ライフスタイルに応じた柔軟な働き方が、顧客満足度の高いリフォームを実現する
<3つの特徴>
●事業内容:顧客思いの提案でリフォーム事業を展開
●育成制度:OJTや外部研修を中心に専門知識を学ぶ
●働く環境:在宅勤務などを活用した柔軟な働き方が可能
思いやりのある提案でリピート率の高いリフォーム事業を展開
2012年設立、中央区に本社を構えるイエスリフォームは、住宅や店舗のリフォーム事業を展開。コロナ禍で自宅にワークスペースを作りたい、自分なりの個性を出したいなど、様々なニーズに応え、年間100件以上のリフォーム案件を手掛けている。
低コストでデザイナーズ物件のようなおしゃれなリフォームが実現できることが、顧客から支持を得ている理由の一つと齋藤代表は説明する。
「お客様と直接やり取りし、デザインから施工まで、外注せずに全て社内で作業することで費用を抑えた提案ができます」
また、顧客からの紹介やリピートも多いという同社。企業理念に「お客様の期待を超えるサービス」と掲げているとおり、思いやりを持ったサービスを心掛けているという。
「例えば、キッチンを設置したいという要望を受けるだけでなく、なぜそこにキッチンを置きたいのかという理由まで聞いています。そうすることで新たな見せ方や動線など、お客様が期待する以上の提案をすることができます」(齋藤代表)
さらに同社の収益のもう一つの柱となっているのが、ウェブコンシェル事業。リフォーム実績を強みに、建設業者専門のホームページ制作では250件以上の制作実績をはじめ、様々な業界のウェブ制作や施工管理に関するアプリ制作などを行っている。
住宅リフォームとウェブ制作という同社の事業の2つの柱は、齋藤代表が建設会社とIT企業で働いてきた経験から来ているという。
「元々は建築分野に特化したIT企業としてこの会社を立ち上げたのですが、実際のリフォームも行ってほしいという声をいただき、今のようなビジネスモデルになりました」(齋藤代表)
企業にとって店舗のリフォームやホームページのリニューアルは、新たなビジネス導入時に合わせて行うことが多い。
「全く別事業のように見えながら、実はリンクする部分が多く、店舗リフォームとホームページの更新を同時にやりましょうと、まとめて提案できることも当社の強みです」(齋藤代表)
今後はAI分野にも進出し、図面を自動でCAD化する仕組みなどを作っていきたいと話す。
社員一人ひとりのスキルに応じた育成を実施
同社では、入社すると新人研修を受けた後にOJTで実践的な知識を習得していく。リフォーム事業部配属の場合は取扱メーカー主催の研修に参加することもあるという。
さらに、現場で分からなかった建築用語について個々で意味を調べ、代表からのフィードバックをもらう時間を設けるなど、個々の業務習得度に合わせた指導も行っている。
「仕事を通じてスキルを身に付けていきますが、分からない箇所があれば代表や上司から1対1で指導を受けることもあります。また仕事に必要な書籍やソフトウェア、オンライン講座なども、申請すれば会社の負担で購入・受講できます」(入社4年目、ウェブコンシェル事業部のモハマディさん)
また、業務に関連する資格の取得も推奨しており、受検の際は会社が費用を負担している。
残業時間削減に取り組みライフスタイルに応じた様々な働き方を実現
女性が社員の8割以上を占め、子育てと仕事で両立する社員も多い同社では、残業時間の削減にも取り組んでいる。例えば、会社から支給されたタブレットなどを活用して、全ての案件の情報を共有し、業務負荷を軽減。移動中などの隙間時間にも作業ができるため、仕事が効率良く進むという。
さらに、個々のライフスタイルに合わせて、短時間勤務制度やテレワークを利用することができるといい、子育て中の社員に対する気遣いも行き届いている。
「子どもの成長に合わせて勤務形態を変えながら、長く働いてほしいです。子育てをしながら、週の半分は在宅勤務という社員もいます」(齋藤代表)
現在、男性社員一名が半年間の育児休業を取得中とのことで、女性社員のみならず、社内全体に働きやすい雰囲気があるという。
「子どもが熱を出したときなど、フォローし合う体制が整っていて、とても助かっています」(入社5年目、リフォーム事業部、デザイナーの飯田さん)
当社の自己PR
リフォームの現場ごとに設備や図面が異なるので、デザインの提案に時間を掛けています。お客様の希望どおりに仕上がったときの喜ぶ顔を見ることがやりがいです。当社はコミュニケーションを取りやすいので、常に相談しながら業務を進めています。また、研修が豊富で、リフォームの知識をどんどん増やせる環境です。(飯田さん)
●第26号 (2021年10月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。