東京カイシャハッケン伝!

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わんポイント用語解説

解説02 ものづくり製造業用語「精密加工ってなんだ?」「金型加工ってなんだ?」

Q精密加工ってなんだろう?

わんポイントにいうと、ひとつの材料から最終形に削りだしていくことなんだなぁ。
例えば、小学生のときによくやった「粘土」から作りたい形にしていくことと同じなんだよ。

Q他には、どんな加工方法があるの?

金型(かながた)加工って方法もあるね。
同じように小学生のときにやったことのあるもので例えると版画かな。
彫刻などで彫ったものを、紙に刷っていくイメージだね。

一般的に部品を作りだす方法は、大きく2つに分けられます。
1つ目が「ある材料から様々な工具や機械を使用して任意の形に削りだしていく方法」です。精密加工とよびます。
2つ目が「型を作って、その型でできる部品を量産していく方法」で、金型(かながた)加工とよびます。
わたしたちが多く目にする身近なものは、量産品として作られています。金型加工で作られた製品が多いです。
一方、試作品やテスト品などは、金型を作らずに作業しますが(金型をつくるのにも時間もお金もかかる)、その精度は数ミクロンから数十ミクロンといった、想像を絶する世界です。
機械がよければ、要求精度に仕上がるわけではありません。
加工する素材の特徴を見極め、どの順番でどのように削るかなどをふまえて加工します。
加工技術力が高いとよばれるには、機械設備だけではなく、そういった卓越した人が重要です。