1日などの短期プログラムで、基本的に就業体験(職場での仕事体験)がありません※。また、参加対象は大学1年生や2年生などの低学年を含む全学年です。さらに、実施時期は長期休暇中に限らず通年で開催されます。なお、参加した学生の個人情報を企業が採用活動に活用することは不可となっています。これがインターンシップとの最も大きな相違です。低学年から気軽に参加ができる「オープンカンパニー」は、様々な企業や仕事を知るきっかけとなる貴重な機会です。
※低学年から参加できる就業体験を含むプログラムには、キャリア教育があります。
この特集のPOINT
- ●インターンシップと就活の関係を定義するルールができた
- ●低学年から「なりたい自分」を考えるくせをつけていこう
POINT

インターンシップの定義を再確認!
インターンシップなどの体験は、実際に働く社員や職場環境を直接見たり、肌で感じることで、自身がどの業界・どの業種に興味があるのか、どういった仕事が向いているのかを知り、自己理解や業界研究を深めることができる機会です。この特集では、今年度に大学3年生、修士1年生になる学生から適用される新たに定義されたインターンシップ*をわかりやすく、スケジュール別×形式別という切り口で説明していきます。
●オープンカンパニー
先輩たちが「1Dayインターンシップ」と呼んでいたものを「オープンカンパニー」という名称で呼んでいます。大学1・2年生から参加でき、座学での会社紹介や仕事紹介、現場社員による講演や先輩社員との座談会・交流会などがあります。
●インターンシップ
大学3・4年生以上を対象に、企業での就業体験を通じて、自分の能力を見極め、実践力を高める機会を「インターンシップ」と呼んでいます。インターンシップでは、必ず就業体験を行い、職場の社員が指導に当たります。インターンシップ終了後、学生はフィードバックを受けることができ、インターンシップに参加する大きなメリットに挙げられます。
*新たに定義されたインターンシップ:2022年6月に文部科学省・厚生労働省・経済産業省によって改正された「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(三省合意)」
スケジュール別
オープンカンパニー
インターンシップ
インターンシップは、学部3年生・4年生、修士1年生・2年生を対象とした5日間以上、または2週間以上の期間で就業体験を含むプログラムです。開催時期は、夏休み・冬休み・入試休み・春休みなどの長期休暇中となります。プログラムの目的・内容や無給/有給などの情報について、企業はHP等で公表することとなっています。
応募前には、インターンシップ募集サイトなどで、各企業の条件を細かくチェックするようにしましょう。
形式別
リアル開催
リアル形式のインターンシップは、実際の職場の雰囲気が分かりやすく、社員と対面で交流することができます。
ハイブリット開催
テレワークが常態化している企業では、職場とオンラインでのハイブリット型のインターンシップも開催されています。例えば「3日間以上のリモートでの就業体験」をした上で、「2日間以上の職場でのフィードバックや社員との対面での交流」を設けるというような組み合わせイメージが考えられます。
オンライン開催
入社後もフルリモート勤務になる前提の企業では、フルリモートでのインターンシップ開催を実施するケースもあり得ます。交通費も発生せず、遠方に住む学生でも参加できる貴重な機会です。どんな働き方が自分にマッチしそうかという視点も持ってインターンシップに参加してみましょう。
低学年からキャリアについて考えてみよう!
どんなキャリアを描き、どんな働き方がしたいのか、インターンシップ先の企業を選ぶ際に、キャリアを具体的にイメージできていた方が、より実りあるインターンシップになります。ぜひ、低学年から参加が可能なオープンカンパニーに積極的に参加して、自己分析や企業研究を少しずつ積み上げていってください。

インターンシップ参加者の声
- 5日間参加し社員の人柄や職場の雰囲気も知ることができました大学4年生
- 今までは受け身でしたが先輩社員と一緒に仕事をする中で主体的に動くことの大切さを実感しました大学4年生
- 実際に業務を体験することでその会社の仕事や業種の理解が深まりました大学4年生
- プレゼンテーションや書類をまとめるスキルを磨くことができました大学4年生
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●第33号(2023年6月発行)掲載