賃貸物件の仲介事業を軸に、賃貸物件の管理委託業務、売買仲介、外壁工事やリフォームの提案などを幅広く行うスマイエ。
　現在都内を中心に５店舗を運営し、年間の新規賃貸契約が2,000件を超える同社は、「ファンがたくさんいる会社」を経営理念に掲げている。
　「部屋を探している方、物件のオーナー、外壁工事やリフォームを行う協力会社、そして社員のご家族の４つの軸に、当社のファンになってもらうことを目指しています。相互のつながりを強くするために、社内外問わずこまめにコミュニケーションを取ることを心掛けています」（塩飽社長）
　同社の特徴は、大手の建築会社などに属さず、独立系の不動産会社であること。
　「様々な物件の中から、お客様に合ったお部屋を自由に紹介することができます。また、建替えを検討中の家主様に対しても、決まった建設会社を紹介するのではなく、立地や土地の形状を踏まえて建設会社をセレクトすることにより、最適な提案をすることができます」（塩飽社長）
　設立当初は賃貸仲介のみを行っていた同社だが、売買仲介、リフォームの提案、建物管理へと事業の幅を拡大。
　「それぞれ必要な専門知識は異なりますが、グループウェアを活用し、社員の得意分野を互いに共有しています。また、社内交流の機会を積極的に設けるなど、若手社員も所属する店舗を超えて、ベテラン社員へ相談ができる関係性を築いています」（塩飽社長）

　同社は育成体制も力を入れており、入社時に不動産の基礎知識を学び、その後は配属店舗でのOJTを行っている。
　さらに、独自の研修アプリを作り、接客に関するチェックリストを設けている。そこには、「顧客入店時に挨拶ができたか」「部屋案内時にスリッパを出したか」など、基本的なことが細かく記載され、200以上の項目が並ぶ。一つずつチェックすることで、自然と接客のスキルが身に付いていくという。
　また、月１回営業研修としてテーマを設け、個々人でオンライン研修を受講。学んだことをリモートで他店舗の店長たちにプレゼンテーションしている。
　「プレゼンのスキルアップはもちろんですが、コミュニケーションを深めることも狙いです。発表者が新人の場合は店長が悩み事などを聞くメンターとしての役割も担っています」（森さん）
　その他、リフォーム会社や清掃会社など、協力会社から講師を招いての専門知識の習得にも力を入れている。
　「実際の物件を見ながら、外壁工事会社の方から、さびやすい場所などを教えてもらい、新たな知識を身に付けることができました」（塩﨑さん）

私生活と仕事の両立＆育成制度も充実
　社員の声に耳を傾ける社風で、働きがいを見出せそうだと思いました。また、ライフ・ワーク・バランスも重要視している点も素敵です。さらに、独自のアプリを使用した、接客スキルを伸ばせる仕組みがあり、とても面白いと感じました。