進グループの谷口さん)
「もちろん、3年目以降の社員やチームリーダー、上司も新人育成に加わっていきます。全員で新人を見守り、教えながら自分たちも成長していこうという風土が根付いています」(入社4年目、業務システム開発部・パッケージ開発グループの大吉さん)
また、資格取得も奨励しており、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の受験料は最大3回分までは会社が負担。資格取得時は報奨金を支給している。
取得しやすい有給休暇やプレミアムフライデーで、私生活も充実
プロジェクトによっては顧客先に常駐するケースもあるため、3カ月に1度全社員が集まる全体会議を行っている。
「それぞれのチームの業務状況の報告と懇親会を行います。他部署の人ともコミュニケーションが取れて、団結力が高まっていくのを感じます」(谷口さん)
また同社は、有給休暇が取りやすく、プライベートと仕事を両立できる。
「旅行に出掛けたりライブに行ったりと、リフレッシュしています。上司から『この日休んだら』など連休の提案がされることもあり、休みやすいです。また、 月末の金曜日はプレミアムフライデーとして、15時退社が推奨されているので、いつも以上に集中して業務に取り組み、仕事終わりに実家へ帰省するなど、毎月活用しています」(大吉さん)
社員満足度を第一に、若手社員の声も聞き、任せていく社風
「社員が働きやすく、成長を実感し楽しみながら仕事を進めることで、お客様が満足するシステムを開発、提供することができます」と語る岡田社長。社員満足度を第一に考えて、社員の意見を聞き可能なことはどんどん任せていくという。
「 仕事はもちろん、様々なことを任せてもらえるので、やりがいを感じます。例えば先日、オフィスの移転を行ったのですが、その際の新しい机や椅子の選定は若手社員に任され、私も提案しました」(谷口さん)
また、大吉さんは「後輩に仕事を教えることも増えていますが、後輩の成長が自分のことのように嬉しく、やりがいにもつながっています」と話す。
社長からのメッセージ
IT企業は業務内容が多岐にわたります。経験していく中で、やりたいことが見えてくるはずです。極めたい技術ややりがいを模索してください。
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●第38号 (2024年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。