ウェブシステム開発のスタートアップ企業。 誰もが快適に働ける環境で成果につなげる
〈カイシャの特徴〉
●事業内容:顧客のDX推進支援を多面的に展開
●仕事のやりがい:常にIT技術の先端に触れられる
●働く環境:ハイブリッド勤務で能力を発揮
●育成制度:長期インターンから徐々に成長
アジャイル型開発を武器に顧客のビジネスを支援。自治体のDX化もサポート
企業のDX推進のため、多方面から支援を行うスパイスファクトリー。「革新の触媒(スパイス)の役割を全うするDXエージェンシー」として、ウェブ制作、UI/UXデザイン、ウェブマーケティング、コンサルティングなど、様々な顧客のデジタル に関する課題を一気通貫でサポートしている。
「当社は開発の上流工程から下流工程まで、あらゆる切り口の相談に対応することが可能なスタートアップ企業です。従来の受託開発の枠組みを超え、ユーザー中心の設計を軸に顧客企業と連携し、伴走して解決策を導き出しています」と流(りゅう)郷(ごう)取締役。
また、同社は設立以来継続的に取り組み、成果を挙げているアジャイル型開発(開発におけるフェーズ を細分化し開発を進める手法)を得意とし、2022年には「東京都アジャイル型方式によるプロトタイプ開発委託」を受託。東京都のアジャイル型開発のガイドラインの策定も請負っている。
同社には、優先的に取り組むべき事業領域を示す「Priority5」というキーワードがある。具体的には、気候変動・ダイバーシティ・公共・医療介護・教育に関わるシステム開発案件を指し、売上げ全体の約6割を占めている。
「この5領域は、社会がどんな状況になったとしても大切にされるべき分野と当社は考えています。これらのDXを支援することで、社会に貢献する。自社の持つ技術を社会のより良い方向へ最大限に活用したいと考えます」(流郷取締役)
この考え方は社内にも深く浸透し、最近では若手社員からも顧客からの開発案件の相談に対して「この案件はスパイスファクトリーが担当するべきでは?」といった声が上がるようになったという。

困難はあってもその先に大きな達成感や充足感が存在する
「1ピクセルずつ、世界をより良いものにする。」ことを使命とする同社の社員にとって、常に先端技術をキャッチアップし続けることが欠かせない。そして、そこにやりがいを見いだす社員も多いという。
新しいプラットフォームなどに触れるときは、知識の吸収と開発が同時進行になると話すのは入社2年目、FastDX Divisionの櫻井リーダー。
「苦労もありますが、その中でよりスピーディーに結果を導き出すことにやりがいを感じます。スピード感のある業務はお客様に歓迎されるだけでなく、チームの士気を高めることにもつながっています」
IT分野ではすぐに技術が劣化する。積極的に学び、吸収したことを直ちに仕事に生かすスピード感を同社の社員たちは併せ持っている。

個人のペースを大切にした働き方を支えていく フレキシブルな諸制度
社員が持てる能力を最大限に発揮できるよう、働く環境の整備に余念がない同社。例えば、ハイブリッド勤務を採用し、週1回(金曜日)の全社出勤日以外は出社、在宅を自由に選択することが可能。さらに11時~15時のコアタイムがあるフレックスタイム制を導入している。
また「シエスタ」と呼ばれる休憩時間の自由取得制度もあり、昼休みとは別に都合に合わせて休憩を取ることができる。
「集中する業務を終えてリフレッシュしたくなったなど、理由は問われません。もちろん成果をあげることが前提ですが、私自身を含め、ほとんどの社員が日常的に活用している制度だと思います」(入社1年目、Interface & Experience Design Divisionの永田さん)
加えて、社員間のコミュニケーションは、バーチャルオフィスを活用。ここに各自のアバターを出勤させて、気軽な声掛けなどが行われている。

インターンシップ経験から働き方や職務に慣れ IT技術を磨き続ける
同社では、有償の長期インターンシップ(6カ月以上)に参加した人材が新卒入社するケースがほとんど。業務内容、社内の雰囲気、先輩からのバックアップ体制などを徐々に知っていくことで互いのミスマッチを防ぎ、新卒社員の定着率を高めているという。
業務関連の資格取得については、基本的に必要経費を会社が負担。中でも、アジャイル型開発手法の一つであるスクラム開発のプロジェクトリーダーのレベルを図る認定スクラムマスターの積極的な資格取得を推奨している。
その他、各社員は必要に応じて適宜開催される社内勉強会を通じて、確かな技術力を身に付けていく。

取締役からのメッセージ
ビジネスと社会貢献を両立させる、それが私たちの存在意義です。業務を通して、今後も社会にポジティブ・インパクトを与えていきます。

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●第34号 (2023年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。