相談しない理由の代表格は、「恥ずかしい」「相手に申し訳ない」という気持ちのようです。ですが、相談された側からすると、頼りにされると嬉しいし、心を開いてくれたと感じます。もしアドバイス通り実行しても上手くいかなかったとしたら、アドバイスした方は別のアプローチを考えてみるなど、もっともっと応援したくなるのです。変化の激しい今の時代、一人で抱え込まず、まずはアクションを起こすことが重要です。何より、応援してくれる人が皆さんの財産となります。
通学や外出の頻度が減ったことで、就職活動について相談しにくくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。
相談することのメリットや、誰に相談したら良いのかをキャリアコンサルタントと一緒に考えてみましょう!
- 01.なぜ相談した方がいいのか?
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毎年、多くの学生から「もっと早く相談しておけば良かった」という声を聞きます。早めに相談しておけば違う選択をしていたのに、と話す学生が多いのです。改まって誰かに相談するのはハードルが高いイメージがありますが、まずは、相談の3大効果について把握しておきましょう。
- ①誰かに話すことで自分の考えや気持ちを整理できる
- ②不安や心配な感情を和らげる効果がある
- ③自分には無かった視点や知識を得ることができる
通学や外出の頻度が減ってきた今だからこそ、「相談」の重要性が高まっているのです。
- 02.相談すべき相手や方法とは?
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まずは家族や友達など、身近な人に相談するケース。あまり身構えずに、日常会話の延長で切り出してみるのが良いでしょう。相手はプロではないので、正解を求めるのではなく、参考意見として受け止める意識が大事です。
2つ目がキャリアセンターや公共の相談窓口を利用するケースです。客観的なデータを持っていますから、より的確なアドバイスが得られます。気軽にオンライン相談から始めても良いでしょう。なおSNSで相談する際は、相手が匿名の場合、情報が偏っていたり不安を煽られたりすることもあるので注意が必要です。また個人情報が漏洩しないよう慎重に相談しましょう。
まとめ
相談したらアクションしてみよう!
先輩たちの体験談
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キャリアセンターを活用!
様々な企業を教えてもらい、視野が広がりました。今まで探していなかった業界にも興味を持ちました(文系男子)
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家族のアドバイスが効果的!
身近な社会人である両親に、面接のコツなどを相談。自分との視点の違いに新たな発見がありました(理系女子)
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友人とのSNSコミュニティ!
直接会うことが少なくなり、SNS内での情報共有が活発に。雑談も混ざり、息抜きにもなりました(文系男子)
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先輩からのアドバイス!
社会人の先輩の体験談を聞き、励ましてもらってやる気が出ました!気持ちを整理することもできました(理系男子)
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キャリアコンサルタントに相談!
自己分析方法や、客観的に見てどんな企業が合うかといったアドバイスが企業選びに役立ちました(文系女子)
東京都、東京しごと財団では若年者向けの就職等支援を行っています。
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●第25号(2021年6月発行)掲載