子育て世代も活躍できる環境を整え、 IT技術で地元企業をサポートする
<3つの特徴>
●地域密着型のITソリューションを提供
●独自の制度で子育てと仕事の両立を支援
●専門知識を一から身に付けられる研修を実施
多摩地区の企業や団体の ビジネス課題をITで解決
SEとして活躍していた寺内代表がティアーズコンピュータを設立したのは1998年。スタート時には医療関連のソフトウェア開発を専門にしていたが、歴史を刻む中で中小企業の業務・生産管理システム、さらには多摩地区の商工会の会員管理システムの開発へと業務を拡大。現在は、ホームページ制作のニーズにも応えている。
「当社の最大の強みは対応力です。幅広い業界のお客様とお取引しているので、多様なスキルを持つ社員が、まずはヒアリングで課題や問題点を浮き彫りにし、最善策を提案するようにしています」
自社の特色をそう話すのは寺内代表。システム構築の前段階である営業戦略から意見を求められることもあり、積極的な提案や、顧客に寄り添う姿勢を大切にしている。
これまで培った技術を武器に、同社では、新たな市場として「計測」分野への進出を検討しているという。
「かつて、医療関連のシステム開発の一環で、取り込んだ計測データを機器で制御するシステムの開発を手掛けたことがあります。その技術を介護分野や農業分野に応用すれば、社会をより便利で快適にするシステム開発につながるのではないかと見込んでいます」と寺内代表は説明する。
介護分野で応用すれば、要介護者が寝返りなどでベッドから転落するのを防止できるなど、より安全な見守りシステムになる。農業分野で応用すれば、ハウス栽培の温度・湿度などの管理測定で力を発揮する。同社の技術力の可能性に寺内代表は期待を寄せる。
社員と話し合いながら 制度の利用を促す
同社は小規模な会社ならではの「対話」を重視しながら、社員が働きやすい環境を築いてきた。例えば、子どもがいる社員は同社独自の「短時間社員制度」を利用して、1日6時間、週4日の勤務が可能という。
また、残業時間は月平均10時間程度だが、社員一人ひとりが意識を持つことで業務の効率化を目指している。
さらに、相談しやすい社風が子育てと仕事の両立を後押ししていると語るのは、入社6年目、企画部の小島さん。
「子どもが小学校に上がったときに入社しました。当初はパートでしたが、子どもが高学年になって少し手が掛からなくなったのを機に、代表と話し合って短時間社員として働くようになりました。社員の要望に代表自ら耳を傾けてくれるのはありがたいです」
さらに、子どもの夏休みには寺内代表が「子どもも会社に連れてきたら」と「子連れ出勤」を認めてくれたという。
「ほかの社員も子どもの相手をしてくれたり、温かく受け入れてくれてとても感謝しています。お互いに困ったときには助け合っていこう、当社はそんな思いやりの精神にあふれています」(小島さん)
文系出身者を育成する 自前の新入社員研修
同社では、人材育成にも独自の方針を打ち出している。新入社員研修は3カ月掛けて、寺内代表自ら作成した研修プログラムを実施。その特徴は、「心」「態度」「技術」を磨くという点にある。
まずは、あいさつや礼儀、ビジネスマナーといった仕事に対する姿勢を学ぶ研修から始め、ITの基礎、アルゴリズム演習、プログラミング言語学習、簡単なシステムを作る課題制作など技術研修に進んでいく。
「入社前は、ITやプログラミングに関する知識は全くありませんでしたが、新入社員研修で基本的な知識を身に付けて不安を払拭することができました。今ではプログラミングを担当し、現在は障がい者施設の職員向けの利用者管理システムを担当しています」と語るのは、入社3年目、営業企画部の橋本さん。
今後はコミュニケーション力に磨きを掛けて、先輩たちのようにお客様と打合せをしながらプロジェクト全体を管理できるようになるのが目標という。
同社の社員のほとんどは文系出身者だが、橋本さんのように入社後にスキルを身に付け、一人前のエンジニアとして活躍している。
採用担当からメッセージ
好奇心にあふれ、粘り強さのある人 私たちの仕事は、お客様を理解することから始まります。システムの目的や業界の知識、お客様の思いなどを考慮しながら構築します。お客様の業種も幅広く、それぞれの業界について深く理解することが求められるので、お客様のことをもっと詳しく知りたいという好奇心が不可欠といえるでしょう。また、システムがダウンしてしまうと、広範囲に支障をきたすことになりますから、あらゆることを想定し、問題がないか多方面からチェックできる探究心と根気強さが必要とされます。
●第21号 (2020年8月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。