東京カイシャハッケン伝!

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しごと体験ワークショップレポート

未来の道路維持管理システムの立案体験ができる!

2025年9月18日(木)
宮川興業株式会社(1社目)

ITを使ったインフラ点検業務の効率化を考えました!

インフラ点検業務の効率化について考えたワークの成果を発表

この日1社目となるしごと体験ワークショップは、一般道路や高速道路にある、道路標示や区画線などの交通安全施設の設計や施工、それらに関連するシステム開発、販売等を手掛けている、宮川興業で開催されました。国や自治体など公共事業の実績が豊富で、AI技術を活用した道路区画線の診断システムを開発するなど、DX化も進めている同社で、「未来の道路維持管理システムの立案体験▶ITを使ったインフラ点検業務の効率化を考えよう!」というテーマの、しごと体験ワークショップが実施されました。
参加者は大学1~4年生の計10名。まず、事業説明を聞き、社内見学を終えた後、2つのグループに分かれて交通管理に関する新たなシステム立案に取り組みました。配布資料をもとに議論が広がり、各自が積極的に発言していきます。ワークではシステムの利用者となるターゲット層の設定から、システムの普及策の考案について考え、参加者は次々とアイデアを出していました。また、参加者からは「現在の道路の維持管理システムはどうなっていますか」などの質問が先輩社員に問いかけられ、いただいた回答を参考にシステム案がブラッシュアップされていきました。両グループともに、アイデアの中に複数のユーザーメリットを盛り込むことを心がけている様子などは、さながら本物の企画会議のようでした。
ワーク終了後はグループごとに成果を発表。先輩社員からは「どちらの案も魅力的、今後自社で開発していきたいアイデア」との高評価が伝えられました。一方、実際の開発であれば、課題になりそうな箇所も指摘され、参加者たちは、プロフェッショナルからの意見に真剣に耳を傾けていました。参加者たちからは、「新しい技術の話を聞けて良かった」「海外進出まで視野に入れるなど、中小企業に対するイメージが変わった」「あまり関心を持っていなかったインフラの技術進化に感銘を受けた」などの感想が寄せられました。

この後、移動と昼食をはさんで2社目の企業、コスモ計器を訪問。漏れを検査する計測機器を製造・販売する同社で、「ものづくりに欠かせない品質検査体験」としてエアリークテストを行うワークが行われました。
※製品の密閉性、漏れがないかを調べるために、製品内部に空気圧をかけ、圧力の変化を測定する検査方法

  • 社長による挨拶の後、先輩社員から詳しい業務内容をヒアリング
  • 配布された資料の内容を参考に、新しいアイデアを考案する
  • グループごとのディスカッションにも熱が入る
  • 先輩社員からの総括に真剣に耳を傾ける参加者たち