クレジットカードやコンビニでの買い物で付与されるポイントを利用して、「投資体験」や「株主体験」ができるサービスを提供するSTOCK POINT。各社のポイントと連携し、運用を体験できる様々なアプリをリリースしており、2023年9月現在、利用者は80万人を超える。「投資はよく分からない、怖いという人たちにも、お金について『自分ごと』として考えてほしいと立ち上げたサービスです。買い物の『オマケ』としてもらえるポイントを使って運用体験をしてもらうことで、本物の投資へのハードルが下がると考えています」（土屋代表）
　上場企業の株価と連動してポイントが増減する仕組みは同社だけのもので、日本と米国で特許を取得している。
　同社ではアプリの利用者が特定企業のサービスを利用すると、その企業の株価に連動したポイントが付与されるという仕組みも作っている。
「応援したい企業の価値を消費者が高めていくという動きにつながることを期待しています」（土屋代表）
　今後は個々人のライフスタイルに合った投資は何か、また運用先となる企業の情報を知るにはどうすればよいかなど、投資への理解をさらに深めるウェブコンテンツの公開やセミナーの開催など、情報提供の機会も作っていきたいと土屋代表は話す。
　現在、投資体験や株主体験ができる５つのアプリをリリースしている同社。アプリごとに特徴が異なり、ポイントを運用しながらキャラクターを育てるRPG風や、株に関するクイズに答えるとポイントをためられ、運用ができるものなど、多種多様なアプリを展開している。いずれも投資のハードルを下げ、ゲーム感覚で体験ができる。
　同社が利用者から取得したアンケートによれば、同社のサービスでポイントを運用しているユーザーの92％が株式投資や資産運用に興味があり、かつそのうちの68％が既に証券口座を保有しているという。一部アプリでは、ためたポイントを実際の株に交換することも可能で、株主となったユーザーも増加している。
　今後は特許を生かした新しいビジネスモデルの創出や海外進出も視野に入れている。

　2024年度には初の新卒社員を迎える予定で、入社後は数年かけて各部署での仕事を経験し、適性に応じた部署への配属を計画しているという。
　また、即戦力として期待される中途採用では、スキルが生かせる部署に配属後、上長及び先輩社員によるフォローのもとOJTで業務を習得していく。
　希望があれば、マーケティングや資金決済法などの、業務に関連する外部研修も会社負担で受講ができる。

　当社は世の中にないサービスを提供し、認知を広げています。誰も開拓したことのないフィールドで新しいことにチャレンジする楽しさを感じることができます。