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特定非営利活動法人ツナグバヅクリ

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多様な人材がOJTで個性を磨き、カフェ運営を通した地域交流を実現する

多様な人材がOJTで個性を磨き、カフェ運営を通した地域交流を実現する

<3つの特徴>

●事業内容:地域づくりを目的にカフェ運営等を展開
●育成制度:きめ細かなOJTでスタッフの力を伸ばす
●働く環境:スタッフ同士の思いやりが快適な職場を作る

カフェ運営を軸に、広く地域の人々を結び付けていく

 街と人、人と人をつなぐコミュニティカフェ「カフェといろいろ びより」を活動拠点とし、街づくりのコンサルティングなど地域の暮らしを豊かにする事業を展開するツナグバヅクリ。
 その中心に立つ鎌田代表は、もともと多摩ニュータウンの街づくり事業の事務局や大規模マンション開発における住民連携、地域交流を行政やデベロッパーから依頼され、人と地域とつなぐ活動を行ってきた。その活動が評価され、多方面から地域交流に関する相談事が寄せられるようになった中、丁寧に街と人と向き合いたいと2015年に同法人を設立。翌年、国分寺に同コミュニティカフェをオープンした。
 その名のとおり、カフェとしての機能だけではなく、イベントスペースや個人が出展できる「まいにちマルシェ」などを併設したこの店舗は、地域住民に開かれた場を提供することを役割とし、複数のスタッフの手によって運営されている。
 「『びより』では、日替わり店主による食事も提供しています。その他企画展なども開催され、年代を問わず多くの方が集まることのできる気楽な交流場所として認知されるようになりました」(鎌田代表)
 また、団地再開発における多世代交流施設「コミュニティカフェ ななつのこ」を業務委託を受けて千歳烏山で運営。さらに、2022年には八王子の新築マンションの一角にシェアキッチン&シェアスペース「MACHI-HUG」もオープン予定となっている。
 同法人設立前に、鎌田代表が関わってきた多摩ニュータウンには、広報やメディアに関連する仕事を経験してきたママたちも多く、やがてグループを作って仕事をシェアし始めるようになったという。
 「その後、子育てや介護をしながらでも発展させられる会社を作ろうという話が持ち上がり、私もそこに参加しました」(鎌田代表)
 まちづくりの事務局となったその企業は地域コミュニティー創生にも関わり、「多摩ニュータウン暮らしの情報センター」も開設。さらにガイドブック制作や住宅開発に伴うコミュニティーづくりも展開していった。これら全ての経験は、現在の同法人の活動に結び付いていくものだったと鎌田代表は語る。

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ふと足を踏み入れたくなる雰囲気のカフェ。一部の店舗では、高校生ボランティアやインターンシップ生も受け入れている

OJTで一人ひとりの個性を生かし、店舗の運営を支えていく

 同法人のスタッフ育成は、OJTを中心に行われる。「人とのつながり」をテーマにしたカフェらしく、スタッフは誰もが話好きであり世話好き。そのため、新人に対しても常に丁寧な指導が行われ、その成長を促していく環境があるという。一方、既存スタッフは、美術関係の出身、飲食経験のある人など、その経歴は多種多様。それぞれが自身の「得意」を生かしてカフェ運営の力になっている。
 また、その努力と成長が認められれば短期間でマネージャー(店長)に昇格することも可能で、山川マネージャーも入職3年目で店舗運営を任されている。
 「マネージャーとしての責任も感じますが、それ以上に毎日の仕事がとても楽しいです。スタッフのバックグラウンドもそれぞれ異なるので、そこからたくさんの刺激が得られるのも楽しんで働ける理由の一つだと思います」


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「楽しく、長く働ける職場を探していました」と山川マネージャー。このカフェは最適な場所と楽しそうに話す。

多様なロールモデル。女性にとって居心地良く復帰しやすい職場環境

 女性スタッフで構成されているカフェは、働く人々の年齢層も幅広く、ワーキングママも多い。産前産後休業・育児休業を取得したスタッフはもとより、他のスタッフも引っ越しなどやむを得ない事情がない限りは就業を継続するという。
 入職5年目、育児休業中の廣田さんは、代表自らが丁寧に各種制度の説明をしてくれたことが嬉しかったと語る。
 「女性スタッフばかりなので、休業制度を利用してもお互い様という気持ちが強いですし、安心して帰ってこられる場所だと思います」
 また、鎌田代表も店舗に立ち、一スタッフとして働くこともあるという同法人。
 「店舗を運営するという意味では、上下関係はありません。カフェにいれば、皆が平等です。地域の人々のために、できることを精一杯頑張っていきます」(鎌田代表)

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オープニングスタッフとして入職した廣田さん。「現場に立つスタッフの声が、きちんと反映されます」

当法人の自己PR

 人の輪を広げていくのが私たちの役割です。各スタッフはそれぞれに、そのための努力を続けています。子どもからお年寄りまで、カフェに集うお客様は様々な方たち。雰囲気は穏やかですが、皆が「誰かの手助けをしたい」という強い気持ちを持って働いています。その上で、街づくり拠点としてのカフェを機能させています。(山川マネージャー)

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「地域づくりには無限の可能性があります」鎌田代表
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カフェの食事を用意する店主は、日替わり制。 毎日バラエティーに富んだメニューを楽しめる

●第26号 (2021年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。

企業情報

社名
特定非営利活動法人ツナグバヅクリ
設立・創業年
設立年 2015年12月
資本金
特定非営利活動法人のため資本金無し
代表者名
代表理事 鎌田 菜穂子
従業員数
12名(内、女性従業員数12名)
所在地
185-0021 東京都国分寺市南町1-14-7
TEL
042-321-6730
採用情報